体重増加の季節を乗り越えろ
ダイエッターにとって年末年始は体重の増加が気になる時期。
年末はクリスマスや忘年会など浮かれるイベントが多く、ついつい高カロリー、高糖質等の食品を口に入れてしまう。
パクパクと。
財布の紐が緩むというが、胃袋の口が緩むのだ。
いくらでも入る。
腹八分目なんて言ってられない。
基本11分目ぐらいになっている。
明らかな食べ過ぎ。
そんな僕も年末を待たずして体重が増加傾向にある。
これはいけない。
朝、体重計に乗ってひとりで「えっ」と声が出てしまった。
アニメならきっと背景が暗い青色になって縦線がたくさんでてきて「ガーン」みたいな文字と効果音が鳴っていたと思う。
たしかに食べ過ぎたと思っていたけど、これほど数字でありありと表示されると、へこむし焦る。
これはいけない。
なんとか気を引き締めないと。
まだ年末年始は始まっていないのだから。
戦いはこれからだ。
糖質制限を改めて意識して食べるものに気を配ろう。
結局は自分でしっかりと管理しないといけない。
辛い。
だれかに管理して欲しい。
こういう時にAIにもっと頑張って欲しい。
我が家の家電は全然スマートじゃない。
どれも独立している。
まったく繋がっていない。
令和の時代にスマートと名の付くのは携帯電話ぐらいだ。
最近ではスマート家電なんてもてはやされているけど、レトロな僕に言わせればまだまだ必要ないレベルだ。
僕が希望するレベルは、僕の健康管理をAIが管理してくれるぐらいのレベルだ。
僕はスマート冷蔵庫が欲しい。
自動で食品を見分けて適切な温度設定をしてくれる?
そんな機能はいらない。
自動で賞味期限を知らせてくれる?
これは少し欲しい。
自動で冷蔵庫の中の食材でおかずを作ってくれる?
それはもはや冷蔵庫ではない。
僕が欲しいスマートな機能それは
僕の体重、血圧、血糖値、前回の食事からの時間など、様々なデータを収集してくれていて、体重が増加傾向にあったり、満腹だったり、食べる必要がない時に警告してくれる機能だ。
まずは音声での警告。
「コレイジョウタベルトタイジュウガゾウカシマス」
それでも開けようとすると、扉にロックが掛り3時間は開かなくなる。
それでも暗証番号等を入力して無理やり開けようとすると
「ヒーターニキリカワリマシタ」
と強制的に食材を腐らせにくるストロングスタイルがいい。
年末年始などの太りやすい時期は扉がやたらと重くなるというのも面白いかも。
扉は指紋認証で開閉するので、他の家族は問題なく開けることが出来る。
この冷蔵庫ならダイエットに苦しんでいる人も継続して頑張れるんじゃないかな。
弱点は、他の家族に食材を取ってもらえることと、冷蔵する必要のない食品もたくさんあるということだ。
これではせっかくのAIを生かしきれない。
ではスマートミラーはどうか。
鏡を見ると右上ぐらいに体重が表示される。
直近の増減の傾向から、鏡の中の自分が太ったり、痩せたりしてこれが10日後のあなたです。みたいに警告してくる。
そして左端の方に改善案を羅列してくれて、もちろん音声で読んでくれる。
最高のダイエットアイテムとなるだろう。
お肌の状態なんかもスキャンしてくれて、美容にもいい。
だれかこんなダイエットに特化したスマート家電作ってくれないかなぁ。
これらのアイテムの醍醐味は結局我慢したり頑張るのは自分というところ。
頑張りをアシストしてくれるだけ。
やはり楽しては痩せられない。
スマートサプリなんてものが登場して、ナノマシンが身体の中で仕事をしてなんやかんやで痩せます。見たいな何の努力もなしに痩せるようなアイテムはいらない。
達成感がない。
でも世間的には、ダイエット特化型スマート家電よりも、気軽に痩せられるスマートサプリの方が売れるんだろうな。
そんな危ないもん体内に入れる度胸は僕にはない。
ナノマシンが脳内に入り込み、あなたの記憶力や思考力が飛躍的に向上します!みたいなスマートサプリなら飲んでしまうかもしれない。
でもナノマシンに知らず知らずの内に操られていそうで怖い。
やはり自分の力でなんとかするのが気持ちがいいものだ。
とにかく、これから始まる年末年始を体重をキープして乗り切るのだ。
毎日、体重計に乗り自己管理を怠るな。
他人に甘えるな。
ではまた。
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