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もふもふ! 離山 in軽井沢 ~里山歩きのススメ。Part14

目的地は、軽井沢

南岸低気圧の通過で、東京都内でも積雪となった2月初旬の日。
長野市でも、30センチを超える積雪となった。

自宅周辺の里山も雪に覆われて、もふもふスノーウォークにはもってこいの感じだったが、気温が高くなり、降り積もった雪が結構なペースで解けて、ベチャベチャになってきていた上、風が吹いていたり、天気がイマイチということもあって、比較的天気が安定している長野県中部の軽井沢町まで足を延ばすことにした。

上信越道の小諸ICで高速を降りて東へ進むこと40分くらい。
目的地は信州軽井沢町である。

軽井沢駅と中軽井沢駅の中間点付近に、浅間山の裾野に生じた「おでき」のような小高い山がある。

「離山」という。

軽井沢周辺の浅間山麓にある「小浅間山」や「石尊山」のように、浅間山の噴火でできた側火山で、山体は溶岩ドームなんだとのこと。

登山口から山頂までの標高差は350メートル程。
天皇陛下が皇太子時代には、夏の軽井沢御静養時にたびたび登られたそうで、登山道もきれいに整備されているため、ビギナーにもおススメの「里山」である。

山頂直下にある離山公園案内板

積雪は30センチほどのもふもふ

国道18号(旧道)から旧軽井沢別荘地方面に分岐する信号交差点が「離山」。
この近くにある「歴史民俗資料館」の駐車場に車を置いて南口登山道から山頂を目指す。

軽井沢町は標高が1000メートルほどの高地のため、夏は避暑地として有名であるが、冬は寒く、一度降った雪はなかなか解けないため、数日前に降った雪がそのまま駐車場や林の中に積もったままになっている。

駐車場の脇から登山道に入るが、積雪は30センチほどで、数人のトレースはあるものの、降り積もった雪が未だ「もふもふ」の状態なので、チェーンスパイクを装着して雪の中に足を踏み入れる。

軽井沢町歴史民俗資料館の駐車場脇から南口登山道へ進む

先行者と思われるトレースは3~4人分あったが、途中からそのトレースが分かれ、登山道や遊歩道を示す「ピンクテープ」(ピンテ)のあるルートはスノーシュー1人分のトレースのみとなり、残りの数人トレースはどうやらショートカットルートへ進んでいると思われた。

さて、どっちへ行こうかと多少迷ったが、初めてのルートだったこともあり、どこへ続いているかはっきりしないショートカットルートではなく、登山地図と一致する「ピンテ」のルート(スノーシュー1人分のトレース)を選択した。
(結果的に、山頂手前でほかのトレースも合流したが・・)

スノーシュー1人分のトレースは「もふもふ」

山頂直下は斜面が少々急になっているが、「里山あるある」の「直登」ではなく、木道がつづら折りに整備されているものの、さすがに雪に埋もれてしまって、わずかに顔を覗かせている状態だった。

木道の様子

浅間山は雲に隠れて残念!

山頂からは、浅間山が眼前にくっきりと姿を現すことを期待していたが、残念ながら雲に隠れて全容を望むことはできなかった。
眼科には、軽井沢町や佐久方面、南に目をやると、八ヶ岳方面を望むことができた。

山頂の様子
山頂から浅間山を望む
右側にちょっこり顔を出しているのは「小浅間山」
軽井沢町と佐久方面
雲の上に顔を出す八ヶ岳

登山道には先行者の足跡があったものの、山頂に人影はなく、しばらくは山頂を独り占めして、この景色を満喫した。

東口登山道へ

しばし休憩して、下山は、東口登山道へ。

山頂から東口登山道へ向かうと、トレースはスノーシューの1人分のみとなり、他の先行者はピストンで南口登山道を下山したことがわかる。

東口登山口はスノーシューのトレースのみ

東口登山道は、一部が北側斜面になるため、ところどころ吹き溜まり状態になっていて、30センチ以上の積雪になっている場所もあり、たっぷりと「もふもふ」感を楽しむことができた。

遊歩道の入り口まで下ると、ゲートは雪に埋もれたまま閉じられていた。

ゲートの外側には車が数台止められるスペースがあるので、無雪期には、ここまで車で来ることができるのだろう。

遊歩道入り口のゲートは閉じられている

東口登山道の登山口からは、別荘地内道路となり除雪もされていたので、チェーンスパイクを外して駐車場を目指してロードを進む。

国道18号の「離山」を目指す

当初は、峰の茶屋に車を止めて「小浅間山」に行こうと軽井沢まで足を延ばしたのだが、現地へ行ってみると、道路外の駐車場や空き地は積雪で入ることができない状態だったため目的地を「離山」に変更したものだったが、結果的には、人が少ない里山で、存分にに「雪山」を楽しむことができた1日だった。^ ^

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