先日、ネットを騒がせた日清のCMどんキツネにアンミカを起用した件。

元々はここ数年間、吉岡里帆がやっていたのがアンミカになることで非常に多くの人から反感を買うことになった。

更には過去にアンミカ自身がテレビで自分が朝鮮半島からの密入国者であることを吐露していて、一部の嫌韓の人から反感を買うこととなった。

ここまでは世論として理解できる。ただ幸いにも？私は1度も吉岡里帆以外のどんキツネを見ていないので感情的になるほどのことでもない。

そして現在はアニメーションのどんキツネバージョンCMに差し替えられたと言うから恐らくYouTubeで検索でもしなければ私は見ることはないでしょう。

今回、私が言いたいのは、あの日清と言う大手企業のマーケターや広報担当がこうなることを想定していなかったのか？と言うこと。アンミカのCMが流れ始めた日に日清の株価は暴落したし、街のスーパーでは日清の製品が売れ残りでワゴンセールになってしまった。こうなることを想像できなかったのか？私はアンミカ起用のニュースを見た瞬間に国内で不買活動になるところまで想像できた。

もちろん社内で広報をしていると会社優先になるので、ここまでの悪影響は想定できずとも、嫌韓感情が爆発することくらいは想像できたのではなかろうか？

私は思う。

今後は私が代わりましょうか？日清の広報とか広告戦略プランナー。

そもそもこのネット社会で右とか左とか何の役にも立たない戯言を話すのはおかしなことだと思う。

ネトウヨ？パヨク？

実につまらない。人の思想なんて、それぞれどっちでも良いし、どっちかに偏らなくてはならないなんてことは無い。両方の考え方があるから世の中が面白いんだと思うけど、どちらかに倣わなければダメみたいな「思想の強要」が大きくなると戦争になったりする。

残念なことにアンミカは、その戦争の小さな小さな火種であり、それに多額のギャラを払って広告塔に起用するなんてことは、プロモーションやマーケティングの常識レベルから見たらやらないし、私なら恐くて出来ない。

ただ逆に恐ろしさを感じたのは、今回の日清問題が起こってから、それまでアンミカを起用していた他企業もアンミカ起用から撤退あるいは、起用したCMを流さなくなったように感じる。

この同調思想も恐ろしい。

これは戦争の火種にこそならずとも、いわゆるイジメと同じ構図。

アンミカを使うと株価に悪影響でるし、日清と同じようなことが起きたら嫌だからウチも撤退しよう！放送回数を減らそう！撮り直そう！

この構図はまさにクラス全員でA君を無視しないと自分が無視されてしまうと言うイジメのスパイラルと同じ。

大手企業が情けないことをしたもんだ。

どう言うマーケティング理論で今回のCMに至ったのか…是非とも知りたい。

少なくとも私の中には無い考え方。

さてクリスマスイブの日曜日だけれど、本日は某寺院のPRについて打ち合わせなのです。寺院のプロモーションです。私の中では既に道はできています。