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微生物のお話しその2

みなさんお疲れ様です。
こんばんはMittsuです。
帰宅してひと段落したので、本日も昨日の微生物のお話の続きをさせていただきます。
今日もサラーっと流してお聞きください。

まずは昨日のおさらいです。
サイズの大きなものから並べていきますと・・・
蠕虫は代表的なものはアニサキスとお話ししました。
次にトコジラミ・ダニ・ノミなどで脱線してダニの種類でヒゼンダニはイベルメクチンが治療薬なんですよ〜とお話ししましたね。
次に原虫で、エキノコックスや赤痢アメーバ、マラリアなどを紹介しました。
そして、酵母(かび)は水虫などの真菌やアスペルギルスなどをお話ししましたね。
最後に細菌の話をして、グラム染色によって4つの種類に分けることができ、それらは、棒のような桿菌(かんきん)と丸い球菌(きゅうきん)の形状があり、細胞壁の厚い・薄いによって染色した時の色を見て区別していることをお話ししました。

今日は、この続きです。
まだまだ細菌の種類について深掘りしたのですが、それは今後ゆっくり話すこととして、細菌より小さい微生物もご紹介します。本日紹介する微生物たちは、電子顕微鏡でなければ観察ができほど小さいものになります。

リケッチア・クラミジア
この二つの微生物は、「単細胞生物」であり、細胞が分裂して増殖ができないため、生きた細胞の中でしか増殖できないという特徴を持っています。日本では、マダニに噛まれることで感染すると知られています。病名は「日本紅斑熱」とされ、症状の特徴は、発熱・発疹・刺し口が主要な徴候です。クラミジアは性感染症で有名かと思います。

そして次は、「ウイルス」です。新型コロナウイルスや昨年末から流行しているインフルエンザウイルスになります。ウイルスの検出は細菌とは違い染色などで検出が困難なため、ウイルスがもつ遺伝子情報や免疫応答に関連する抗原により検出する検査を用いることが多いです。そのほかにもアデノウイルス(プール熱・咽頭結膜熱)、ノロウイルス、肝炎ウイルスなどもよく耳にすると思いますが、感染力も強く抗ウイルス薬がなく対症療法しかないものも多いので、できるだけ感染しないような対策や事前の予防などが重要になります。ウイルスの詳細も長くなりそうなのでまた後日話題にさせてください。

ウイルスより小さいものはというと「プリオン」という、狂牛病の原因となるものもいます。クロイツフェルト・ヤコブ病とも呼ばれのですが、タンパク質からなる感染性因子のことであり、通常の消毒や滅菌では死滅しないなど少々対応が大変なのも特徴的です。

と、微生物について長々と話しましたがご購読いただきありがとうございました。明日以降は、また違う切り口で何かお話しできればと思います。
それでは、また。おやすMittsu💤

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