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”特別”の本当の意味とは?〜特別支援学校での1ヶ月〜

こんにちは。田舎の作業療法士の難波です。

気付いたら3月。
今月は頭から地域食堂があり、今週には開業届を提出し、いよいよ挑戦。
その前に、2月に行っていた

「特別支援学校での教育ボランティア」

について話したいです。

ここでも軽く話しましたが、特別支援学校の校長先生に了承をいただき、教育ボランティアとして1ヶ月間、教育現場に携わらせていただきました。
小学部から高等部の全ての学年に携わらせていただき、
毎日が本当にかけがえのない時間でした。

”なぜこのような反応をしたのか”
”どうして行動が見られたのか”
”どのような支援、アドバイスが効果的か”

毎分毎時、考えると共に、瞬間的に変化する生徒の皆さんについていくことに必死でした。

大学の恩師、実習先の恩師がおっしゃっていた通り、

『お子さんとの関わりにおいて、考えていたら置いていかれる。
 評価と介入を同時進行で判断して行うことが重要。』

まさにでした。
先生方の関わり方からも多くのことを学びました。
先生って凄い
これだけでは失礼ですし、表せないですが、これに尽きます。
学校の先生はお子さんに対して、お母さんやお父さんのような保護者・ご家族の次に関わる時間が長い存在であると思います。
登校して今日の様子を評価、判断し、保護者、先生方の中で情報交換し、関わる。
そのことを複数の生徒さんに対して行う。一筋縄では決していかない関わりです。
目まぐるしく変化する、行動する生徒さんに対して誠心誠意関わる姿に、

「向き合う」ということの奥深さ

を実感しました。

子どもは相手の気持ちや捉え方を理解し、適切な伝え方、関わり方を行うことが難しいです。自分自身の気持ちに素直であり、思う通りのままに行動に移し、自分自身を表現します。その表現の仕方や考え方、取り組み方、学び方の教えを示す際に、生徒一人ひとりの個性を理解し、変化に気づき、寄り添う先生方の姿に感銘を受けました。

そんな先生方でも尚、より子どもたちの生活、学習、気持ちの支援の向上と理解に努める姿勢に「向き合う」ということの本質を認識しました。
支援を行って満足。ではなく、

もっとできることはないか。もっと知りたい。

熱く優しく時に厳しく、生徒さんと一緒に歩む先生方
そして何より、
学校での生き生きとした子供たちの姿と笑顔

心を打たれたと同時に、自分自身が進むべき道も定まりました。

”特別”は”別扱い”ではなく、”選択肢が多い”

ということ。向き合う質や時間が長いだけで、寄り添うことには変わりないと思います。

廊下を歩くと関わった小学1年生の生徒さんが
「難波先生だ!」と言って駆け寄って素敵な笑顔を見せてくれたり、
教室の前を通ると、今日食べれた給食、挑戦できた内容をキラキラした瞳で教えてくれたり、
手を繋いだり、言葉で必死に思いを伝えてくれたりと、
本当に素敵な時間も経験しました。
発達領域に携わる作業療法士の中で
自分は一番の幸せ者であったと胸を張って言えます。
校長先生をはじめ、先生方、生徒の皆様、本当に有難うございました。

”特別”な関わりができるように、もっともっとお子さんに、保護者の皆さんに、先生方に、地域の方々に全力で寄り添い、力になる人間になります。
そして、いよいよ、挑戦の一歩。

今日も明日も必死


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