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ymmtamzn
風呂の効用
すこし歩くと池がある。
微かに湯気があがっている。
温泉だ！
何でこんなとろに？
誰かと一緒に歩いてきた。ここが目的地だったのか、なかったのか覚えていない。
不思議な温泉だ。ここは屋外だ。露天風呂か？温泉の岸辺というようなところは粘土状の土で覆われている。不思議なことにすごく滑りやすそうなのに全く滑らないのだ。
周りの目も気にせず素っ裸になる。恐る恐る右足をゆっくりと湯船にいれる。
「温かい」。足と脚がそう感じる。
首まで全身で浸かる。「ぬるい」。皮膚が、そう感じる。
さらに不思議なことに水草か海藻のようなものがお尻に触れる。全身にそれが触れてすごく気持ちがいいのだ。
癒しのひととき。
やっぱり、温泉はいい。グッド。
オシッコがでたくなる。
目が覚める。なんだ。夢だったのか？
今週は慌ただしい忙しい一週間だった。サービス業で営業も兼務する私は火曜定休なのだが月曜火曜が東京出張、水曜は仕事、木曜金曜は親孝行旅行、土日は仕事と。まあ、木曜金曜は休みをとって遊んでいるのだから何も言えることはない。
昨晩は、夕飯後、ルーチンのYouTubeチェックもそこそこワイシャツのまま布団に潜り込んだのだ。「風呂に入りな」と女房から言われ、「風呂はいい。眠い」とやっとで寝間着を着せられたのを思い出した。
身体がバキバキだ。若干59才。定年直前。
あの夢は、心から、いや身体から、風呂を、いや温泉を求めていたものだったのだ。
今までいったことのある、別府温泉、松之山温泉、草津温泉、渋温泉、白骨温泉、有馬温泉......…みんなどこもよかったなあ。
温泉の効用、絶大。風呂の効用も人生にとっては大事なものだ。
来年、自宅の建て替え予定だ。風呂の配置、設計をよくよく考えよう。人生の充実のために。