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世界でただ一人の染色職人によるマーブルプリント「pas deux pareils」初のメンズアイテムが登場

POESIES(ポエジー)店頭でもサンプルをご用意し、全6柄からお選び頂けるパーソナルオーダーも大変好評でした、pas deux pareils(パ・ドゥ・パレイユ)初のメンズアイテム「アロハシャツ」が入荷しております。

当ブランドのディレクターでもある水野氏が、去年の夏にこのアロハを着ていました。格好良いなと思い、よくよく聞いてみると「自分が着る分しか作っていないんだよね」とのこと。
これをぜひ商品化して欲しい、というやり取りを半年ほど交わし、このたびようやく実現に至りました。

BOHEMIAN柄のアロハ。まるでアウトサイダーアートを思わせるような幾何学模様。民族的なクラフト感とアートな雰囲気が共存し、不思議な魅力を放ちます。

夏のメンズの着こなしは、結局Tシャツありきでとてもシンプルになってしまうので、このくらい大胆な柄のアイテムが一枚あってもよいのでは、というPOESIESの提案です。
普段、柄のアイテムを着ないという方にも、案外すんなり受け入れて頂けると思います。落ち感ある素材が身体に馴染み、かつサイズ感が計算されたビッグシルエットのため、これを着るだけで不思議と仕上がった印象に。

さて、改めてpas deux pareilsのストーリーについて書いてみたいと思います。
このアロハはHONEYEE.COMや繊研新聞などメディアにも取り上げて頂きました。


Pas deux pareils は100年前にヨーロッパで開発されたマーブルプリントを世界でただひとり継承する野瀬守可氏と、デザイナーの TSUTOMU MIZUNO によるコラボレーションの末に誕生した、京都マーブル のファクトリーブランドです。野瀬氏の技術は世界的なラグジュアリーからもオファーが絶えず、近年では Kim Jones 率いる Dior の2020年フォールメンズコレクションで、Shawn Stussy が描いたアートワークをマーブルプリントで作成し、世界にその存在感をアピールしました。

ーHONEYEE.COMより



鮮やかな色、ニュアンスを含んだ色が、繊細な線や粒となって複雑に入り組んだ模様を作り、さらにそれらが大きくしなやかに流れるデザインとして現れる。どんなに線が細く点が小さくても、そしてどれほど多くの色を使っても、隣り合う色が混じって濁ることはなく、どこまでもビビット。「京都マーブル」のマーブルプリントは、世界のさまざまな美に触れてきた人こそが目を奪われ、いったいどのようにして染められたのか、染色の知識をもってしても工程を推し量ることができない、魔法のような技法です。

ーキム・ジョーンズやMame Kurogouchiとも
コラボした京都マーブルの魅力に迫る




「京都マーブル」というネーミングやその奥深しい色柄のため、日本の伝統技法と思いきや、実はスイスやドイツで100年以上前に誕生した技法とのこと。90年代には発祥の欧州でも、その技法は途絶えたとされています。
フランスの某H社は、テキスタイル部門のアーカイブの古いアルバムで見つけた繊細な模様を再現したいと、長年この技法の担い手を探していたそうです。
そして辿り着いたのが〈京都マーブル/野瀬守可氏〉だったという逸話があります。



当アイテムはメンズのワンサイズ展開。

素材はシルクを感じさせる上質なポリエステルを使用。シワになりにくいのも非常に嬉しい。

BLACK MARBLE ¥31,900
身長170cm代前半の僕が着ると程よいオーバーサイズ
モノは違えど、ストリート感覚で着る着こなしもカッコいい、という個人的なおすすめ
京都マーブルとコラボしたDIORメイキング動画より


すでに完売の色柄もございますが、間もなく再入荷も予定しています。詳細はお気軽にお問い合わせください。

今夏のワードローブとして大活躍してくれると思います。是非POESIES店頭でご覧下さい。

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POESIESは、23AWが立ち上がるまでの期間、週末営業とさせていただいております。
皆さまのご来店お待ちしております。

幡ヶ谷の甲州街道沿いに突如現れたコンセプトアパレルショップ「POESIES」とは?
fashionsnap.comより

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