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肺炎の鑑別

みなさんこんばんは。
名古屋の和風のコメダで食べたソフトクリームを思い出しながら今日も執筆です。
どーもMittsuです。

今日は、肺炎の鑑別というお話しです。
肺炎には、細菌が関連する「細菌性肺炎」と非定型の病原体が関連する「非定型肺炎」があります。

この鑑別については、6つの項目をもとに該当する数に応じて鑑別をしています。
まずは、鑑別に必要な項目を見ていきましょう。

①年齢が60歳以上である。
②基礎疾患がない。あっても軽微である。
③胸部聴診所見が乏しい。
④痰がないまたは迅速診断法で起因微生物が証明されない。
⑤頑固な席がある。
⑥末梢血の白血球数が10000以上である。

この①〜⑤の項目から2項目以下または、
該当数が3項目以下の場合は、「細菌性肺炎」を疑います。

また、①〜⑤項目から3項目以上または、
該当数が4項目以上の場合は、「非定型肺炎」を疑います。

主な細菌性肺炎は??

・肺炎球菌
・黄色ブドウ球菌
・モラキセラ・カタラーシス
・肺炎桿菌
・インフルエンザ菌

主な非定型肺炎は?

・レジオネラ
・マイコプラズマ
・クラミジア

などがありますので、この鑑別に当てはめてみてください。

ちなみに非定型肺炎にあるマイコプラズマですが、特徴的な症状としては、
・乾性咳嗽
・白血球の上昇がない
・胸部レントゲン所見が乏しい(すりガラス陰影)
・若い人
などがあるので、こちらも参考にしてみてください。

本日は肺炎の鑑別についてお話ししました。
それではおやすMittsu💤

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