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紫波町へ来ています

今週、期間内に取れなかった夏休みの代わりに数日お休みを頂いて、妻の実家がある岩手県紫波町へ来ています。

紫波町といえば最も「成功例」として紹介される「地方創生」「公民連携」の事例の1つオガールプロジェクトで有名ですね。

プロジェクトの概要は、様々なサイトや雑誌で紹介されているので割愛しますが、多くの方が多くの視察を受け入れ、華々しく紙面を飾るこのプロジェクトについても、常に"変化"が求められていて、10年はおろか、5年後の絵姿すら確定したものはないのだな、ということを訪れるたびに感じます。

前回の「官民連携?公民連携?」でも書いたように、行政はそういった”変化するかも、しなければならないかも”ということにとても抵抗感を感じる組織なので、「拡張の余地」「柔軟性」「民間活力の活用」の裏返しとして「未完成」「不透明」「行政責任の放棄」などのロジックによって忌避されがちなことは想像に難くありません。

イチ公務員として、そんな行政の「二の足踏みがち体質」を「ウチのトップがさぁ」と首長の責任にするのはよくある話ですが、それを言ったところで何も変わる話ではなく、僕自身は愚痴を言い続けながら退職を迎える公務員人生には興味がないので、自分の周りから変えていこうと思います。

余談ですが、いわゆる地方創生界隈で「オガールプロジェクト=成功例」というイメージが強いと思いますが、地元の方々から見たらあくまでも一つの民間施設付き公共施設ってイメージのようで、他の自治体と比較して特別であるという認識は薄いようでした。
この辺り、「特にプロジェクトの背景について深く知られなくても市民生活が向上すればそれでいい」と紫波町が考えているのか、そうではないのか、気になるところです。

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