見出し画像

最終話.Deep Dungeon Daybrake!!-1

◆◆◆前回のあらすじ ◆◆◆


 亮子が誘拐された!

 犯人は、前々回、実に憑依して欠片を奪おうとした【憑依体】。
卑劣にも、"狼騎士団"がとった手段で、PC達に『欠片』を取り返させようとしたのだ!

 彼女を救うために集まった、かつてNGSに関わった人達の協力を得て、PC達は亮子の奪還を目指す!

 NGS、最大の任務が今、始まる――!


GM 『欠片』は景文にとってのセンセイで、亮子の父である亮司が別のヤツを手に入れていたので、取引材料はある。
 しかし、彼らが欠片を手に入れたら正直色々ヤバイのは確実。『欠片』を材料にして彼らに近づき、亮子を救い、かつ『欠片』も取り返さねばならない――現在そんな状況です。

虎儿(GM) 「なーに、オイラ達が手助けすりゃなんとでもなるって!」

GM ……などと軽口をたたくヤツもおりますが、厳しい戦いが予想される……とまあ、そんな感じですが、みなさん準備はできたかな?

瀬那 おっけーです!

月華 おー!

景文 こちらも準備完了です。

GM ……では、早速だが任務依頼書。


画像1

画像2


一同 ふむふむ……。

GM じゃ、今回は瀬那ちゃん→月ちゃん→景文の順で成長報告をしてもらおうかな。……あ、今回は近況はナシです。最後の最後で≪疲労困憊≫スタートとか残念過ぎるしね。


◆◆◆ 瀬那の成長報告 ◆◆◆


瀬那 私は【不死】から【再臨】と、【邪眼】を覚醒。それと、自由成長分で【クイックカバー】、それからQoLを消費して【妖力解放】を覚醒しました~。


GM 【再臨】!? それはめちゃめちゃ硬くなるな……?

◆【再臨】……魔力に応じたHPを回復する【不死】のスキル。
◆【クイックカバー】……アクションを消費せずに【かばう】ができる一般スキル。


GM 【邪眼】も2回飛んでくるのかぁ……。

月華 とてもありがたい。

瀬那 武器を術具系に変えようかな……とも思ったんだけど、愛用してたエンハンスソードをここで手放すっていうのもなんかアレだったのでそのままですね!

月華 こだわり大事だよね。

GM 毎回成長後のデータは見ずに「前のデータなら厳しい」って感じにしてるんで、想定を超えた成長をされると割とビビるんだぜ。(笑)


◆◆◆ 月華の成長報告 ◆◆◆

GM じゃあ、次は月ちゃん!

月華 新規習得は【スキルアップ】、覚醒は【気魄】。自由枠とQoLで【心眼】と【隠形術】を覚醒。やれることは全く変わらず、少しずつ上乗せしただけですね。

GM 月ちゃんはブレないな~。

月華 取得枠がほんとアレでしてね。いっそ2枠使って枠外から変なの取った方が強いのは分かるんですけど、まあ、キャラ的にもそういうのはしないだろうなーってことで。

GM 【気魄】は回復量upか。……なにげに一発じゃもう全快にはならんのじゃね。

月華 強いからって急に【完全獣化】とか取り始めてもえぇ……でしょう。(笑)

GM せやな。(笑) ちなみに、CR5だから【散打】の威力が5Dに上がってるんだが……忍者刀の方が強いから出番無いか。

月華 各種コストの問題がありますしねえ。


◆◆◆ 景文の成長報告 ◆◆◆


景文 まず、財産ポイントを使用して調達ランクを3まで上昇。スーツと刀を調達しました。それと、医療キットとアタッシュケース、傷薬セット3組で治療回復量を増やした、という感じですね。

GM おお、大分装備が一新されたねえ。

景文 異能習得は宇佐美さんの【献身】を参考に【クイックカバー】を習得。覚醒は【オールマイティ】。自由枠は大センセイから改めて戦い方を習った態で【アタッカー】を習得しました。

GM ALL+2Dか。つえーな……。

景文 成長はそんなところですね。LPは16に。

瀬那 すっごぃ……。

景文 あ、あんまり話に支障なかったら刀は宮司の杜田さんから借りた、という態にしたいんですが。

GM おお、構いませんぞ。

杜田(GM) 「……景文君、厳しい戦いになるだろう? これは神守神社に伝わる守刀だ。良かったら使ってくれ」

景文 「ありがとうございます」 スーツも先生のサイズ直しかも。

GM みんなに生かされてるんだねぇ、景文は。……さて、それでは早速進めていこうか!


