乗船フェリーの概要

フェリーに乗った

 旅行に行きたい!
 時間はある。
 安く済むならありがたい。と探した交通機関はフェリーだった。
 と第1回の記事がありますので、よろしければ読んでいただきたいです。

いざ、出港

 初めての記念すべき乗船フェリーは、太平洋フェリーの「きそ」。
 苫小牧港を19:00に出港し、途中仙台港に翌日10:00に寄港して、お昼12:50に再出港し、名古屋港に翌日10:30到着予定。
 苫小牧から名古屋まで2泊3日、船上で過ごす日程を組み、いざ、旅行へ。

太平洋フェリー「きそ」の概要

 太平洋フェリー「きそ」の内装は、‐南太平洋のしらべ‐と南太平洋のリゾートホテルのようなコンセプトがある。

客室内容

ロイヤルスイートルーム1室
スイートルーム1室
セミスイートルーム2室
特等洋室53室
特等和室8室
1等和洋室24室
1等洋室48室
1等和室8室
1等バリアフリー対応洋室2室
・ロイヤルスイートルームから1等和洋室の定員は最大3名まで
・1等洋室と1等バリアフリー対応洋室の定員は2名まで
・1等和室の定員は最大4名まで
上記の個室がある。
一人旅の場合でも時期によっては、個室を予約することは可能。
ただし、貸切料金が掛かるため、インターネット早割を利用できる期間に限る。
1人で障害者割引の場合は、個室利用ができない。
個室は、カードキー対応されている。

1人1ベッドのカプセルホテルタイプが2種類と雑魚寝タイプが1種類あり、違いを書いていく。
S寝台→1段ベッド、テレビ、ライト、枕、布団、コンセント1個が含まれる72台(上記同様でバリアフリー対応ベッドが28台)
B寝台→上下完全セパレート2段ベッド、ライト、枕、布団、コンセント1個が含まれる82台(入り口は互い違いにあり)
2等和室→和室雑魚寝タイプ、マットレス、枕、布団、コンセントは共用
(通常定員15~16名、コロナ対策にて現在は最大8名まで)
・S寝台から2等和室までは、女性専用客室の用意もあり(除外日あり)。

船内設備

レストラン「タヒチ」
→バイキングスタイルで好きなものを好きなだけ選べる「きそ」のメインダイニング。夕食は出港1時間前から利用可能。
料金:夕食・2,100円、朝食・1,100円、昼食・1,100円(ドリンクバー付、アルコール類は有料)
利用時間
ディナー
苫小牧→仙台→名古屋:毎夕18:00~20:00(「きたかみ」の苫小牧→仙台は18:30~20:00)
仙台→苫小牧:毎夕18:30~20:30※(「きたかみ」は18:45~20:30※)
名古屋→仙台:毎夕18:00~20:00 (「きたかみ」は18:30~20:00)モーニング
苫小牧←→仙台←→名古屋:毎朝7:30~9:00
ランチ
仙台←→名古屋:12:00~13:30

スタンド「マーメイドクラブ」
軽食&ドリンクコーナーがあり、夜遅くまで営業しているスタンド「マーメイドクラブ」が便利です。広々としたロビー空間に、ピアノステージも配置。思い思いの洋上ライフが過ごせる。
主なメニュー
モーニングセット(AM10:00まで)……650円
・名古屋コーチンたまごかけご飯……550円 ※数量限定
・おにぎり……210円
・そば・うどん……520円
・ホットケーキ……380円
・生ビール(中ジョッキ)……630円  他
営業時間
名古屋→仙台:18:30~21:30※、8:00~10:00、13:00~14:00※
仙台→苫小牧:19:10~21:30※、8:00~10:30
苫小牧→仙台:18:30~21:30※、8:00~9:30
仙台→名古屋:12:30~14:00※、19:00~21:30※、8:00~10:00
※新型コロナウイルスの影響により時間を短縮して営業。

展望大浴場
 
木の風合いを持つ温泉気分のジャグジー付き大浴場。大海原を航行する船の上だけの、最高の景色が広がる。サウナも完備され、旅の疲れを癒せる(※新型コロナウイルスの影響によりサウナは現在は休止中)。
入港30分前までいつでも入浴できる。
(※海象状況によっては安全を考慮し、閉鎖する場合もあり。)
サウナは男女ともに完備されているが、寝湯は男湯のみ。

シアターラウンジ「サザンクロス」
入場無料!
客船並みの本格的なステージを備えるシアターラウンジ。毎晩様々なジャンルのアーティストによる華やかなラウンジショーを開催。また大型スクリーンによる映画も観れる。
ラウンジショー開演時間
名古屋→仙台・苫小牧→仙台→名古屋間:毎夜20:00
仙台→苫小牧間:毎夜20:30
※新型コロナウイルスの影響により現在ラウンジショーは休止中(映画上映は開催)。

ショップコーナー
各寄港地のお土産や旅の思い出となる小物から、お菓子・飲み物・日用雑貨に至るまでバラエティ豊かに取り揃えらており、ショップコーナーでしか手に入らない太平洋フェリーオリジナルグッズも多数あり。
営業時間(営業時間は状況によって変更となる場合があり。)
名古屋→仙台
18:00~19:30、20:30~21:30、9:00~10:30、14:30~16:00
仙台→苫小牧
18:15~21:30、8:30~10:30
苫小牧→仙台
18:00~19:30、20:30~21:30、8:30~9:30
仙台→名古屋
12:00~13:00、17:00~18:00、20:30~21:30、8:30~10:00

