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CITIZENの強み vol.1 ~技術の追求~

こんにちは!シチズン時計 採用担当の梅山です。
シチズン時計が、ものづくりの上で大切にしていること、それが「技術と美の融合」というポリシー。

この記事では、その「技術」と「美」について、二回に分けて詳しくお話していきます。まずは、シチズンを代表する「技術」についてです。


Eco-Drive

いまや当たり前となっているソーラー時計。実はシチズンがその分野のパイオニアであることを知っていましたか?

それが「エコ・ドライブ」という技術で、(エコロジードライブの略で「人・社会・環境にずっと優しく、ずっと動き続ける」という意味が込められています。)文字板に光が当たることで電気を発生するソーラーセルを内蔵し、クリーンエネルギーで動き続ける時計の仕組みを開発したのです。
開発当初は文字板上にむき出しになっていたソーラーセルも、形を変えながら進化を続け、デザインの幅が大幅に広がりました。

このエコ・ドライブは1996 年に業界初のエコマーク認定を取得。2014年には、時計を通じて消費者のエコ意識向上に貢献したと評価され、時計業界で初めて「エコマークアワード 金賞」を受賞しました。現在も、エコドライブ搭載の2.98mmという驚きの薄さを実現した「Eco-Drive One」、ダイバーズウオッチ、Bluetooth 等、新しいモデルが多数開発されています。

電波時計/サテライトウェーブGPS

電波時計とは、誤差 10 万年に 1 秒という正確さをもつ “原子時計”をもとに送信される標準電波を受信し、自動的に時刻を修正する時計。つまり、いつでも正確な時刻を得られる時計です。
この技術開発にいち早く取り組んできたシチズンは、1993 年に発売して以来、薄型・小型・多機能など、新機能を他社に先駆けて次々に開発してきました。

そして 2011 年、シチズンはこの電波時計を更に進化 させた「サテライトウェーブGPS」を開発します。従来の電波時計は電波塔が発信する情報を受信していましたが、サテライトウェーブGPSは宇宙空間を周回する人工衛星から情報を受信するため、地球上どこにいても正しい時刻を最短 3 秒で表示してくれるという画期的な技術なのです!

さらに 2015 年には、位置情報と時刻情報の両方を取得できるGPS機能を開発したことで、タイムゾーンをまたぐ旅行も安心して続けられるようになりました。シチズンの正しい時刻を刻む時計づくりへの挑戦は、これからも続きます…!

デュラテクト

続いてご紹介するのは、購入した腕時計を新しいまま、できるかぎり長く使ってほしい。そんな願いが込められた技術、「デュラテクト」です。
いくら大切に使っていても、長く使っていればどうしても小さな傷はできるもの。そんな傷から時計を守るために、金属素材に特殊加工を施し、表面硬度を高めて傷つきにくくする技術を開発しました。それが、表面硬化技術「デュラテクト」です。
この技術の誕生によって、大切な時計をいつまでも美しく使い続けることが可能になりました。また、ゴールドからシルバー、ブラック、ピンクまで、さまざまな美しい色調も実現しています。

News! 

2022年10月、新色として「デュラテクト DLC ブルー」を開発しました!
これは21年ぶりのこと。是非チェックしてみてくださいね ↓

スーパーチタニウム™

シチズン時計では、「素材」への挑戦も続けています。バンドやケースなど外側部品の新素材としてチタンに着目。チタンはステンレスと比較して約二分の一の軽さ、また金属アレルギーの方でも使える優しい金属です。その上さびにくいという特長も持っています。

「軽い」「肌に優しい」「さびにくい」という理想的な特長を持つチタニウムですが、欠点は柔らかく傷つきやすいことでした。シチズンは純チタニウムに、独自の表面硬化技術デュラテクトを施すことにより、素材自体の硬度を上げ、傷つきにくさを実現しています。さらに独自の加工技術で様々な形を作り出し、磨き上げています。美しい輝きと色合いを維持しながらも、快適な着け心地でご愛用いただける「スーパーチタニウム™」はこのように誕生したのです。

おわりに

いかがでしたか?
シチズンの長い歴史を振り返ってみると、それぞれの時代に様々な新しい機能や技術を生み出してきたことが分かります。エンジニアはまだ誰も見たことのない時計を生み出すべく、日夜開発に取り組んでいるのです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回の記事もお楽しみに!


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