大丈夫、生きているだけで偉いよ。
生きているだけで偉い!と巷ではよく言うけれど
実際、自分自身が思えるのかと言ったら中々、難しい。
生きていたら、誰かに迷惑をかけるし、人のいい所に目がいって、自分のコンプレックスを再認識するばかり。
自分っていてもいなくても、この組織にそんな影響はないのだろうなと
1人、ネガに入る時ってありません?
私だけなのかな。
でも、最近生きているだけで偉いって言葉が本当なんだなと思い出すことができたの。
もうすぐ、祖父の4回忌になります。
私は、おじいっちゃん子で子供が大好きな祖父にいつもくっついて歩いていた。
そんな、祖父が病に付し、最後の方は
口も利けないし
私が誰かもわからない
この状況なら、亡くなってしまったとしても何も変わらないんじゃないかなとすら、思ってしまう自分がいた。
でも、実際に祖父が危篤になり死の瞬間を迎えた時に涙が込み上げてきた。
その時に、私は「ああ、私の事が分からなくなっても、話ができなくても
この世にもう存在しないという事実がこんなにも悲しいんだ」という事を知った。
聴覚は、最後まで機能する器官らしく
私や家族は懸命に祖父に呼びかけた。
涙をいっぱいにためて、何かを私の祖母に伝えようとしていたそう。
そうして息をひきとった。
魂って亡くなった瞬間に、電源をするように消えてなくなってしまうのでしょうか。
元々、なかったかのように居なくなってしまうんでしょうか。
それは、自分が死んだときにしか分からないんだとおもう。
もしかしたら、自分には何もないと思ってしまうことがあるかもしれないけど、居てくれるだけでいいって本当にあるんだなと思った。
生きているだけで誰かの支えになっているし、きっと偉いよ。
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