展望通路「プロムナード」
大きな窓から広大な海が一望できるくつろぎのスペース。ソファに身をあずけて読書にふけるもよし、友人と語り合うのもよし、気ままな時間を過ごすのに最適。

エントランスホール
3層吹き抜けのエントランスロビー。その中央にある本船の象徴的オブジェである光壁では、内部からの発光と対面上部に設置されたムービングカラースポットライトからの照射による光の演出で、エキゾチックな雰囲気を醸し出し、乗船したお客様をお出迎え。

案内所(インフォメーション)
案内所は船内のご案内、上等級への変更手続きなどの船旅をサポートしてくれる。苫小牧港、名古屋港より乗船し、仙台港にて一時下船する際の手続きも対応。(海面状況によっては、中止の場合あり)

キッズルーム
小さなお子様のための遊び場。小さなお子様がいらっしゃる方にはとても便利なスペース。
※新型コロナウイルスの影響により利用を制限中。

ゲームコーナー
各種ゲームを取り揃え、長時間の船旅も飽きない。小さなお子様から大人の方まで楽しめる。
クレーンゲーム、スロット、アーケードゲーム、記念メダルコーナーあり。

カラオケスタジオQ
貸切で使えるカラオケスタジオ。気の合った仲間と船内で寛ぎのひと時を過ごせる。1時間1室1,100円で歌い放題。23時まで利用可能。
※新型コロナウイルスの影響により休止中。

その他
ソフトドリンクからアルコール飲料を取り揃えた自動販売機やコインロッカー(有料)も設置。
※自動販売機でのアルコール飲料の販売は23時~5時まで中止。
※コインロッカーは、2泊3日用スーツケースサイズが有料(200円)、貴重品BOXタイプ(暗証番号形式)が無料、大浴場貴重品コインロッカーは、返却式で100円と準備されている。
・喫煙コーナーは4ヶ所に設置。
・OAコーナー「マルルー」では各席に電源コンセントが配備(インターネット接続不可)
・案内所(インフォメーション)前に公衆電話(100円のみ使用可能)、携帯電話・スマホの無料充電器3台分の機械が1台あり(充電中、盗まれないように暗証番号タイプの鍵を掛けられる)。

通信状況

SoftBankWi-Fiスポットが使えるものの、SoftBankユーザーで無料Wi-Fiスポットに加入し設定をしている場合は、かろうじて使えるが、電波は安定せず。Softbankの普通の電波よりは拾う感じ。案内所(インフォメーション)の前は、めっちゃ拾うから充電コードを持って、テレビ見ながらスマホいじるくらいは出来る。ただ、この機会にネットデトックスを体験するのもありだと思います。
正直、docomoユーザー、auユーザーの場合は、窓際で普通の電波を拾う方が繋がらないストレスが少ないのかもしれないです。繋がらない時は、どれも繋がりません。
Softbank回線で衛星Wi-Fiを24時間:1,078円、クレジットカード払い、1日毎の契約で乗船前に設定しなければ、インターネットは使えない。
仮に苫小牧-名古屋間の2泊3日の場合、3日間のWi-Fi利用の期間設定とクレジットカード払い申請で3日間の料金:3,234円の費用がかかる。
料金を考えると、仙台-名古屋間のみ支払って使用するのも一つの手かもしれないです。(長距離なので)

過ごした感想

 テレビが階層、5デッキ案内所(インフォメーション)前に1台、6デッキレストラン・スタンドと反対側、給湯室がある方に1台、同じく6デッキスタンドに2台並んであるので、共同エリアで暇を潰すことも可能。テレビチャンネルはそれぞれ別のものが掛かっており、案内所(インフォメーション)前と給湯室後ろのテレビは、見てる人が居なければ、自分の見たいチャンネルを掛けられる。譲り合いの精神で。
 電波が良ければ、地デジ放送も見られる。
 スタンド前2台のテレビは、スタッフが選んだチャンネルが掛かっており、消灯時間には消える。番組内容は、案内所(インフォメーション)前の掲示板に張り出されている。
 掲示板には番組欄の他、船長、機関長、シェフ、シアターラウンジで上映する映画の紹介もあり。
 大浴場では仙台-名古屋行きでは女湯から、名古屋-仙台行きでは男湯から福島第一原子力発電所類が時間帯によっては見られる。
 給湯室では給湯器と電子レンジが設置されていて、カップラーメンを食べる事やお弁当を温める事も出来る。流し台にスポンジと食器用洗剤もあるので、食器を洗うことも出来るが、ペーパータオルはもちろん無いので、食器を洗おうと思う場合は、自分でタオルやペーパータオルを用意してください。(無印良品の携帯用ペーパーナプキンが3枚1組の竹素材でしっかりしているので、水切りと拭き上げに便利でおすすめです。)
 スタンド横には、セルフのお茶と水のウォーターサーバーがあるので、とにかく安く、食事にお金を掛けたくないという方にも便利かと思われます。
 自販機の値段は、陸と変わらずです。
 レストランのバイキングにもドリンクバーは含まれているので、普段水かお茶が多い方には、コーヒー、紅茶、ジュースも揃っていて十分かもしれないです。(実際、節約してる訳でも無いが、酔い覚ましにりんごジュースとバイキングのココア1杯ずつ、後お湯と水で満足してしまった筆者です。)
 お酒も自販機、売店、スタンド、レストランにワイン、ウイスキー、焼酎、日本酒、ビール、チューハイと充実していました。
 船の振動が縦揺れとなって酔う、横揺れもあって酔うという初めての経験をしたので、面白かったです。また機会があれば、フェリーでの旅行をしたいなと思います。

長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます。


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