具智元選手の活躍をみて

先に断っておくが、ラグビーについてはあまり、興味はなかった。一応、ルールは知っているが、学生時代に交流戦を見に行ったぐらい。ノーサイドのスピリットは素晴らしいとは思う。けれども、サッカーの方が断然好きだし、今だに選手の名前とか、知らない。ワールドカップがこんなに盛り上がらなかったら、彼の名前すら知らなかった。

25歳の「韓国籍日本代表」。まさにこの、「韓国籍」のあとに「日本代表」とつながったときの違和感。決して相容れない、水と油。こんなことを自然体でやってしまっている彼は、もしかすると、とんでもなく凄いことなのではないだろうか。

Twitterなどネット上では「韓国籍だけど」とか、「それでも侍」とか、「君が代を一生懸命歌っている」とか、様々だ。ラグビーの世界では当たり前なのかも知れない。しかしながら、その当たり前が自然と受け入れられている。このことが、いかに凄いことか。

国籍にかかわらずナショナルチームに所属して、その国を背負って戦うという、ラグビーの一味違った世界だからこそ、このようなことが起こり得るのだろう。

お父さんが彼に、「日本代表を目指しなさい」と仰っていたそうだ。普通の韓国人の父親では、絶対に言えない言葉。人生をかけてラグビーに打ち込んでいる息子に、かけた言葉。器が大きい。いや違う。器がそもそも違うのだ。

スコットランド戦での彼の涙は、リアルタイム見た訳でもない。なのに朝から、私自身の涙が止まらない。

彼の存在を知らせてくれたラグビーに感謝。ワールドカップにも、もちろん。日本代表、応援しています。

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