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コーヒーと私 vol.1

これまたどこから書けばいいのか。
自分の大部分を構成している「コーヒー」との関係を掘り下げてみようと思います。
今や血液の半分くらいコーヒーなんじゃないかと思うほど、日々の水分のほとんどをコーヒーで賄っている自分。
今の生き方やキャリアの考え方に大きく影響することになっているので、文字にして少し紐解きます。

それほど長期連載にはならないと思うけど、コーヒーブレイクと思ってお付き合いください。

胸キュン小説にハマった少年時代

自分とコーヒーとの最も古い接点を遡ってみると、コーヒーが飲めるようになるはるか前、若者の胸キュン小説といえばこの方、村山由佳さんの「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズとの出会いでした。

このシリーズ、マジで全ての中高生に読んでほしい!と心から叫びたいほどオススメです。

ネタバレは避けますが、小説の中に出てくる喫茶店「風見鶏」のオーナーに憧れて、彼のように絶品のコーヒーを淹れられる大人になりたいと思ったコーヒー飲めない男子です(笑)
普通に「なんで大人ってこんな泥水みたいな飲み物(失礼)飲んでんだろ」とか思ってました。

コーヒーショップでのバイト

そんなこんなで大学生になった花岡が、選んだバイト先がJRの駅改札前のコーヒーショップでした。

選んで理由は単純で
①なんかカッコ良さそう
②コーヒー飲めるようになれそう
③駅改札前だからバイト終わったら即大学へ行ける(実際は結構サボりがち)
というもの。

正直①が最も大きい理由でしたが、②はまさしく狙い通り、コーヒーショップの開店作業って、必ずコーヒーマシンの1杯目の味見(テイスティング)があるんですよね。(実際には1杯目は破棄するから正しくは2杯目)

実は通っていた大学の学部が3限から(要は午後から)しか授業のない学部だったため午前中は空いていて、「5:30-12:00でバイト」「そのまま大学へ」「13:00から授業」というスタイルでした。
そのため、毎日毎日朝は必ずコーヒーを飲む、というのがルーティンになっていったという素敵な話(素敵か?)

バイトの3年間では、コーヒーが飲めるようになるだけでなく接客のコツというか、今の役所人生につながる良い経験が積めたことを覚えています。
朝のJR改札前のコーヒーショップには、NHKの『ドキュメント72時間』よろしく、さまざまな人が立ち寄ります。

毎日決まった時間に来る常連、電車が遅れていることに腹を立てながら時間を潰すために入店する人、彼氏(彼女)との待ち合わせでソワソワしている若者、そんな人間模様を眺めながら「早くコーヒーだせやノロマ(意訳)」的なプレッシャーを受けたりする窓口職場的な経験を積むことができたのは、そっくりそのまま役所人生に生きてます。

続く

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