「私が諦めていい数字じゃない」活躍する新卒1年目と新卒1期生マネジャーが語る、働くことの責任とやりがい【10周年記念企画・新卒8期生】
2024年1月6日で設立10周年を迎えるサーキュレーション。当社では設立2期目の2015年から新卒採用を行ってきました。2016年卒の1期生をはじめとして、現在は新卒8期生までが入社しており、新卒入社メンバーは総勢70名以上になっています。
今回は10周年を記念して、「Talk Baton」と題し、創業1年目から今まで各年に入社した「元・新卒」の皆さんを対象に、後輩から先輩へのインタビューをリレー形式で回していきます。
創業時の8名から今では300名近くになり、組織も毎年どんどん成長し変化していくサーキュレーションで、どのようなキャリアを歩み、どのような自身の変化を楽しんできたのか。これからどのような未来を描いているのかについて、新卒の先輩・後輩同士ならではの率直な想いを話し合っていただきます!
ラストを飾る第8回目はこのお二人!
1.1,000人の中の1人になるより、自分の役割や裁量を持ちたい
すみれ:優作さんとお話しするのはほぼ初めてなので、ちょっと緊張します(笑)
優作:1期生と8期生だもんね〜。本当に初対面の会話で恐縮なんだけど、どこ出身なの?
すみれ:広島です。大学も広島大学文学部で、インド哲学を専攻していました。元々、人の精神的な部分や、死んだらどうなるんだろうということに興味があって、インド古語(サンスクリット語)を和訳してました。
優作:すごいニッチだね!結構珍しいと思うんだけど、大学院も含めて地元の広島で就職しようとは思わなかったの?
すみれ:大学院はあまり考えていなかったんですが、就職は最初地元で、と考えていました。広島で就職すれば引っ越しもないし、地元の友達も公務員、先生を目指す人が多く、「この職業につけば問題ない」という感覚はあったので。
でも、「このまま地元で就職していいのかな?」と思っちゃって…。もっとたくさんのことに挑戦したり、知ることができる環境があるんじゃないかと思って、東京で就職先を探そうと決めました。
優作:じゃあ、地元の友達からしたら「ベンチャー企業に就職するんだ!」ってびっくりしたしただろうね。サーキュレーションを知ったきっかけは何だったの?
すみれ:媒体からのスカウト経由でトライアウトに参加したのがきっかけです。
ある会社について調べて、1時間でその企業への提案内容を考えるグループワークをやる中で「プロシェアリングって何でもできるビジネスなんだ!」と衝撃を受けました。
優作:他社は見てなかったの?
すみれ:私の就活の軸は2つあったのですが、その両方があったのがサーキュレーションでした。
1つ目は地元で育った中で感じていたことなんですが、地域の中小企業などの課題解決の機会が東京と比べるとやはり少ないなと思っていました。なので、事業としてこの問題に取り組む企業に魅力を感じていたんです。
2つ目は私自身のポジションとして、若いうちから1,000人の中の1人として働くよりも、200〜300人規模の会社で自分の役割や裁量を持って仕事をしたいと思っていたので、ベンチャー企業を中心に見ていました。
その中でサーキュレーションの革新的なビジネスモデルやビジョンはまさに私の理想に近くて、入社を決めました。
優作:それは確かにピッタリだったね!僕が入った2016年は全国展開する前の構想段階だったけど、今は広島にも中国支社があるし、全国から若松さんみたいな想いを持ったメンバーがビジョンに共感して集まってくれるような会社になったと思うと感慨深いな。
2.泥臭く、お客様や成果に向き合うベンチャーとしての魅力
優作:若松さんはすごくインサイドセールス職(以下、IS)で活躍している印象を勝手に持っているんだけど、最初ISに配属された時はどうだったの?
すみれ:正直に言うと、ISが第1希望ではなかったんです。FLEXYが第1希望だったので、最初は正直納得感があまりなくて…(笑)
優作:最初は納得感がなかったんだね!今はすごく生き生きしてるイメージがあったから意外だった。配属も含めて、入社してからのギャップ、1番衝撃を受けたことは何だった?
