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ドライビングテクニックをひとり粛々と磨きます

クルマ通勤の僕は運転席に座っている時間が長い。


片道45分程かかる。

もちろんひとりで乗車している。

そんなひとりでの運転。


誰も見ていないのに、運転技術に気を遣う。


ブレーキは早めに優しく踏み、停車する際にはグッと前に慣性が働かないようにしたり。

発進もアクセルをゆっくりジワーっと踏み、座席に押し付けられるような事がないようにしたり。

カーブではインコースやアウトコースを攻め過ぎずにド真ん中をコーナリングしたり。

下り坂ではなるべくフットブレーキは使わずにエンジンブレーキで頑張ったり。

平均燃費を上げる為に、アクセルワークに気を配ったり。

いったい誰への気遣いなのか。

ひとりドライブでの気遣いは止まらない。


もし、急に誰かを乗せて走ることになった時。

急に安全で安心なドライビングができるのか?


そうさ、いざという時の為に普段から意識してトレーニングを積んでいるのさ。

誰かに褒められるわけでも、認められるわけでもないトレーニング。

僕って実はドMだったのか?


これが自認するということか。

しかも、いざ同乗する人は、他人の運転技術なんて微塵も気にしない。

「ブレーキが優しいですね」「発進がスムーズですね」なーんて言われてみたい。

誰もそんなところに注目していない。


早く目的地に着かないかなと思っているに違いない。

もし、あなたが誰かのクルマの乗る機会があれば、是非その人のドライビングテクニックに注目して、褒めてあげて欲しい。

あなたの株は急上昇間違いなし。


僕のように人知れずトレーニングを積んでいる人もいるかもしれない。

ハンドリング、ブレーキワーク、アクセルワーク。


この3つを褒められて嫌な気になるドライバーはいない。

もし、マニュアル車なら、シフトチェンジを褒められるとかなり嬉しい。

褒めるところなんてない、というぐらい運転の粗い人のクルマには乗らない方が安全だろう。

ハンドリングを褒める時には「え?今のカーブ直進しているのかと錯覚しました」

ブーキワークを褒める時には「あれ?これって自動制御で止まる仕組みですか?」

アクセルワークを褒める時には「はや!いつの間に60㎞/hも出てたんですか!」


とか言ってみるとドライバーはニンマリすること間違いなし。

さぁ僕もこんなことを言われる事を夢みて、日々運転技術を磨いていこう。


安全運転で、事故率も下がり、人から褒められる可能性のある良い趣味と言えるだろう。

最後に、とっておきの褒め言葉を伝えておこうか。

部分部分を褒められるのももちろん嬉しいのだが、一番うれしい言葉は

「あなたの運転って安心しますね」

これだ。


そう、安心して欲しいから色々とテクニカルな運転を心がけているのだ。

もうこんなことを言われた日にゃ「惚れてまうやろー!」とブレーキアクセルを間違えるぐらい喜んでしまう。

もちろん基礎がしっかりしていることが前提だ。

車線変更で後ろを目視せずに変更して、ドヤ顔するような輩のクルマには乗ってはいけない。

と、ここまで勢いで走行してきたが、運転技術は意識しないと向上することはないので、日々クルマに乗る習慣のある人は、ひとりトレーニングを積んでみてほしい。

意外と楽しいよ。


そして人のクルマに乗った時にはさりげなく褒めることを忘れずに。


ではまた。


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