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Danse de la fée dragée 金平糖の踊り

Extrait du ballet [Casse-Noisette] バレエ「くるみ割り人形」より抜粋

*作曲者:P.I.チャイコフスキー(1840-93)


このロマン派時代のロシアの作曲家は、多くのバレエ(「眠れる森の美女」「白鳥の湖」)の作曲者です。この抜粋では、クララはお菓子の王国にいることに気が付きます。

*聴いて発見

テーマ:リズムが特徴的(2つの16分音符と1つの8分音符)
このリズムを記憶して、聴いてみましょう。どのくらいの頻度で、このリズムを耳にしますか?

テーマとそのハーモニー:半音も含まれます。次の4つの例を注意深く聴いて歌ってみましょう。(この4つは、重ね合わせることができます)
a)レ-ド♯-ド♮-シ
b)ファ-ミ-レ♯-ミ
c)ソ♯-ソ-ファ♯-ミ
d)シ-ラ♯-ラ-ソ

伴奏:リズムに合わせて、ピチカートで演奏されます。この伴奏をそれぞれの声部で歌ってみましょう。(Vn.Ⅰ、Vn.Ⅱ、Va.  Vc. Cb.)

オーケストラの指揮者のように、テーマを演奏する楽器と伴奏する楽器について調べましょう。


*チェレスタ

Q1) チェレスタは、いつ頃できた楽器でしょう?
①17世紀 ➁18世紀 ③19世紀
Q2)チェレスタは、どんな音がするでしょう?
①鉄琴 ➁木琴 ③オルガン

答え:
A1)チェレスタは、1886年パリのオルガン製作者、オーギュスト・ミュステルによって考案された楽器です。チャイコフスキーは、最新の楽器を『金平糖の踊り』で使用しました。
A2)見た目はオルガンに似ていますが、鉄琴のようなキラキラした音がでます。チェレスタ内部の金属製音板をハンマーで叩いて音を出すしくみです。


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