すみれ:思った以上に泥臭いなと思いました。でも、その泥臭さを楽しんでいる人がいるな、って感じですね。お客様のために、成果を出すために、大人でもこんなに泥臭く仕事に熱中するんだって驚きました。
入社前の社会人のイメージって、「決められた仕事を決められた時間でやり切るもの」だと思っていたんですよ。でも、サーキュレーションでは達成すべき目標はあってそれを実現するための制度や仕組みはあるけど、完全に「決められた」仕事はなくて、それぞれが自分のために考え尽くして、泥臭く成果に向き合っているんだなって思いました。
優作:そこはやっぱりベンチャーなんだよね。
入社前とのギャップを感じて、それはポジティブに受け入れられたの?それともネガティブに感じた?
すみれ:「やっていいんだ!」って、ポジティブに感じました!
特に私は何事にも時間がかかるタイプなので、変に制限されずに「好きなように仕事をしていいよ」と挑戦を後押しされているのがありがたいです。
3.「私が諦めていい数字じゃない」逆転達成できたときの想い
優作:今はISにいると思うけど、お客様にアプローチする以外の活動では何をやってるの?
すみれ:自分で手を挙げて、サーキュレーションのCIRCUIZM(当社の行動指針)を刷新する全社横断プロジェクトの「CIRCUIZM UPGRADE PROJECT」に入っています。
あと驚いたのは、ISのリード施策の担当にいつの間にか任命されていました(笑)年明けにマネジャー陣だらけのミーティングに突然アサインされて…。
優作:めちゃくちゃいいじゃん!何でアサインされたのか聞いた?
すみれ:なんでここに?!みたいな気持ちでした(笑)アサインの理由は直接は聞いていないです。
優作:若松さんの成長をすごく期待しているんだと思うよ!
僕もこれまで成長したタイミングを振り返ると、本業以外の場所で、部署横断のプロジェクトに入ったときに1番成長した実感がある。
自分個人の数字を上げるだけじゃなくて、組織としてどう生産性をあげるか考えることで、自分の視座も上がる。それが、自分の業務効率化にも繋がったし、組織全体の働きやすさにも繋がると思うから、若松さんにも頑張ってほしいな。
優作:そういえばこれまでポジティブな話が多かったけど、これはモチベーション下がるなーっていうことは何かあった?(笑)
すみれ:日々ありますよ〜!(笑)
11月のことなんですが、前月にあまりアポを組めなかったこともあって、月次商談目標数30件に対して月初の時点で2件しか設定できてなかったんです…。マネジャーとリーダーそれぞれとの1on1面談で「目標達成できそう?」って2人から問われてしまいました。
優作:おお、それはしんどいね…。結果はどうだった?
すみれ:結局、月50件とって250%達成しました!
優作:マジか。それはすごい。達成に向けてどうやって巻き返したの?
すみれ:がむしゃらでした。
それまでの自分のやり方を捨てて、直属のリーダーに「絶対達成したいので相談に乗ってください」と相談して、そこで言われたことを全部やってみました。
優作:その「絶対に達成したい」っていう思いってどこからくるの?
すみれ:もともと負けず嫌いな性格なのと、あとは「マッチアップ先の2人のカレンダーを埋めなきゃ!」っていう気持ちが原動力でした。
私と組んでいただいているITチームのコンサルタントの先輩のお二人には、IS連携の中で丁寧にフィードバックや指導をいただいていて、育てていただいているなあ、とすごく感謝しているんです。
もしこのまま達成できなかったら、私の追っている数字って、私だけの成果じゃなくて、お二人の成果やお客様の課題解決にも繋がることなので、「私が諦めていい数字じゃない」って思いました。
優作:すごく素敵なスタンスだと思う。局所的にはそういう大変な時期もあると思うけど、ISをしていて1番やりがいを感じるのはどんなとき?
すみれ:一度、IS立ち上げのニーズでアポイントが取れたことがあり、実際にお客様への価値提供に繋がった時は嬉しかったです。
ISってどうしてもお客様への提供価値が見えにくいときがあると思うんですよ。だからこそ、「この時期に連絡してくれてありがとう」って電話口でお客様に言われたり、リアクションをもらえると、自分の仕事の意義をより感じることができて嬉しいです。
優作:なるほど。確かにISは1人だけでやっている仕事じゃなくて、コンサルタントとの連携も含めて全社的な視点でお客様に向き合うことが多いから、直接感謝されたときの感動はひとしおだよね。
4.マネジメントの責任と機会、人生に「波」を創るということ
優作:若松さんは3〜5年後にこうなりたいっていうイメージってある?
