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全国の自治体・金融機関と連携して日本中の企業にプロ人材を届ける。アライアンス推進チームが描く未来予想図とは

現在、全国7箇所(2022年6月末時点)に拠点を持つサーキュレーション。地方でプロシェアリングを活用していただくために欠かせないのが、アライアンス推進チームの存在です。地方銀行などの金融機関と提携し、Win-Winの関係を構築しながら、地方企業の経営課題の解決や事業を成功へと導いていきます。

では、なぜそもそも地方銀行と提携をする運びになったのか。そして、多くのビジネスマッチング先を抱える金融機関と、なぜアライアンスを拡大し続けられているのか。
そんな疑問を解き明かすべく、アライアンス推進チームのマネジャーである猪俣 菜央さんにお話を伺いました!

アライアンス推進チーム マネジャー 猪俣 菜央

全国にプロシェアリングを展開すべく設立3年目からアライアンスがスタート

―最初に、アライアンス推進チームを立ち上げた経緯について教えてください!

アライアンス推進チームの発足は2017年。サーキュレーションのプロシェアリングを全国地域にいち早く広げるため、支社を展開しようと決めたのと同じタイミングです。

アライアンスが必要だったのは、「地方」であることが理由です。地方企業は、テレマーケティングにも馴染みがなく、新しいサービスや関係性のない企業からの提案を受け入れるには時間がかかると予想されました。自社で直接企業にアプローチするよりも、間に地方銀行など信頼度の高い機関が入ったほうが、安心して新しい人材活用方法であるプロシェアリングを活用していただけるだろうと考えたんです。

2018年に、金融庁が地方の金融機関に対して人材紹介業を解禁したタイミングが重なったのも、アライアンスを積極的に進める判断をした理由の一つですね。

―現在サーキュレーションは、70以上の金融機関とアライアンスを組んでいます(2021年10月末時点)。約5年間でここまでアライアンスを拡大できた要因はなんだと思いますか?

金融機関の習慣やスタイルに合わせて、きっちり、丁寧にコミュニケーションを重ねていった結果ではないでしょうか。私たちは、アライアンス推進チームが立ち上がった初期段階から、泥臭く地道な努力によって人と人との繋がりを積み上げてきました。その結果、金融機関からも信頼をいただき、提携に繋がったと思います。

一度利用していただければ、プロシェアリングが非常に役立つものだと分かってもらえます。最初の一歩こそ大変でしたが、銀行間で口コミのようなものも広がるので、徐々に信頼していただきやすい環境になっていったと感じます。

現在は毎月、全国の金融機関から250以上の案件をご紹介いただけるようにまでなりました。数を闇雲に追うよりも、一つひとつのご紹介に質の高い対応をしていくことの方が重要ですが、その結果として量がついてきているならば、これほど嬉しいことはありません。

「金融機関の習慣やスタイルに合わせて、きっちり、丁寧にコミュニケーションを重ねました」

コンサルタントと連携しながら案件獲得のための施策を実施

―なるほど。アライアンスは当初、どのように進めたのでしょうか?

基本的にコールドコールによる営業です。実際に提携する運びになったら、銀行の各支店に対して案件の紹介数を増やしていくための様々な施策に取り組んでいきました。プロシェアリングに関する勉強会の実施や、何かあった際はサーキュレーションを思い出していただけるよう情報発信などを行いました。基本的に支社のコンサルタントと一緒に取り組みますが、それぞれの金融機関に合わせた勉強会のプログラム開発は、アライアンス推進チームが担っています。

―普段の業務ではどのようなことを行っているのでしょうか?