◆◆◆ 決戦前夜 ◆◆◆


亮平(GM) 「準備は万端なようだな」

景文 「はい」

亮平(GM) 「今しがた、景文の携帯に取引場所の指定があった。……場所は、神守町郊外の廃鉱山」

画像3


一同 マップが広い!?

GM ウェッヘッヘ、今回用の特別マップだぜえ!

亮平(GM) 「江戸時代~明治にかけてかなり奥深くまで掘られ、戦時中は防空壕としても利用された、かなり巨大な地下洞窟だ。ポイントは座標で示されているが……ほぼ鉱山の最深部、最下層だな」

瀬那 「廃鉱山の最深部……厄介ね」

亮平(GM) 「……期限は明朝5:00。あと12時間程だ」

月華 「余裕がないね……」

GM ぶっちゃけ、6Rめの終了時点でエリア3の「指定ポイント」に到着するのがまずは目標。

景文 「それまでにたどり着かないと話し合いにもならない、か」

瀬那 「急ぐべき……だろうけど、無策で飛び込むわけにもいかないし……難しいところね」

亮平(GM) 「最深部に到達するまでは、おそらく6時間(3R)程度は必要なはずだ。それまでにできるだけのことはしておこう」

景文 「わかりました」

宇佐美(GM) 「なに、僕らもついている。できないことなどないさ」

GM ……ってわけで、【ゲスト】についての解説。


画像4

画像5


GM みなさんは今回、10人のゲストに指示出しして、色々ボーナスを得ることができる。ゲストの利用は1Rに2回までで、各ゲストとも2回までしか援護はできない。……って感じだね。

一同 おお~っ!?

月華 それぞれの切札みたいなスキルばかりだね。

瀬那 千夏ちゃんは【治療】サポートなのね~。

景文 ……合津に名前が。(笑)

GM 心強かろう!

景文 これだけのサポートなしでは乗り切れないバランスってことか。

GM ウェッヘッヘ。その通りっ! それから初期イベントな。


画像6

画像7


GM イベントは調査系の【欠片】【ニーベルング族】、達成しておくと耐性とかボーナスもらえて有利になる【戦闘準備】、そして、エリア1より上の廃鉱内に仕掛けられた罠を見つけ出す【潜入調査】の4つだ。

瀬那 イベント自体は少ないけど重いわねえ。

GM 毎Rゲストの利用枠は使いきった方がいいぜ。

月華 洞窟内はトラップがあるのか……。

亮司(GM) 「奴らにしてみれば、取引じゃなく、強奪しても構わんだろうし、人質がいる以上、僕らは進む他ないよ」

景文 「やるしかないな……」

亮司(GM) 「とにかく、彼らの眼前までたどり着かないことには、救出どころじゃない。それはそれとして、僕の持ってきた欠片とニーベルング族についての調査も進めていこう。それらの能力が解れば、対策もできる可能性も上がるからね」

瀬那 「欠片……これ以上わかることなんてあるのかしら? ……ううん、決め付けるのは良くないわね」

景文 「ほんの僅かだけれど調査に割ける時間もある。……やれるだけのことをしよう」

真機奈(GM) 「そういうことね。……さ、今回のリーダーは景文、あんたよ。指示を出しなさい!」

景文 「……期限は神守町廃鉱山奥に早朝5時。目標はニーベルング族の亡霊からNGS代表代理央葉亮子を奪還。およびみんなが無事帰還する事。対象並びに遺産であるラインの黄金の調査を並行して進め、対抗策を用意。並びに侵入経路の確保。突入人員は10人と少し。でもこの仕事にはNGSが関わってきたみんなからの信頼がかかっている。
 ……だから、きちんと終わらせてこの前の仕事の打ち上げと先生の帰国パーティをまとめてしよう」

瀬那 「ええ、頼りにしてるからね。リーダー」(にっこり)

月華 「もちろん! 手を出してきたことを後悔させてあげるんだから!」

合津(GM) 「任せろ!」

千夏(GM) 「了解です!」

杜田(GM) 「これも何かの縁ですからね」

真機奈(GM) 「なかなかサマになってきたじゃない」

若松(GM) 「キミたちにはお世話になったしね」

(GM) 「面白くなってきた!」

血華(GM) 「さっさと済ませて羊羹でもつまもうじゃないの」

宇佐美(GM) 「うんうん、若いっていいねえ」

月華 忙しそう。(笑)

亮平(GM) 「やれやれ、この歳になってこんな大仕事に絡むことになるとは。……これが終わったら、本当に引退させてもらいたいね。後のことは、お前たちに任せてな」(三人の頭をぽんぽん撫でて)

月華 「それは、姉さんが戻ったらそっちに言ってよ」(ぷー)

亮平(GM) 「……ああ、もちろん亮子と一緒に、だ」

景文 「—―では。……NGS、出動!」

GM 「「「「「応!!」」」」」


◆◆◆ Round1 ◆◆◆


GM ではまずは例によってイニシアチブから!


