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母、初POKEでテンパり、ダメ出し

母のカナダ初日、イエールタウンからFalse Creekへ向かう道にあったPoke  Barで腹ごしらえ。私は、Pokeをカナダで初めて食べたように思いますが、大好きです。

ここで買って公園で食べても楽しそう

さて、お店はガラガラ、注文する段になってまずはじめに「LargeとSmallどっちがいい?」と通訳します。
そこで、母私が日本語で聞いているのも関わらずなぜかパニックになり
「どっちでもいい」
いや、どっちでもいいじゃなくて、大きいのか小さいのかどっちがいいかって聞いてるの。店員さんも、紙の容器を示してジェスチャーでどっちがいいか聞いてます。
「大きいの、小さいのどっち?」
「いや、どっちでもいい」
「だーかーらー、どっちでもいいじゃなくてさ、どっちかに決めないと」
「どっちでもいい」
「・・・」

大か小か選ぶだけなのに、決められない・・・
私も苛立って「どっちなの?」
「どっちでもいい・・・」

果てしない押し問答に他の客が引きます・・・
私「すいません、小で」

その後は、ご飯を選び、キヌアもミックスして、トッピングを次々選んでいき、
「あれも食べたい、これも食べたい」
で、smallなのに、大盛りに・・・

Small の大盛り

「お母さん、なんでどっちでもいいって言うの?どっちでもいいってことないでしょう?」
と聞くと
「だって、早くしないと後ろに並んでいる人に迷惑かかると思って」

いやいやいや、誰も並んでないって・・・

母「ああやって、ひとつひとつやっていったら効率悪いでしょう。なんであんな事するの?」とダメ出し。
私「カナダの人は、誰も急いでないって。急いでたらPOKEなんか食べに来ないし」

母の感覚からすれば、注文してすぐ出てくるシステムが効率的で、具やソース、トッピングを一つ一つ注文するのが非効率的だと。
確かに、私もサブウェイなどのサンドイッチ屋でパンの種類から具やトッピングなど一つ一つ選ぶのはめんどくさいと感じていました。
でも、最近は店員さんと話しながらトッピングやソースを選ぶのが楽しくむしろ普通に感じるようになりました。

日本のコンビニのスイーツや弁当、ファストフードは全て完成しているので、カスタマイズすることはありません。自分で何も考えなくていい、決めなくていい気楽さがあります。
シンプルな反面、日本人の
「どっちでもいい」「なんでもいい」を助長しているような気がしました。
考えてみれば、うちの息子も「どっちでもいい」が多いのです。
私も、雇用主に「明日休みたい?それとも他の日がいい?」などとシフトのことで相談されると「どっちでもいい」と答えてしまうことがよくあります。(この「どっちでもいい」の英訳が難しいのですけど・・・)
今回、母の「どっちでもいい」に困ってしまった私は、自分も知らず知らずのうちに人が困るような返事をしているのじゃないかと思いました。

マイペース
暗くなっても大勢の人が行き交うFalse Creekの遊歩道

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