宝箱

東京に引っ越して来たとき。
中野区の割と駅近の1LDKで築浅のアパートでした。
お風呂なんて広くてピカピカで三口コンロに大きな冷蔵庫。こんな生活いいんですか。

想像もしてなかった未来にときめいた日々だったけど。

とはいえ、良くも悪くも何が起きるかはわからないわけで。

人生の際スタートに選んだ部屋は6畳一間。

今まで住んだ家で1番築年数も古いし…
狭いし、追い焚きもなくってトイレのレバーは壊れてる。ああ…

落ち込む日々に襲いかかる不安。

でも人間、立って半畳寝て一畳。
足るをしれば富。

空っぽの部屋にペラペラの布団

どんな素敵な部屋でも、気持ちの開放感ほど快適な物はないなぁ。
誰に遠慮することなく、部屋を好きなもので満たして。
誰にも見られる事はないけど、自分の為に可愛くしたりする。

今はこたつを買うか思案中。

自分を通して気がついたけど、人ってわかんないな。
6畳一間のこの空間が私にとって宝物です。
0になる勇気を持って良かったなぁ。

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