子供文庫と宮崎アニメ

皆さんは、好きな宮崎アニメは、何ですか?私は、「天空の城
ラピュタ」と「魔女の宅急便」です。次点が「ハウルの動く城」と
「崖の上のポニョ」も好きです。

第75回アメリカのアニメショーン映画賞に「千と千尋の神隠し」が、受賞しました。2001年
7月公開でしたが、私は、その頃、近所の子ども文庫にボランティアで参加していました。
子ども文庫というのは、普通の民家や公民館などで、主に主婦の方が図書館からの団体貸出や、または本を寄付などで集めて、子どもたちに貸し出しする、ミニ図書室です。図書館よりも、身近で行きやすい感じのところです。
私も小学生の頃に、近所の子ども文庫に通い、気楽に借りれて楽しかったので、ボランティアに参加しました。

その年の6月に、子ども文庫の先輩スタッフさんから、「次の宮崎アニメの試写会と、宮崎監督の講演会の券が、あるんだけど、良かったら、行かない?」と言われて、「ぜひ行きたい❗です」と即答して、ハガキサイズの券を頂きました。それは、非売品で、
子ども文庫協議会に配布されたもの、のようでした。
午前が宮崎監督の講演会で、午後からが「千と千尋の神隠し」の試写会でした。まだシネコンはなかった頃です。私は、当日に午後は用事があり、しかし、絶対宮崎監督のお話を直接聴くチャンスは、
今回しかない、と期待でいっぱいになりました。

関西の、ある街の大きなホテルの、大きなホール(宴会場?)で、講演会は開催されました。私が行った時は、満席で後ろの端の席に
やっと座れました。(500人くらい)

しばらくして、普段着の白い髭をはやした小さいおじさんが、
入ってくるのが見えました。
(え?あれが、あの宮崎監督?)
講演会なのに、スーツも着ない。
そして「千と千尋の神隠し」の内容の話をされました。正直にいうと、宮崎監督の話を聞いても、
映画の内容がよく分からず、
とにかく現代の日本の少女が、
日本の古い神様がいる異世界へ、行って働いて、いろんな経験をして、少し成長する、ということかなと思いました。当日、前の席に、男性の神主(神社の宮司)をされてる方が、「日本の神様」について、詳しい質問をされて、
宮崎監督は、嬉しそうに答えていました。そして、女性が大半の客席に(子ども文庫のスタッフは、主婦が大半)
「皆さんに僕は、お願いしたいことがある。よく、うちの子どもは、トトロを10回以上見て、楽しんでます、との感想を頂きます。僕は、トトロを見たら、あとは、子どもたちに楽しく外に出て、遊んでほしいのです。
だから、お母さんである、みなさん、子どもたちと外にでて、
遊ばせてください❗」と力説され.ました。

あとは、当時建設中だった、
あのジブリ美術館の話をされて、終わりました。

私は、10年あとにやっとジブリ美術館に行きました。(その話は後日書きます)

2001年の7月に千と千尋が公開されて、同じ年の10月にジブリ美術館がオープンしました。
そして、2003年にアカデミーアニメ作品賞を受賞しました。
今回も「君たちはどう生きるか」が先日、日本のアカデミーアニメ作品賞を受賞しました。すでに。ゴールデングローブ賞も受賞しています。
そして、ジブリパークが今年の、
3月に全てのエリアがオープンとのこと。
ジブリの世界が、永遠に体感できる施設が出来た時に、アメリカのアカデミー賞もまた、受賞?ではと期待しています。
宮崎アニメを見て、育った私は、
いつもその作品に、楽しみ、
励まされてきました。
「君たちはどう生きるか」では、
あの米津玄師さんが、主題歌を担当しています。
初期の作品より、内容がおとな向けになった宮崎アニメですが、
いつまでも好きである、と思います。最後に、米津玄師さんの詩を。

風をうけ走り出す
瓦礫を超えていく
この道の行く先に
誰かが待っている
(米津玄師🎵地球儀)

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