ゲーム音楽は吹奏楽も良いよね

2019年9月28日 13:14

私はゲーム音楽が好きですが、中でもオーケストラコンサートが好きです。多分、ゲーム音楽が好きになったきっかけがオケを軸としたDQ音楽だったからなのかと思います。

なので、長らく「ゲーム音楽を生で聞くならオケが一番！」という固定観念を持っていました。吹奏楽などは、失礼ながら「オケから音が減った劣化版」とすら思っていたかもしれません（そもそも弦楽器の音色が好き、というのもあるかも）。

そんな私の愚かな固定観念を打ち砕いてくれたのが、東京ゲームタクト2018の「吹奏楽で響かせるバトルBGM史」でした。

公式サイトは↓　2018の情報はもう掲載されていませんが…

2083には曲目は残ってました。

オケの方のチケットが取れなくて代わりの気分で行ったんですが、まぁ～めちゃくちゃ良かった！　特に四魔貴族バトルは本当に素晴らしかった。

四魔貴族バトルって過去にもオケでも聞いたことあったんですが、正直実はそんなにピンと来てなかったんですよね。ネガっぽくなるので多くは語りませんが、やっぱこの辺りはゲームオリジナルが一番で、生演奏はどうしても無理やりになってしまうのかなと思っていました。

でも、この吹奏楽は全然違った。原曲の良さを最大限に引き出しつつ、生演奏の迫力と臨場感もバッチリと演出されていました。吹奏楽ってすげえや、と考えを改めさせられた、今でも記憶に強く残っている公演です。

吹奏楽はオケよりも音は少なくなりますが、その分洗練されて聞きやすかったり、むしろ楽器の縛りが減ることで幅広い表現ができたりするものなのかなと。私は音楽的な知識は皆無ですが、自分の中ではそういう解釈をしています。

というわけで、YouTubeで最近聞いて良かったゲーム音楽の吹奏楽演奏を紹介します！（本題）

【吹奏楽】ポケットモンスターブラックホワイト・ブラックホワイト2

ポケモンBWの曲って吹奏楽っぽいのが多いんですかね？まあそういう曲を選んだってことなのかな。生音ながら、ゲームオリジナル音源にとても近い印象の演奏に思えます。

もう全部大好きですが、「いにしえのうた」から「ENDING～それぞれの未来へ」までの流れが素晴らしい。個人的にNが好きっていうのが大きいかもしれませんけど。

特に「ENDING～それぞれの未来へ」はポケモン全楽曲の中でもトップクラスに好きな曲なので演奏してくれて本当にありがとうございますって感じ。

「チャンピオンアイリス」入れてくれたのも嬉しいですね。この曲入れるためにタイトルがBWではなくBW2になったとどこかで読んだ気がします（適当）が、それだけあって気合いの入った演奏です。

ああ、しかし私は何故この演奏を生で聴きに行っていないんだろう…。

noteでもTwitterでもしつこいくらいブレワイの音楽を推していますが、本当に良いんです。曲目と順番にも強いこだわりを感じます。公式のゼルダオケではやらなかったモルドラジーク戦が聞けるのも◎。まあモルドラジークはやっぱり一度弦楽器の音で聞いてみたいのはある。

「カッシーワのテーマ(勇者の詩ver)」は公式のオケとはだいぶ違う方向ですが、こっちもまた良いですね。メインテーマのフレーズに入る直前が一番好きなところなのですが、オケのように金管での演奏よりもこの吹奏楽の木管（オーボエですかね？）演奏の方がより情緒があって好きかも。

前に挙げた2つに比べるとUNDERTALEの曲はあんまり詳しくないのですが、こちらはややオリジナルよりはアレンジ強めの印象。まあ音源が音源なので当たり前かもしれませんけど。

「Heartache」「Spear of Justice」「Megalovania」辺りが個人的に好きな曲で全部入っていてくれて嬉しいのですが、吹奏楽ならではの良さがあるなと思ったのは「Spider Dance」。ジャズらしいスイングがたまらぬ。

こちらも原曲にだいぶ近い印象の演奏。やっぱり音が減ることで原曲に近くなるのかな？FF12のような壮大なメインテーマも良いですが、この演奏みたいにしっとりとした演奏も良いですな。

屋外だったりそもそも2010年の動画だったりで音質はアレだけど、演奏がパワフルで非常に良いです。こんなの学祭でやってたらめっちゃ興奮するだろうなー。

というわけで最近聞いて良かった吹奏楽でした。探してみると、ゲーム音楽の吹奏楽ってあんまり無いんですよね。気になる演奏は機会を逃さないようにしたいものです。

吹奏楽じゃないんですけど、珍しいコンセプトの演奏動画があったのでご紹介。「あ、あの曲！」とか「あれ、これ何の曲だっけ…？」ってイントロクイズ的に楽しめますのでおすすめ。

上の方で吹奏楽の良さに気づかせてくれたのがゲームタクトって話をしましたが、オケ以外にも興味を持たせてくれたのがこのアルバムでした。

DQ好きな人にはぜひ聴いて欲しい。なかなか聴く機会も無いかもしれませんが、マジで名盤なので興味のある方はぜひ。

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