名古屋で開かれている芸術展で、「表現の不自由展」と題して、従軍慰安婦の少女像など賛否両論が出そうな作品が展示されている事が、キナ臭い事態に発展しています。

僕の考えを言うと、まず日本には「表現の自由」という原則があり、非難や批判はあるかも知れませんが、過去の反省から国家や行政が検閲をしてはいけません。

しかし、河村名古屋市長が「撤去を要請する」と言ったり、菅官房長官が「補助金を出すかどうか検討する」と発言したりしています。

文化事業に対しての公的な補助金については、表現の自由の原則を考えると、どのような思想の物であるから、この事業には補助金を支出しないと行政が決めてしまうのは疑問があります。但し、表現の自由と言っても反社会的な物や、公序良俗に反するものは除いてもいいでしょう。しかしこの件に関しては、認識の差や差別的な感情が入る物であり、そのどちらでもないと思います。

また、スタッフを名指しした過激なクレームや、ガソリンの携行缶を持って行くという脅迫が多数寄せられていると言います。これに対しては、余りにも国民の程度が低いと嘆かざるを得ません。

元慰安婦少女像の展示中止、愛知

「ガソリン持って行く」と脅迫も

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