すみれ:5年後は正直まだ全然見えていません。でも、リーダーやマネジメントの領域にはチャレンジしたいなと思っています。
今は「お客様へどう価値提供するか」という視点しかないので、全社的な視点を持つとどう変わるのかとか、戦略をどう作るのか、イメージが全然つかなくて。それを20代の若いうちから経験できるのは貴重な機会だと思うので、挑戦してみたいです。
ここからは、私からも優作さんにいくつか質問してもいいですか?
優作さんが入社した時は今よりもベンチャー色が強かったと思いますが、そこから会社も変化する中で、ロールモデルや「こうなりたい」という目標ってどう決めていったんですか?
優作:こうなりたい、というよりも期待に応えたい、という気持ちが強かったかな〜。
メンバーであれば成果を出す、一人前になるためにひたすら頑張る。
リーダーならユニットの業績、メンバー育成も多少したり、戦術にも関われるから、その期待に応えようっていう思考だった。
けど、マネジャーは自分自身で旗を立てなきゃいけなくなって、初めて「自分がどうなりたいか」めちゃくちゃ考えた。
すみれ:そうなんですね。考えるにあたっては、例えば本を読んだりされたんですか?
優作:本もたくさん読んだけど、自分一人で考える時間が多かったよ。「なんで働いているのか」「なんでここにいるのか」をひたすら考えた。
僕の結論としては、何か1つの軸となるものはなくて、複数の要素が折り重なって今ここにいるんだなって思っている。
すみれ:今の私の目線だと自分以外のことはあまり見えていないんですが、複数の要素ってどんなものがあるんですか?
優作:1つは「この会社、めっちゃもったいない!」の解消に貢献したいということ。どの会社も多かれ少なかれ伸びしろは常にあるけど、うちもそうで、面白いビジネスだからこそ、まだまだ事業も組織もさらによくできる点がたくさんあると思ってる。
もう1つは、今いる尊敬するメンバーと少しでも一緒に長く働きたいから。そのためには会社や僕自身も、新しいチャレンジをして成長していかないと。メンバーの成長機会の提供、適切な水準の報酬、やりがい、お客様への価値提供ももっと高いレベルで推進したい。
マネジャーであるということは、それらへのインパクトを与えられる機会と責任をもらっているということだと思っていて、それが今自分がこの会社にいる意味だと思っているよ。
すみれ:なるほど。「もったいない、まだまだ良くできる」という思考なんですね。
優作:僕は日々の仕事も含めて、物事が思い通りに行かないときほど、一人ひとりが果たせる役割が増えると思うよ。「自分がこういう戦略や行動をしたから成果を掴み取れました」って言えたら面白い人生じゃん。
すごく楽しいこと、すごく苦しいことをどちらもたくさん経験して、そのアップダウンの「波形」が大きくなったり、増えていくほど、豊かな人生になると思えたら素敵だよね。
すみれ:いい状態のままずっといられたら一番でしょうけど、人生ってそんなに上手くはいかないですよね。私自身も楽しいことも、失敗したりもありますけど、その分たくさんの機会をもらっていると感じています。
優作:僕は前評判だけど「若松さんはめちゃくちゃ優秀」って複数部署の人から聞いてたんだけど、今日改めて話をしてみて、強くて、頼もしいなって思った。
人の気持ちを動かすのがビジネスだと思うから、それに繋がる哲学というバックグラウンドがあるのも素敵だよね。しかもそこで得た知識や考えに固執してなくて、仕事のなかで現実をしっかり見て、成果や目標や責任に対してコミットしているし、バランスが取れていてすごくいいなと思ったよ。
すみれ:ありがとうございます!恐縮です…。
優作:今回こうやって新卒の絡みで話せてよかった!若松さんのこれからの成長がすごく楽しみです。今日はありがとう!
すみれ:とても貴重な機会でした。ありがとうございました!
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