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コンフォートゾーンから飛び出す 〜農業エトセトラ〜

来年の稲の作付けは、今まで作付けを控えていた品種に決定!
不安はあれど、
「自分の食べたい品種を育てること」
「近未来に直販をするにあたって消費者に提案したい品種を育てること」
が、農家を志したきっかけだよね、と覚悟を決めました。

寒さに弱い、酷暑に弱い、倒伏しやすい、と難易度高めのお米なのですが、
根強いファンが多い品種でもあり、飲食業界での人気も高い。
これまでは、稲作の勉強として育てるのが難しくない品種を選んできましたが、
そろそろ難易度の高い品種に挑戦する時がきたのではないかと感じています。

慣れていて、安心な環境に身を置き続けるのも選択肢ですが、
何のために農家をしているのかを考えたとき、
生産者としての喜びを心から感じることをするため、
というのが原点にあることを忘れてはいけない。
その楽しさを感じながら、農業が未来の子どもたちにとって
なりたい職業No1
にすることが私の目指すところなのです。

私の親世代がよく口にする、
「農業なんかするもんじゃない」
という言葉。
農家をさせないために、どんどん若者を地元から出した結果がどうなっているか、農村が疲弊している一因ではないのかな。

農業が先細りなのは時代の流れで仕方がない、とは思えない。
生きることの根源である「食べること」を担うことが、
「時代の流れ」の一言で先細っていて良いのかな?
良くないよね、と思うのです。

ただ、国の政策に右へ倣えも面白くない。
自分の頭で考えて、賛同してくださる方の元へ農作物を届けたい。
そして、「農家なんかするもんじゃない」ではなく、
「農家は就業先として十分魅力がある」
と未来の子どもたちに胸を張れるようにしたい。

そのために、私自身のコンフォートゾーンから飛び出す。
まだ零細農家でしかないけれど、焦らず腐らず、
技術を磨いていきます。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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