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当日配送の悲劇 しょげるボク

あると思っていたモノ(予定)がなくなった時のガッカリ感はすごい。

テンションがあからさまに下がる。

「しょげる」という言葉がしっくりくる。

物欲全開でAmazonで買い物。


セールが始まり、前から欲しかった持ち運び用のキーボードを買った。

少し前から猛烈な物欲にさいなまれ、その欲求をnoteの記事にもした。

その記事でフォロワーさんにコメントで背中を押してもらい、勇気づけられた僕はセールを待ち焦がれた。

そしてついにセールが始まり、臨戦態勢に。


物欲に押されてきちんと商品を見比べずに購入し失敗するというのは後悔してもしきれない。

だから吟味に吟味を重ね、本当に必要か改めて自問自答し、欲しい条件を満たしているのかを検討した。

これだ!


と思ったキーボードを発見した。

僕の必要環境にマッチした商品。

きちんとセール対象品だ。

最後の決め手は「当日配送」というマジックワード。


いったいどんな仕組みなんだ。

魅力的な言葉だ「当日配送

僕はそんなオトコになりたい。


と意味不明な思考回路になるのが物欲の怖いところだ。

当日配送ですぐに手に入る!

このワクワク感は言葉では言い合わせられない。


僕は普段あまりネットではモノは買わない。

なぜなら、すぐに手に入らないから。

だから店頭まで足を運んで買うことが多い。

でもネットの方が種類が豊富なことが多く、悩ましい問題だ。

特にキーボードはネットの方が種類が豊富。

でも、これほど手に取って品質を確かめたい商品は中々ないだろう。

筐体の質感、打鍵感、サイズ感、キーストローク等々。

本当に悩ましい商品だ。そこが魅力でもあるのだが。

だから買ってから届くまでのドキドキ感が強い。

不安でもあり楽しみでもある。


だから「当日配送」というのは非常に魅力的なのだ。

ドキドキして配達を待つ。

夕方から夜に掛けて配達してくれるという。

まさかこの後、悲劇が起きようとはつゆとも思わずワクワクしていた。

その日、僕は夜勤明けで昼寝をしていた。

夕方前に目を覚まし、ママと共に保育園へ子どもを迎えにいく。

日常の光景。


妻がイオンに新しい店がオープンしたから行ってみようと提案。
「ガチャガチャするー!」と乗り気の息子。


夜勤&昼寝明けでボーっとしていた僕は何も考えず「いいよー」と答え、いざイオンへ。

そして小一時間程イオンをぶらぶらする。

すると見知らぬ番号から着信が。

おそるおそる電話にでると。

「Amazonです」とおっしゃる。


僕はすべてを察した。

イオンで立ち尽くす僕。

ご不在ですか」とわかりきった事を聞いてくる配達員。

すみません」と謝罪しながら、今日はもう再配達は無理ですかね、とそれと
なく聞いてみた。

あー本日は難しいですね」とAmazon配達員のお兄さん。

さようなら僕の「当日配送」


また今度ね僕のキーボードくん。

物欲全開で「当日配送」に浮かれ、注文した僕のワクワクは一瞬で絶望へ。

僕はしょげた。


わかりやすくしょげた。

うなだれた。

今日の夜は新しい相棒とカチャカチャと戯れようと思っていたのに。

あると思っていたモノがなくなるというのは耐え難い苦痛を与える。

その夜、僕はふて寝した。


今回の事で「過度な期待は身を亡ぼす」という事を学んだ。

これからは控え目に期待しようと思う。

ではまた。


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