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SNSを使うミレニアル世代が選ぶ、2018年の流行語とは? #ミレニアル世代流行語


今年もあと1ヶ月。

2017年12月にスタートしたこの「記憶に残るWebメディアの作り方」というマガジンでは、毎月SNSやネットのトレンドにまつわること、パラダイムシフト真っ最中のメディア業界でのプレイヤー変遷、そして私自身がプレイヤーをしていて叫びたくなること……などをだいたい月4本お届けしてきました(カオス)。

今回はスペシャル版として、前々回の記事で募集した #ミレニアル世代流行語 を発表していきます!


note、Twitter、Instagramから「ミレニアル世代で、SNSを2つ以上使っている方」に向けて回答を呼びかけたところ、450人の方々が、2526ものキーワードを挙げてくださいました。

私、塩谷が中心になって集めた……ということで、かなり偏りがある結果にはなりました。が、世の中のアンケートというものは総じて、どこか偏っているものですので、変な裏工作や微調整はせずにそのまま発表したいと思います(笑)。

回答数の多かったものから順番に発表します!上位10個くらいを発表しようかと思ったのですが、上位はさすがに有名どころが多すぎるので、上位60ワードを発表したいと思います(多い!笑)。


・TikTok

2018年を代表するアプリになったのでしょうか。私も重い腰をあげてやっとダウンロードしてみました。これ、見るよりやるほうが断然楽しいだろうな……。

・前澤友作さん( #Dearmoon ・ZOZOTOWN)

あらゆる面での得票が多かったのがZOZOの前澤社長。「ZOZOスーツ」はまた別でランクインしてますが、本当に話題につぐ話題でしたね……。Dearmoonは個人プロジェクトであり、ZOZOTOWNとは関係ないかと思うのですが、全てをバラすとランキングが前澤さん一色になりそうだったので、合算させていただきました(笑)。


・カメラを止めるな!

いや〜話題になってましたね。絶賛盛り上がってるときに私はNYにいたので、観れてないんです……(汗)。今からでも遅くない…?遅くないですか……???


・note(ピースオブケイク)

これは、noteで回答を募集したのでかなりバイアスかかってるかと思いますが……(笑)。でも2017年10月にCXOとして深津さんが参画されたこともあり、カイゼンが目に見える形でドゴドゴと進んでいき、本当に一つの「街」として盛り上がりを感じました。私も住人のひとりとして、めちゃくちゃ恩恵を受けています。



・落合陽一さん(WEEKLY OCHIAI)

NewsPicksでの番組「WEEKLY OCHIAI」を挙げる方も多かったのですが、その引き出しの多さや抽象思考力の高さに、多くの人がシビれていました。


そして著書が多い……以下すべて2018年に出版されたものです。

YouTubeで落合さんの出ている動画を一度みたら、関連動画が落合さん一色に染まってしまいました。アウトプットの力が常人のそれではない……。



・DA PUMP(U.S.A)

うちの姪っ子(2歳)も踊ってます。K-POPがガチでカッコイイ市場を牽引している横で、J-POPの「ダサかっこいい」はグローバルスタンダードになるのでしょうか……? 思い返せばY.M.Oの「君に、胸キュン。」とかも頭から離れないし、アンディ(ニューヨーク在住の友人)もそういう日本の「ダサカッコイイ」ポップスが好きらしいです。



・~み・~みが深い

一見若者言葉っぽいですが、私も使うので、30代くらいまでは使ってセーフな雰囲気じゃないですか?わかりみが深い。


・メルカリ

もうライフラインとして定着しましたねぇ。ちなみにアメリカでは、マンション内のSNSがあり、その中でいらなくなった家具を売ったり買ったりしてます。


・おっさんずラブ

これは私もハマりました。(入院中に一気にみてしまって夢にまで出た)これまでBLに興味はなかったのですが、なるほど、通常の男女恋愛モノとは違って、推しどころが多いこの構造……BLの良さを理解しました。わかりみが深い。


・Voicy

上半期にワッ!と盛り上がったイメージでしたでしょうか。私もずっとユルユル使ってます。これ、精神的な距離が一番近いメディアかもしれないなぁ。

ランキング上位に入るのはダイエット方法やお金の稼ぎ方とかが多いなぁという印象ですが、個人的にはNASAエンジニア石松さんのチャンネルが好きです。



・グレイテスト・ショーマン

事実を美化しすぎている……と批判の声も多い映画ですが、ミュージカル映画として、ダンスや楽曲が超強いですよね。アナ雪の「ありのまま」と同じく、自分らしくいる魅力を歌ったThis Is Meは、時代のトレンドど真ん中でもあります。




・あいみょん(マリーゴールド)(君はロックを聴かない)

IT系の人が並ぶ中で、あいみょん投票めちゃくちゃ多かった……。19歳の友人曰く、みんなあいみょん聴いてるそうです。




・箕輪厚介さん(箕輪編集室)(死ぬこと以外かすり傷)

