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推し(をイメージした)香水レビュー:ベネディクト・カンバーバッチ編

初めに

前回の更新からだいぶ間が空いてしまいました。
第二回の推し(をイメージした)香水を紹介していこうと思います。

今回の推し

この年末年始、皆さんはどう過ごしていましたか?
私は推しを見に行ってました。
TOHO日本橋にて開催されていたナショナル・シアター・ライブ10周年記念 アンコール上映、私が見に行っていたのはシェイクスピア作「ハムレット」、そして主演は今回の推し…

ベネディクト・カンバーバッチ!!!!!!!!

https://www.ntlive.jp/hamlet
https://precious.jp/articles/-/44268

最近ではMARVELシリーズのドクターストレンジ役で特に知られているカンバーバッチ、ドラマ「SHERLOCK」の名探偵シャーロック・ホームズや「イミテーションゲーム」のアラン・チューリング役など偏屈な天才役が大ハマりしているイメージが強いでしょう。

しかし、錯乱を装うハムレットや「ホビット・思いがけない冒険」にて龍のスマウグ役をこなすなどその演技の幅は非常に広く、「戦火の馬」の撮影時にはかのスティーブン・スピルバーグ監督に「彼はまるでフェラーリのようだ。演技力のある俳優は異なる物語、映画、撮影手法の要求に合わせられるんだ」と評されたほどです。

そんな名優カンバーバッチですが本人はとてもお茶目で温かみのあるお人柄をしています。
アカデミー賞のレッドカーペットでフォトボム(誰かが写真を撮ろうとしているときに、後ろや横から写真に写り込もうとするイタズラのこと)をしてみたり…

https://www.cinematoday.jp/news/N0068294

ネットでビーバーに似ていると評されると全力でビーバーのモノマネをしてみたり

Comment by JEZTURNER

シリアスな役柄が多いだけにこのギャップがたまりません…。
前回紹介させていただいたトム・ヒドルストン同様、東京コミコンにてお会いしましたがご挨拶した際の優しいまなざし、体に響くバリトンボイスからこの茶目っ気が繰り出されるともうメロメロです。
そんな一見とっつきにくい、しかしお付き合いしてみるとなんとも人懐っこく温かい、そんな彼をイメージする香水を紹介させていただきます。

ベネディクト・カンバーバッチイメージ香水「FOU D'ABSINTHE」


原題:FOU D'ABSINTHE EDP SPRAY
ブランド:L'ARTISAN PARFUMEUR
調香師:オリヴィア・ジャコベッティ

L'ARTISAN PARFUMEURはフランスで生まれた、世界初のニッチ香水ブランドです。
カンバーバッチが英国出身、英国貴族の血を引いているとのことでPENHARIGON'Sから紹介しようかとも思いましたが個人的にあまりにもFOU D'ABSINTHEの香りが彼にぴったりとハマったので紹介させてください。

禁断の酒と呼ばれたアブサン(Absinthe)の名が冠されたこの香水のトップノートはアブサンの原料である冷たく力強いニガヨモギの香り、いわゆるきれいな香りのするブランドの香水に慣れている人の鼻にはかなりきつく、妙な香りに感じることでしょう。ニッチフレグランスメーカーとして有名なL'ARTISAN PARFUMEURの香りの中でもフーアブサンは群を抜いて特異な印象を受けます。

時間が経つにつれ、ガツンと来るトップから一転しナツメグやクローブ、ジンジャーなどのスパイス、ベースのモミが香り、ぬくもりを伴った安心感のある香りへと変貌してゆきます。
初見では付き合いづらさ、近寄りがたさを感じるものの、次第に肌のぬくもりと融和し温かさを感じていくこの香りは、カンバーバッチの人物像や役柄とベストマッチしていると私は感じました。

トップこそかなり強い香りがするものの、ミドルラストでは優しい冷たさを湛えたこのフレグランスは湿気がちな日本の夏でも問題なく使用できる、オールシーズン使用可能なフレグランスだと思えます。
ただ、私としてはどうしても黒の千鳥格子ロングコートに身を包み、青のマフラーを巻いたシャーロックのカンバーバッチが浮かんでしまいます。

https://hominis.media/category/overseas/post1034/

あわよくば、あわよくば肌寒い冬に、この衣装のカンバーバッチからフーアブサンの香りがしてほしい…冷たくも優しいハーブの香りが漂っていてほしい…オタクはそう願ってやみません…。











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