イニシアチブは月華[18]→瀬那[7]→景文[6]。


GM 今回はオール混雑度1なので、露出は気にしなくて大丈夫だね。……代わりにHPとSPの消耗は多めになる予定だが。

瀬那 ふむふむ……。でもまぁ、とりあえずは進められるところを進めてからね。私は【欠片】だから、このままで。

景文 【ニーベルング族】の調査したいのでエリア8に。

GM では、景文は古書ギルドに到着。「ホントは閲覧不可なのも多いけど、今回は特別よ」と言いつつ、若松さんが書庫を開いてくれました。

景文 「お世話になります」

月華 《耐性:虚無[10]》まで乗るのが見えているってかなり怖いので、ここはやっぱり【戦闘準備】かなぁ。私はエリア6へ。

GM そちらでは宇佐美が敵の分析と下準備を整えているね。「幸い、君達が以前戦った時のデータがあるから」

月華 「話が早いね。必要な資材をまとめるから手伝って」

宇佐美(GM) 「サポートは僕の十八番さ」

GM ……ってことで、ファスト終了で月ちゃん~。


月華 「それじゃ宇佐美、さっそくお願いね」と言いつつ、【戦闘準備】。一回目……40。

GM たっか!?

月華 サブも同じで……25。よし、半分いった。

瀬那 すごーい!

月華 「よし、あの時の動きを基準とするのなら……そこから上に見積もっていくとこんなところかな? 宇佐美、こっちの数字まるめておいて。そういうの得意でしょ?」と、情報を雑に書き出し続けて、宇佐美に処理してってもらおう。

宇佐見(GM) 「ふむふむ、それならこの符である程度ダメージは防げるはず……。それと、これとこれかな」

月華 共有しやすいように情報を整理して見られるようにするのは、また別のスキルがいるんだ……「こっちは半ばまで進んだ、もう同じくらいもらえれば宇佐美が見れる形にしてくれる。そっちはどう?」と瀬那にパス~。


瀬那 はーい。「……えーと、合津君? 少し手伝ってほしいのだけど」って合津くんのボーナスつかって【欠片】いきます!

合津 「了解っす! 黒崎センパイ!」

月華 いけいけー!

瀬那 〈ミスティック〉で……28。ここはLPで1D足して……30? ぎ、ぎりぎり3段階。(笑)

GM しかし……合津にこの件何かわかるのか? こいつただのコミュ充で社会系の情報通なんだが。(笑)

瀬那 分析してわかったことをメモしててもらう係(?)で!(笑)

GM なるほど、資料整理とか、古書ギルドで景文のサポートをしてる若松さんとの仲介役とかを担当するか。

瀬那 それいいですね! じゃあ、そういうのをお願いしつつ、サブでも【欠片】。……22で2段階。

景文 こっちも半分行ったかー。

月華 ここまでは順調だね。

瀬那 「……もう少し、といったところかしら?」

合津(GM) 『えーと若松女史のいうことにゃですねー、ここがこうなってこうなって「わーん先輩、なんで私に頼んでくれないんですかー」ちょ、梨本邪魔すんな!』(笑)

景文 相変わらずだなあ。そこは。(笑)

瀬那 「あとでちゃんと頼るわ。安心して?」

千夏(GM) 「わーい! 私絶対頑張りますから―!」

瀬那 千夏ちゃんをなだめつつ、終わりです。(笑)


GM じゃあ景文ー。

景文 はいな。……では、ちょうどこちらに来てるようだから僕も合津の力を借りて、【オールマイティ[1]】も使って【ニーベルング族】を調査。

合津(GM) 「ひぃ~、忙しーな! だがこれもシンユーとカノジョのためだ! やってやらぁ!」

景文 「悪いね、合津君」

合津(GM) 「そろそろ呼び捨てでもいいんだぜ?」

景文 「わかったよ。……シゲ」(一同笑)