あいみょんと同率ランクインでした。私のイベントにもよく「箕輪編集室所属してます!」って人が来てくれるのですが、なんと1000名以上ものコミュニティ会員がいらっしゃるようです。月額5940円という価格設定で1000人以上。す、すごい……。




・米津玄師さん(Lemon)

このLemonという曲はドラマ「アンナチュラル」の主題歌だそうです。カラオケですごく歌われているそう。この曲を暗記するまで歌って歌って歌った中学生たちは、アラサーになってもアラカンになってもカラオケで米津玄師さんを歌う未来がある気がする……それくらいエモい感じがします。


・BTS


アメリカでも超人気の韓国グループBTS。欧米の女性がアジア男性に熱狂する……というのは、エンタメ業界としてかなり異例なことだそうです。国連でのスピーチなど、音楽活動以外の側面を話題性を挙げる方もいらっしゃいました。


・平成最後の~

誰が最初に言い出したのか、「平成最後の〜」はトレンドワードでしたねぇ。今もなお!

私は昭和63年生まれなので、平成生まれな若者たちの「俺たちの時代が最後だぜ!」的なノリにのりきれなくて少し切ないのですが(笑)。でもいろんなイベントがあって、平成を懐古する楽しい夏でしたね。これ行きたかった。

しかし、フランス人の友人が「日本ってなんで独自の元号あるの?そもそも、時代の名前が変わるってめっちゃ不便じゃない???」って言ってて、確かになぁと思いました。



・安室奈美恵さん

マスメディア的なアンケートであれば超上位だと思うのですが、このニッチなアンケート企画でもたくさん票が集まっていてすごい……。安室奈美恵さんがイモトアヤコさんに「夢は叶います」と伝えた、というのを観て感動したさえりさんのコラムがすごく好きです(ややこしい)。



・あげみざわ

けみおさん発の流行語ですね。彼の楽曲「どこまでいっても渋谷は日本の東京」を挙げる方もいらっしゃいました。10代に圧倒的人気のインフルエンサーですが、彼がロサンゼルスに暮らして、そこの毎日をYouTubeで発信し、何十、何百万の日本のティーンたちがそれを楽しみに観ている。

自然とアメリカの暮らしや価値観が伝わっていてすごい……こういう時代になったのか……!!!と思わされます。


・ゆうこす(菅本裕子)

彼女がトレンドガールとして名を轟かせたのはおそらく2017年なのですが、もはや事務所の社長として、若手育成に回っているから強いなぁ……と。

かつ、最近はガジェットレビューが早い、的確、ユーザー目線で非常に参考になって超絶インフルエンスされちゃってます。これはOsmoPocket欲しくなる。


・CASH(光本勇介さん)

たぶんこのアンケートをとる直前に、このニュースが出ていたことも票数に大きく影響を与えているかもしれませんが……お金の仕組みを変えたり、流動性を高くするスタートアップは2018年の注目株でしたね!



ここから、長くなるのでキーワードのみ発表させていただきます!


・アンナチュラル
・万引き家族(是枝監督)
#metoo
・King&Prince
・大谷翔平選手
・Google pixel
・Instagram
・はあちゅうさん(旦那観察日記、しみけんさんとの事実婚)
・ZOZOSUIT
・チームラボ(ボーダレス、プラネッツなどの展覧会)
・iPad Pro
・Vtuber
・オンラインサロン
・半分、青い。
・Netflix(Queer Eye、ブラックミラー、テラスハウスなどの話題作も)
・NewsPicks
・polca
・チル
・けみおさん(どこまでいっても渋谷は日本の東京~~)
・IGTV
・Oculus Go
・slack
・田中圭さん
・エモい
・LGBT(Q)
・UUUM
・荒野行動
・ぺこ&りゅうちぇる(りゅうちぇるさんのメディアでの発言に支持多数)
・樹木希林さん(広告「あとは自分で考えてよ」)
・Tinder(マッチングアプリ)
・Alexa
・ONE(レシート現金化アプリ)
・SHOWROOM
・Spotify
・YouTube
・バーフバリ
・花のち晴れ
・龍崎翔子さん(HOTEL SHE)
・西野亮廣さん
・ビジネスモデル図解シリーズ
・Amazon prime
・大迫はんぱないって



……などにも、多くのコメントが集まりました!熱い思いと一緒に投稿してくださったみなさん、ありがとうございます!!


もちろんトレンド入りが全てではないのですが、そこについての個人的な考えなどは、以下「記憶に残る、Webメディアの作り方」の方に向けた有料ゾーンで語らせていただきたいと思いますm(_ _)m



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新刊『小さな声の向こうに』を文藝春秋から4月9日に上梓します。noteには載せていない書き下ろしも沢山ありますので、ご興味があれば読んでいただけると、とても嬉しいです。