メンタルの先生と【 つい、夜ふかしする人 】について教えてもらった話は、まるでアゴが外れたように口をあんぐりあけるくらいの内容だったので、そのときのエピソードを。

ボク「 先生、〝 早寝・早起き 〟に憧れているんです。でも、なかなかできなくて、何かコレって原因があるんですかね 」

先生『 そうですね。体質的に、朝型・夜型みたいなこともあるんですが、実はもう１つあると思っていまして 』

ボク「 どういうことですか 」

先生『〝 人間には、静かな環境で生きたくなる 〟という心理的な要求があるので、その表れだったりすることもあると思っています 。
人は本来、自分の好きな時間に好きなことをすることができる生き物なんですね。でも、社会には様々なルールや期待があります 』

ボク「 たしかに、思い通りにならないことは沢山ありますよね 」

先生『 その通りです。ですから、学校や仕事や家庭で、自分の意思とは関係なく、決められた時間に決められたことをしなければならない場面が多いわけです。

でも、それによって、自分の心の声に耳を傾けることができなくなったり、それが難しくなってしまうんですね 』

ボク「 確かに、そういう状況は多くの人が抱えているかもですね。でも、それがどうして夜更かしすることにつながるんですか？ 」

先生『 そうですね。昼は人や物や音が多く、忙しくて、騒がしいですよね。それに比べて、深夜や早朝は静かで落ち着いています 』

ボク「 たしかに夜の方がいろんなことが集中できる。っていう感覚はありますね 」

先生『 そうですよね。つまり、自分のペースで自分のことをすることができるんです。また、特に、親が厳しくて叱られたり、家庭や生活環境にルールがあったり、イジメの体験があったり、ということはないですか？ 』

ボク「 その両方の体験があります 」

先生『 そうですか…【 小さなころに束縛されてきた人は、自由に過ごすことが許されなかった人なんです。

だから、静かな時が唯一、心が解放される時間なんですね。日中の雑音から離れることが救いになっていたりするんです 】

ですから、夜更かしは、必ずしも悪いことではないんですよね  』

ボク「 なるほど。そう考えると、夜に起きていることで〝 自分を取り戻している大切な時間 〟ともいえるわけですね 」

先生『 そうですね。昼と夜が逆転していると悩む方は多いのですが、それは、自分の心のニーズに応えていることでもあるんです。

もちろん、健康的な生活リズムを保つことも大切ですが、自分の心に優しくすることも大切です 』

ボクは、この話を聞いてから、夜更かししてしまっている自分を責めていたのですが、そういうときは…

〝 自分の心に優しくしている時間なんだ 〟

と、自分に伝えるようになって、人生がほんとうに楽になりました。

このお話が、夜更かししてしまう人や、早寝早起きに憧れていているけれど、なかなかできない人に、伝わる、広まるとうれしいです。

何よりも、おちつける夜という〝 自分の好きな時間に好きなことをする 〟ということが、社会の常識から外れているように感じてしまって
夜更かししてしまうことに、どこか恥じらいがあったり、罪悪感をもってしまうことから解放される人が少しでも増えるといいなと思います。

「夜遅くまでおきていること」とあります。 結果は１時０３分以降で、午前1時を過ぎて起きていることを「夜更かし」と捉えています。