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お化け屋敷

むか〜し、何十年も前、私が多分小学校1、2年生だった頃に、子供の私の感覚では家から少し離れてあまり知らない場所だった記憶がありますが、お化け屋敷が開かれました。

確か家族4人で行って、母はお化け屋敷は苦手なので幼い弟と一緒に待っていたと思います。

私と父が2人でお化け屋敷に入りました。
入るといっても屋外だった気がしますが。
どこかの空き地だったかもしれません。
昔は結構空き地がありましたからね。

子供の私はお化けは本当は怖いけれど好奇心もあるし、父と一緒だし!大丈夫!と自分に言い聞かせ、父と2人で恐る恐る少しずつ歩みを進めていきます。

暗がりから一生懸命に私達を驚かせようと、今の時代とは完成度が違う、明らかに人がお化けの格好をして怖がらせに来ているというようなお化け達が現れます👻
その度にちょっとびっくりしたりしなかったりしながら、子供にしては割と淡々と出口の方に近づいていきます。

あともう少し行けば出口!という辺りでもうひと推し!アルバイトのお兄ちゃんがお化けに扮したような、なんとなく覚えているのはガイコツのような衣装を着た人間が、ワァーッ❗️と追いかけてきて、少し冷めたような目で見ていると、向こうもまたどうにかしてこの子生意気な子供を怖がらせようと、2度3度とワァーッ❗️
子供なら素直に怖がって泣けばいいのに、向こうがやればやるほど冷めていく可愛くないガキ。

向こうもムキになっているのか、あんまりしつこいので最後に私がそのガイコツお化けに向かって吐いた一言。

「あんた誰❓」

可愛くなーい😅
そして立ち尽くすお化け。

子供の強がりからついあんなことを言ってしまった。
なんであんなことを言ってしまったんだろう。
素直に怖がればよかったのに。
せっかくみんなを怖がらせようとお化けに扮して一生懸命やってくれたのに。
子供にあんなこと言われたらお化けだって商売上がったりですよ😓

あの時はごめんなさい、お化けさんm(._.)m

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