合津(GM) 「急にフランクになり過ぎだろっ!?」

景文 「……君には言ったことがなかったけれど。僕はこれまで友人というのを作った事がなかったから、人との距離感がわからないんだ」

合津(GM) 「知ってる。それも含めて央葉にはヨロシクって言われてたんでな。……まぁ、言うても所詮オレなんか小器用なだけのパンピーだからサ。手助けできるのもせいぜい情報集めくらいのもんだけどな」

景文 「この場で手伝ってくれるなんていうのは、充分じゃないか?」

合津(GM) 「でも、オレじゃダメなのさ。……央葉のヤツ、アレで結構悩んでたんだぜ。……アイツには"ハンディマン"みたいな万能の才能はなかった」

景文 「そうなのかい?」

合津(GM) 「指揮官としてはそれなりだ。……だが、アイツ一人じゃ仕事をこなせない。お前や、月ちゃんや、黒崎センパイがいないと、"派遣業"ができない」

景文 「……………」

合津(GM) 「だから、お前たちの生活や交友関係まで、できるだけフォローしようとしてたのサ。お前たちが気持ちよく仕事できるようにってな」

瀬那 合津くんめっちゃすこ♪

月華 イイハナシダナー。

景文 「NGSを自分の形としてどうするか、は悩んでいたのは知ってる」

合津(GM) 「あんなできた上司はいねぇと思うぞ」

景文 「……感謝してるよ。彼女には」

合津(GM) 「みすみす失くすのは損だぜ。……だから、絶対取り返せよ」

景文 「感謝という意味では君にもだけれど」

合津(GM) 「ヘッ」(照れ笑い)

景文 「僕は君じゃだめなんだ、とは思わない。君が今ここで情報収集する事が事態の解決への一歩だと考えている。……会社で言うところの必要な人材さ」

GM いやあ、前衛努められる奴がいないと。(笑)

月華 それなぁ。(笑)

合津(GM) 「オレはオレにできることをするさ。……お前はお前にしかできないことをやってくれ」

景文 「あ、あと、一つだけ聞いていいかい?」

合津(GM) 「なんでぃ?」

景文 「……もし、亮子さんがああいわなかったとしても。君は友達になってくれたのかい?」

合津(GM) 「どうだろうなぁ。……お前があの頃のお前のままだったら、正直わからん」

景文 「そうか……」

合津(GM) 「けど、そんなことどうでもよくないか?」

景文 「……どういう意味?」

合津(GM) 「どんなに良い奴でも、近くにいなきゃそ良い奴かどうかなんてわからんだろ。何がきっかけで縁ができるかなんて、誰にもわからん。……だから、できた縁を大切にすりゃそれでいーのさ」

景文 「わかった。そうする事にする」

GM では、合津は情報集めというか資料の共有のため、バイクで夜の街を駆けていくのでした――。

景文 バイク乗れるんだ。(笑) ……と思いつつ見送ろう。

GM じゃ、改めて判定だぜ。

景文 トータル8D……!


◆景文の〈スカラー〉判定(8U6[6]+0) → 5,5,5,5,5,11[6,5],5,5 → 46


瀬那 わー!?

景文 むぅ、あんまり回らなかった。

GM 回んなくてもでけーよ! 5と6しか出てねーじゃねーか!

景文 サブも同じくで、1段階成功。

GM マジかぃ。なんかみんながアホほど優秀ー。……って、おや? うっかり【欠片】と【ニーベルング族】のマーカー位置を間違えちゃってたや。

月華 ん? 何か変わるの?

GM 【欠片】は5段階の時点で1段階情報が開示されるはずだったんだよ。……というわけで、ちょっと巻き戻っちゃうけど。


画像8


瀬那 前のより強い!

月華 おお~。

GM DBも増えるので、エンハンスソードで殴る時にも利用可能だね。

月華 お強い!

GM まあコストは重いので使いどころを考えてくれたまい。……しかしこれ、【再臨】とのシナジー強過ぎなんじゃ……?

景文 90点回復?

GM まぁ、PCの成長後データは知らずに組んだから仕方ない。

瀬那 「……前のよりも強い力を引き出せそうね」

GM さらに情報を抜けば、『ニーベルング族がなぜ手に入れたがってるのか』まで抜けるぜい。

瀬那 引き続き頑張る!


