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【詩】視線




木漏れ日の中を歩く
眩しい君の上で
まだらな木陰がうつろう

見惚れていた私は
目が合いそうで
少し視線を逸らす

君はしゃがんで
花々を見渡し
飛び回る蝶を眺める

隣の友達が
耳元で何かを囁き
二人で笑うと

風が吹いてきて
蝶がひらひらと
舞い上がる

目が合う




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