エロマンガみたいなオフパコをしてきた
その日、僕は愛車にまたがり最寄りのインターチェンジのゲートを通過した。
「通行可」の表示から一拍遅れてETCバーが跳ね上がる。
三速にシフトアップし、ジワリとスロットルを開く。Vストちゃんのエンジンがうなりを上げ、キャンターに入れた若駒の様に加速する。
流れていくアンダーパスのオレンジ色の灯火を眺めながら、僕は不思議な感慨を抱いていた。
今日のツーリングの目的地は峠道でも、絶景ロードでも乗馬クラブでも競馬場でもない。
関東某所のラブホテルである。
僕は今日、名前も知らない人