◆◆◆ Round2 ◆◆◆

画像9


GM さて、2ラウンドめ~。

月華 あ、ちょっと相談させてください。私、宇佐美のサポート使っていいかな? このRで確実に抜いておきたいんだ。

GM なるほど、【ヘイスト】を使えばいけるか。

瀬那 私は大丈夫。

景文 僕も異議はないよ。

GM 案外、調査向きのゲスト能力がなかったからなあ。

月華 では、ファストで【ヘイスト】を使い、生えたサブで【戦闘準備】……30で2段階。「あと少し、このまま片付けよう。まだいけるよね?」

宇佐美(GM) 「タフネスさではまだまだ若い者には負けないさ!」

月華 ではサブで【戦闘準備】……むー、出目が悪くて1段階。

GM あと2段階だね。

月華 2回で抜ければ【移動】しておけたんだけど。……メインもやって抜きます。……うん、29で2段階!

GM うむ。では全員MAXHPとMAXSPに+15のボーナス、さらに《耐性:虚無[+10]》のおまけつき!

景文 おおー。これは大きい。

瀬那 わーい!

月華 現在値も上がる?

GM えー……。と言いたいが、いいよ。(苦笑)

月華 「よし、見やすいね、さすが宇佐美だ」

宇佐美(GM) 「なに、"ハンディマン"の元部下は伊達じゃないさ」

月華 「じゃあ、これはさっそく共有させてもらうよ、ありがとうね」

宇佐美(GM) 「……しかし、彼らも前回は遭遇戦だったはず。周到に準備をしている今回は、前回以上に力を発揮してくるよ」

月華 「承知の上だよ。……なに、こっちも腕は上がってるから」

宇佐美(GM) 「確かに、君達は強くなった。……でも、気をつけるんだよ。おじさんたちも全力でバックアップはするからね」

月華 「……ありがと。じゃあ、現場の下見に行ってくる」と、情報共有しつつみんなに連絡。

瀬那 「こっちも欠片の分析済ませたらすぐ向かうわ」と、返信しておきますね。


GM では、月ちゃんおわって瀬那かな。

瀬那 ではでは、引き続き【欠片】を調べます! まずはメインで……19。LPを足して、2段階!

GM 7段階まで成功。

瀬那 サブいきます! ……21で2段階。

GM あと1段階……だが、次に回すでいいかな? いちおー、現状割と早めに進んでいるので、余裕はありそうだけど。

瀬那 そうですね。次に回します。「……精神を欠片に同調させて……もっと深く……」と、遺物の記憶の深いところまで潜っていきます……!


GM ok! では次は景文~。

景文 まずは【オールマイティ[1]】を使用して、【ニーベルング族】を。5Dで……14。

GM 1段階で残り5。

景文 サブも調査。3Dで……5。全然ダメだ……。

若松(GM) 「焦らないで、真宵坂君。文献調査は根気が勝負よ」

景文 「……すいません。場所借りてるのに」

若松(GM) 「君達には例のテクストを譲ってもらった借りもあるしね。アレが野放しになっていたら大変だったわよ?」

景文 「あれは……でもただの偶然で……」

若松(GM) 「古書ギルドは受けた借りは返す……ううん、大概の"派遣会社"がそうよ。私達はそれぞれに営利や古書蒐集などの目的を持っているけど、根本的には異能者同士協力することで、私達の日常を維持することができているの」

景文 「はい……」

若松(GM) 「ケンカになることもあるけど、基本的には持ちつ持たれつなのよ。……だから、遠慮なく借りを返されなさい」

景文 「はい…ありがとうございます」

若松(GM) 「よろしい。……さ、日付が変わる前にもう一棚やっつけるわよ!」

景文 「勉強させてもらいます。先輩」……あの時は真機奈先生が率先して皆が調査し場を整えて十全に叩く事が出来たけれど、あれから自分はどこまで変わったのだろうか……。

GM ……と、そんなところでちょうど良い時間なので今日はここまでだ。

瀬那 あら、もうこんな時間!

GM こうこれまでに登場したゲストが次々声掛けしていく展開は燃えますね、GMとしては。(笑)

瀬那 PL的にも燃えてますよっ!

月華 積み立てた分の楽しみがある、キャンペーンの醍醐味だよねー。

GM そう言ってもらえると嬉しい。……それにしても、合津は思いのほかいい奴に育ったな。(笑)

景文 よいコミュニケーションをとるには愛称で呼び合うといいとかド真面目に聞いた結果があれだと思う。

合津(GM) 「てかあれだ、シゲよりユッキーで頼みたいね! シゲってなんか時代劇みたいでアナクロじゃん!?」

景文 「考慮する」

GM なんでそこだけ即決じゃないんだよっ!?(笑)


To be continued......

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?