いくつかの役割に分かれていて、メインのプレイヤーはいくつかのエリアを兼任し、そのエリアで強化していくべき施策に取り組んでいきます。例えば九州や中四国エリアが新規開拓を重点的に行いたいフェーズであれば、今期に実行すべきアプローチをコンサルタントと擦り合わせながら決定していくイメージですね。もちろん、毎月の紹介案件数目標の達成度もチェックします。

そのほか、金融機関に対する紹介フィーの支払いフローを回すアシスタント業務や、データ管理やコンテンツの作成・発信など、企画業務を行うメンバーもいます。

2019年、白河市役所で開催された「白河市観光振興計画 進呈式」にて、
猪俣が座長として福島県白河市の観光振興計画書を鈴木和夫市長に提出した

ただのアライアンスにとどまらず、地域や社会に大きく貢献していきたい

―すでに一定の成功を収めているアライアンス推進チームですが、今後の展望について教えてください。

金融機関とのアライアンスそのものに関しては、提携先にサーキュレーションをすぐ想起してもらえるような仕組みやコンテンツづくりに注力していきたいです。また金融機関は取引先企業に対してSDGsに関する提案を行っていますから、それを共同提案ができるような体制も構築できるといいなと考えています。支社のコンサルタントがより活動しやすくなるようなサポートも、継続的に進めていきます。

―金融機関へのアプローチ以外にも、実現したいことがあるとお伺いしました。

二つあります。一つは、行政機関の案件獲得を強化することです。これまでにも自治体の案件を単発で採択していただくケースはありましたが、今後はアライアンス推進チームが主導して、地域の支援をしていきたいと考えています。

例えば2022年には、富山県の伝統工芸にまつわる事業の運営企業として採択していただけました。衰退しつつある文化や技術をきちんと継承し、なおかつビジネスも成り立つように、マーケティングや製品づくりをプロ人材がサポートする。こうした案件を通して、地方創生という大きな意義につながる取り組みができればと思います。

ゆくゆくは行政そのものにも入り込んで、事業の企画作成まで担うプラットフォーム的存在になりたいですね。

富山県「伝統工芸ミライ創造事業」のLP(https://www.toyama-dentokogei-mirai.circu.co.jp/

もう一つ目指しているのが、社会におけるプロ人材活用のルールメイキングです。現在当社に登録していただいているフリーランスの方々は、仕組み上、社会保障が手薄になっている存在です。彼らがより働きやすくなればプロシェアリングはより盛り上がっていくはずですから、社会の仕組みを整える、ルールを創る側としても貢献していきたいです。

「社会の仕組みを整える、ルールを創る側としても貢献していきたいです」

経験は問わず、「本気の燃えるような想い」を持つ方を歓迎

―そんなアライアンス推進チームで働く面白さは、どんなところにあるのでしょうか?

大前提として、私はアライアンス推進チームを単に「エリアでの商機を創り、リードを獲得する部門」だとは思っていません。アライアンス推進チームの真の役割は、サーキュレーションの存在意義をより大きなものにしていくことです。

金融機関との連携だけではなく、先ほどお伝えしたような地域創生やルールメイキングなど、サーキュレーションが持つ力を最大限発揮するために新しいやり方を考えて、実際に動いていく部隊だと捉えてください。こうした未来に向けた取り組みに関われるのが、アライアンス推進チームの面白さです。

―今後、どんな方にジョインしてほしいですか?

メガバンクや地方銀行で法人営業の経験がある方、コンサル経験がある方なら、当社で働くイメージはしやすいのかなと思います。行政案件や地方創生に携わったことがある方も適性は高いでしょう。

とはいえ、こうした経験が必須だとは思っていません。一番必要なのは、地方創生や地域活性化に対する想いです本気の燃えるような想いがある方は、大歓迎します。

「未来に向けた取り組みに関われるのが、アライアンス推進チームの面白さです!」

お互いにフォローし合いながらやりたいことを実現できる環境

―最後に、サーキュレーションへの入社を考えている方に向けたメッセージをお願いします!

アライアンス推進チームには「これをやりたい」という強い想いを持った方が多く、また組織自体もそのために必要な取り組みをしっかり実現できる環境が整っています。お互いにフォローしあう文化もありますから、安心して自分がやりたいことを持って入社していただけたら嬉しいです。

実際、先ほどお話ししたルールメイキングは、経営からの意向も踏まえて私自身が提案して進めている取り組みです。ボトムアップで意見を伝えていける企業なので、社歴も立場も関係なく、自分の想いはどんどん発信してください!

サーキュレーションでは共にプロシェアリング市場を創る仲間を募集しています!