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成長と希望:就労移行からの卒業、次なるステージへ【就労定着支援】

2月末、私の通う就労移行施設から卒業した利用者の方がいらっしゃいました。
その時のことが印象的だったので、参考になればと思い紹介いたします。

卒業していった利用者の方は、物腰穏やかでとても優しい印象の方でした。
何度かプログラムで一緒になったことがあり、無事就職が決まって卒業すると聞いてとても喜ばしいことだなと感じました。

就労移行の仲間に拍手で見送られ、支援員さんからプレゼントを貰っていて、小さな卒業式のようでした。

最後に彼は…

「しっかり支援員さんのいうことを聞いていれば大丈夫だと思うので、皆さんも焦らずやって下さい。焦るのはダメです」

「無理し過ぎず、マイペースに頑張りたいと思います」

…と、自身の経験からのアドバイスと、これからの抱負を語っていました。

利用を再開してまもない私は、これからの見通しが立たず不安な気持ちでした。しかし、実際に就労移行への通所を経て再び仕事に就く方の姿は安心材料になりました。

彼が通所していた期間は正確には分からないのですが、去年の同じ時期にした作業の話をしていたので、おそらく1年~1年半は通っていらしたのかなと思います。

仕事に安定して復帰するにはどうしても時間が必要。
これからのまだ長い人生、働いて生きていくための土台を整えるつもりで割り切って考えられると良さそうです。

卒業していく彼もきっと、通所しながら不安なことや、悩むこと、体調が良くないこともあっただろうと思います。

そんな中でも通所し続けて安定就労に入れるようになったことは、世の中的には小さいことだとみなされることだとしても、彼の成長なんだと思います。
なんだか先輩を見るような気持ちで尊敬してしまいます。私も「焦らずに」を心がけながら、安定就労を目指し、引き続き通所していきたいと思いました。

就労移行施設は、就職が決まったらそこで支援が終わる訳ではなく、就職後の「定着支援」というサービスがあります。就職後も体調についてや、困りごとがあれば相談できるのです。そこは就労移行支援を使う大きなメリット、安心なポイントだと思います。

参考

〈就労定着支援と就労移行支援の違い〉

就労移行支援とは、「一般企業への就職」を目指す障がい者のための障がい福祉サービスです。
一方、就労定着支援は「就職後のサポート」を目的とした障がい福祉サービスです。
就職後、不安や悩みが生じたときには就労定着支援員が解決をサポートし、働きやすい職場づくりができるよう会社とも連携をとります。利用期間は1年ごとの更新で、最長3年間までサポートを受けられます。

Cocorport HPより引用「就労定着支援とは?〜利用期間や利用料金、就労移行支援との違い〜」 


就労移行施設を卒業し、「定着支援」に移行する彼に、あまり困りごとがないといいなと思いつつ、長く健康に働けることを祈るばかりです。
卒業した彼に幸あれ。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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