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行政と民間との間に横たわるもの vol.2

今週も始まったnoteな日々。
先週のエントリーでは「”官民連携”って聞こえはいいけど軽々に使って大丈夫なのかな?」「どうしても行政と民間との間には壁というか言語の違いみたいなものがあるように思ってる」といった具合に、花岡が今まで感じてきたモヤモヤについて書きました。

この感覚を自覚したのは、杉並区でシステム部局に配属された後、業務改善のための様々なデジタルツールなどを検討している頃だったんじゃないかな…確か(うろ覚え

新しいことを試してみることへの後ろめたさ@行政

当日の杉並区では、GIS(地理情報システム:誤解を恐れずに言えば仕事で使うGooglemapみたいな地図のシステム)導入当初で、「これ使って何ができるの?」ということをしきりに考えてました。

というかシステム入れる前にその辺は議論すべきだし、実際会議的なことはやったんでしょうが、いざ導入した後に「んー、ちょっとよく分からない」とか「ウチ(の部署)で使うって言った?」みたいなため息事案が多発していました。

最も利用率が高く、システム同時接続数の大半を占めていた清掃事務所(ゴミ集積所の管理簿を廃棄して、システムに全面移行したので当然だけど)を除き、他の部署では使うどころか「食わず嫌い」の状態に。

「それ使って何すんの?」「通常業務で忙しいんだけど」
みたいな空気感の中(実際こんな言い方された訳じゃないけど)、なんとかGISに親和性の高い業務はないか、とか、ほら、こんなこともできますよとかシステムベンダーの営業っぽいことをしてましたが、結果は惨敗。
※そもそもシステム以前に役所各部署の業務内容を把握するだけでも一苦労なので新卒には無理ゲーでした。

とはいえ、日々他課の職員と話す中で、「なんで役所ってこんなに後ろ向きなんだろう」「新しいことを考えてみよう、みたいな気持ちってないんかな?」という気持ちが募るようになりました。

とりあえず手の届くところから直してみる

一方で、システムベンダーと関わることが多かったせいか
「ある程度保険はかけるけど新しい機能やシステム、仕組みの導入・改善は当然のこと」とか
「今通常毎日30分かかる処理を10分に短縮できれば、年間で◯万円分の人件費が浮く」
といった思考になっていきました。

テキストで出力された人事異動データをエクセルに貼り付けてチマチマ作業していた異動処理、accessでやってみたら楽じゃね?と言って参考書片手に自動処理フォーム作ったのは良い思い出です…(accessの利用は引き継ぎの問題とかバージョンアップの問題とか色々あるけどね笑)

その後、「excelやaccess使った業務改善程度ならGoogle検索で大体イケる」と感じてからは、とにかく自分の周りの業務で改善・短縮・省略出来そうなものを片っ端から自動化するマシーンになりました。

続く…(まだまだ


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