見出し画像

【フランス一周車旅】移動(モナコ→リヨン)&リヨン編

いよいよ旅の最終目的地リヨンへ。


移動距離518km

途中、ヴァンスとアネロンに立ち寄って、リヨンまで518km、約5時間の移動でした。

イタリア側は山なので避けて、マルセイユあたりまで戻って、内陸に進みました。

マティスの最高傑作 ロザリオ礼拝堂

朝早くモナコを発って、まずは、ロザリオ礼拝堂へ。モナコ、カンヌなどCôte d'Azurを過ぎると、一気に曇り空に。フランスの北側に戻っていくんだなーという感じが増してきました。

マティスの最高傑作と言われるロザリオ礼拝堂は、住宅の並びに静かに立っていました。建物、ステンド・グラス、壁のタイルに描かれた絵、祭壇など全ての装飾をマティスが構想し手がけた礼拝堂です。

朝10から開園でしたが15分くらい前に到着。数人、同じように待っているお客さんがいましたが、驚いたことに、日本人が3人もいらっしゃいました!1組のご夫婦と1人で来られた方。

1人で来られた方は、この礼拝堂がとても好きで数日通っているとのこと。「朝日が入り込むところを見たかったけど、今日も曇天で残念」とおっしゃっていました。

あいにくの雨&曇り空…
部屋の角にありましたが、これが何用なのか…用途が不明でした。色が綺麗な濃い青で、南仏の海の色でした!
中庭から眺める礼拝堂の外観。礼拝堂内部の写真撮影はNGでした。
美術館の全体像。お庭の花と窓の緑、壁の白とマッチしていて、可愛らしい雰囲気でした。
周辺の景色はこんな感じです。赤茶色レンガの屋根が広がります。

Jars(ジャス)の陶器を求めてアネロンへ

今回のフランス旅行で楽しみにしていたことの1つ、Jars(ジャス)の工場兼ショップにいくことでした。ちょうど、リヨン付近にあったので、モナコからリヨンの道中に立ち寄る予定にしていました。

普段、家でも使っていて、カラフルな色や質感が気に入っています。電子レンジや食洗機もOKなので、とても使い勝手が良いです。

Jarsの食器について
1857年にフランス南西部のリヨンで創設された伝統ある陶磁器ブランド「Jars」。厳選された材料を使用し、高い技術を持った職人の手でひとつひとつ丁寧につくられています。「実用的なものを美しく」という創業者のピエール・ジャス氏の理念の元つくられる陶磁器は、美しい釉薬の色使いと使いやすいシンプルなフォルムが特徴です。

https://www.japan-interior.com/collections/jars

場所はこちら。畑が広がる風景のなかにあります。

工場&ショップの入り口です。珍しく、晴れ。
工場がメインの敷地。向かいにショップがあります。
ショップの入り口です。Boutique d’Usineと書いてあります。
アウトレット感がたまらないです!ショップのとなりは工房でした。
日本でも人気なのか、日本食が流行っているからなのか、「和」を意識した食器シリーズもありました。
戦利品はこちら。あと、手前のお皿の大判を2枚を購入。円形のお皿は別ブランドで多く持っていたので、四角をメインに選びました!使うのが楽しみです。

紅葉と水が映える街 リヨン

リヨン滞在中は、天気に恵まれました。比較的中心部に滞在したので、リヨン中心までは、メトロやトラムで簡単にアクセスでき、観光しやすかったです。滞在先周辺にはめちゃくちゃ大きいカルフールもあって、買い出しには困らずに済みました。

ローヌ川とソーヌ川を中心に広がる街でした。高台からの眺めが綺麗で、紅葉も一役かっていました。
川沿いはお散歩にちょうどよいです。穏やか。
リヨン美術館。かつては王立修道院として使われていた建物だそうです。4階くらいまであり、見ごたえ十分です。
修道院だったからか、中庭がとても素敵でした。

ラ・トゥーレット修道院

この度最後のル・コルビジェ建築は、ラ・トゥーレット修道院です。リヨンから車で1時間ほどで行くことができます。内部を見るには、ガイドツアーへの申し込みが必須です。予約した際に支払いがうまくできず、現地で支払っても良いか、メールで問い合わせたところ快くOKしてもらえました。英語のツアーです。

こちらのサイトから申し込みができます。

敷地内を進んで駐車場へ。木と木の間に駐車するようになっていました。この先に、修道院があります。
外観。同じ回に申し込みしていた人が20人ほどいました。ツアー時間までは周辺を自由に散策しました。
反対側から。手前にある3つの角は、協会に採光用の窓で、下に協会があります。
修道院から見える風景。フランスの田園風景が広がります。
内部に入って最初に見学したのが「談話室」でした。左右に本棚があり、一面はガラス窓、一面はコンクリート壁です。
壁には、風を通したり、光を入れたりするための、とても細長いドアがついていました。このタイプの細長いドアは、いたるところに使われています。
ル・コルビジェらしく、修道院内には、赤・緑・黄・青が使われています。
修道士のみなさんが講義を受ける教室。教壇の横には十字架、窓一面にフランスの田園風景が広がっていました。
食堂。奥にキッチンがあります。だいたい4~5人のテーブルが、10個ほどありました。
食堂の奥にあるキッチン。黄色と緑色の組み合わせです。
食堂に灯りがつくとこんな雰囲気です。とても暖かい雰囲気になりました。カーテンは赤で、緑色との壁の相性が抜群です。
最後は協会です。この先の大きな茶色い扉が開くと、協会があります。
協会の内側からみた廊下。扉の開き方が斬新すぎました!1点で止まっていて、くるくる回転扉のようになる仕様でした。これもまた、十字架を模しています。
協会の内部。採光窓を利用して、黄・赤・緑を取り入れています。
祭壇。コンクリートで作られていて、祭壇に向かって左側に十字架がありました。

大満足の最終目的地リヨンでした。さて、最後は、リヨンから一気にパリまで戻ります!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?