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計算ができないのは、マジなのか?

クライアントのアクティビティの一つとして、時々クラフトやアート教室に参加している。
最近は、イースターが近いのでイースターエッグやバスケット作りをして遊んでいる。
同僚の一人は、障害児教育や幼児教育に長く関わってきた人なのでクラフトなどのアクティビティを主導してくれる。
だがしかし、私は気づいてしまった。

私のほうが、全然上手いということに。
同僚は手慣れてるんだけど、センスがないんだよな。

カナダの絵の具などがしょぼいっていうのもあるけど、日本人は幼稚園から中学校に至るまで義務教育で水彩絵の具で絵を描いたり、粘土細工、工作などなど数限りなくやる。クラスのお楽しみ会やら、学芸会、入学式卒業式と飾りつけしたりポスター描いたり、横断幕作ったり。ひなまつり、こどもの日、クリスマスetc、子ども会でもなんかかんか作ったり、その蓄積が、実は相当なものだったようだ。いや、手先が器用なのは、日本人のDNAなのだろうか?

面白かったのが、色画用紙でバスケットを編むのを教えてくれるというので、それに従って一緒に作ってみたのだが、どう考えても色画用紙の長さが足りない。私が定規で測って、少し短いようだけど・・・と聞いても
「いや、測らなくてもいい、短くても、大丈夫」
というので、そのまま短いまま作ってみたが、やはり短いものは短いので、作れなかった。私の英語力が足りないのかと思ったけど、彼はただ単純に計算ができなかったのかもしれない。
ただ短いから作れないのでは?ではなく、この辺の長さとこの辺の長さがここと同じ長さにならないと、合わないですよね?ともっと丁寧に足し算をして、手取り足取り教えなきゃならないレベルだったのだろうか?

結論として、自分が見た目で見ておかしいと思ったことは、自分で訂正したほうがいいということだ。先生だからといって、日本人よりも器用とは限らない。こういうことが、1回や2回ではなかった。

日本の保育士や幼稚園教諭のイラストや教室のデコレーションなんか神すぎるよなぁ。

さらにカナダ人、もしかして地図も見れないのかもしれない疑惑がある。
先日、行こうとしたトレイル、Google Mapに従って行ったら通行禁止だった。それで、別の場所に行くことになったのだが、やっぱり同じ行き先になっている。同じ場所になんで行くの?通行禁止なのに?と言ってみるのだが、取り合ってもらえない。
結局、同じ場所に2回ドライブした。
さらに別のトレイルに行ったときも、そこじゃなくて、あっちの入口から入るから、と言ったのに取り合ってもらえず、結局迷った挙げ句に
「ここは行けない」
という結論に。
いや、だからさ、そっちじゃなくて別の入口があるんですが・・・

聞く耳持たないし、地図も読めないのか?
3人で地図見て、なんで道に迷うかな?

もうあれこれ説明するのめんどくさいし、あんまり訂正してもrespectが足りない人みたいだから、言わないけど。

悪い人じゃないんだけどね、カナダに来てからいわゆる先生とか先輩とかに当たる人がだいぶ微妙なことが多いんだよな。
しかも、自信たっぷりに言うからこっちもそうなのかなーと信じてしまう。
日本なら、学校とか職場で先生や先輩が間違えることはめったにないじゃないですか。
だから、絶対服従が基本。それで、失敗することもあまりない。
カナダでは、結構疑わないとやばい気がする。
なので、仕事などで先輩がやってることが怪しいときは、きちんと
「それ、間違ってないですか?」「いや合ってる」
「それ、間違ってますよ」「いや、大丈夫」
「それ、間違ってるから私にはできないです」
と、ハッキリ言えないとこっちも巻き込まれる恐れがあるな・・・

工作とか、ドライブぐらいなら命に関わらないけど、全く危ない国だなぁ。


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