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サースペンド高校 3話

ニゲルは学校一のお金持ちでヘリ登校をしている。エマ率いるメグ.リン.テバクルはダーク・ウィッチズと呼ばれていてリンが1番無難な性格、メグはいつでもエマの味方でテバクルはブランドにお金持ち大好き。エイセーブとマリはお互い一軍に近い位置だと勘違いしているもののお互いパシリ。カマロはすることなすこと面白く同じ授業を受けていたロミーからも好評だった。


皆の学校にはどんな人がいるのだろうか?学校での立ち位置は存在するのか?誰かが言わなくても私の通ってた中学でも存在したし、今私が通ってるアスマー高校にもスクールカーストは存在する。いじめに近いものだって私の高校にはある。中学時代の大事な友達ヘネシーの通うサースペンド高校にも明確なスクールカーストが存在する。私の通ってる高校との違いと言えば、アメリカ映画に出るようなはっきりとしたスクールカーストが存在する。ヘネシーは高校1年間で変わってしまった。あの彼女が本当の彼女だったのかもしれない。それでも友達として彼女のことが気になる。
ボニー「今日もあの子達いる…」
ロミーのように学校が楽しいものもいれば、ボニーのように学校が憂鬱な生徒もいる。先生が酷かったり、生徒間でいじめや嫌がらせがあったりさまざま。私もそう言うイジメにあった時、学校が苦痛だった。
ロミー「ねえあんたそこ私達の席なんだけど。邪魔。」
ピテラ「あっち行って。」
ボニーがロミー達に囲まれた。ロミーが机を叩く音が響いた。
ヘネシー「あんたその服どこで買ってるの?」
ボニー「自分で作ったの…」
ヘネシー「布切れかと思った。」
ボニーは自信なさげな感じだった。ボニーはあまり明るい感じではなく内向的だ。
ピテラ「あんたの服可愛くしてあげる。」
3人はココアの粉で服を汚した。
ロミー「こっちの方が似合ってる。」
ロミーはすぐさま教室を出た。
マリ「流石ロミーとピテラね。」
ヘネシー「もっと可愛くしてあげたかったな。」
マリ「もっとやっちゃいなよ。」
ロミー達からしたら面白半分だがボニーは傷ついた。
女子生徒「あんたここにいたの?その服ダサいよ。」
ボニーは早速校内のターゲットになった。
ボニー「私の服、何がダメなのかな…」
ボニーは3軍の女の子。彼女は裁縫や編み物、羊毛フェルトが得意で、自分で鞄とかを作ってる。あまり周りの人には言ってないので、彼女の特技を知ってる人は少ない。彼女は代々洋服作りを得意とする家の家庭だ。将来は自分の服を売るのを夢見ている。
ボニー「お姉ちゃん…」
彼女も家庭内の問題を抱えてる。私とは違った問題だ。
シズナ「次の授業どこ何だろう。あの子達に聞いて見よう。」
ヘネシーとマリに声をかける。
シズナ「あの、どこ…この授業…」
ヘネシー「あんた見ない顔ね?何人?」
ヘネシーとマリはシズナを嘲笑う。
シズナ「チェコから来た…」
マリ「どこ…授業…わはははは。国に帰れば?」
エマのグループ、ダーク・ウィチズが様子を見て駆けつけた。
エマ「ヘネシー、マリ。これくらいにしときな。もっと面白いジョークが言えるようになったら?」
ヘネシー「何だよ。クソビッチ。」
テバクル「そうやって清純ぶってるのが痛々しいわ。」
リン「何でいつもこうなるの…」
ヘネシー達は退散する。
メグ「シズナ、私達が教室教えてあげる。」
シズナはチェコから編入した女の子。ロミーやエマ達とは何かと授業がかぶる。校内の立ち位置は3軍女子。
シズナ「教えありがとう…」
彼女はロシア語は話せるが英語がかなり苦手今後言葉の壁にぶつかる。
ラディア「あんた教室違うわよ。」
シズナ「じゃあ、どこですか…」
ラディア「今彼氏と良いところだったのに。この私が案内してあげるわ。」
地理と政治経済を教えるラディアと言う女教師に案内された。
シズナ「ありがとうございます。」
ラディア「まったく、次から気をつけてちょうだい。選ぶ友達を間違えたようね。」
そう言ってシズナの元に離れた。エマ達は英語があまり分からないのを良いことにシズナを騙した。
エマ「次の授業は隣の棟の教室ね。」
シズナ「ありがとう。」
ボニーはその様子を見ていた。エマ達がいなくなるとボニーは彼女を呼び止めた。
ボニー「ちょっと良い?」
シズナ「君誰なの?」
ボニー「私はボニーって言うの。エマ達みたいに目立つ感じじゃないから分からないよね。私はボニーよ。」
シズナ「ボニー、よろしく。」
ボニー「あの子達君のこと騙そうとしてるの。」
シズナ「何言ってるの?騙そうと?」
ボニーの言ってることがよく分かっていなかったが、ボニーは頑張って説明した。
シズナ「分からない。でも君は良い人。」
ボニー「良かったら私がこの学校案内するね。」
シズナ「分からない。でも友達になりたい。友達になって。」
言葉の壁はあっても2人はすぐに打ち解けた。
ボニー「私にもチェコのこと教えて。」
シズナ「良いよ。」
校内の案内は終わった。
バズ「今日も数学クラブ集まるよ。」
アシュラルド「やろう。」
男子生徒「今年は数学コンクールはバズとアシュラルドに出て貰う。あと2人メンバーが欲しい。」
アシュラルド「やばい。ストライカー達が来た。面倒くさいことになった。」
バズ「放っておけば良いのに。」
アシュラルドは中学生の時に数学オリンピックで良い成績を残した男子。他の教科も手を抜かない。学校にいたら常に勉強をしている。学校でのポジションは3軍の男子だ。ストライカー達から意地悪されることが多いので、彼らを警戒している。
バズ「物理の範囲一緒に図書館で勉強しよう。」
バズも同じく三軍の男子。彼も数学オリンピックで好成績をおさめたことがある。アシュラルドととは入学式ですぐに友達になった。
バズ「物理が終わったら、財布の中整理しよう。」
あまり知られていないが、お金の管理が管理出来るため、無駄遣いを使ったことないし、一度もお金を盗まれたこともない。
アシュラルド「お前貯金額150万もあるの⁉︎」
バズ「声が大きいよ。そう言う話は君にしかして無いから。絶対言わないで。」
バズは冷静で、人をよく見ている。
アシュラルド「分かったよ。バズみたいなやつ世界中まわっても中々いないと思うぞ。」
バズ「分からないよ。そう言う話は皆信用する人にしか言わないよ。」
バズとアシュラルドの信頼関係は強固なもの。2人の間には隠し事などない。
アシュラルド「俺の秘密してるのもバズくらいだからな。」
二人は肩を組んだ。素晴らしい友情だ。
バズ「痛い!何する…」
ストライカーがバスをからかった。
ストライカー「手加減したつもりだけどな。これって痛いんだ。」
エイセーブ「もっとやっちゃえ。」
スティーブン「すぐ授業はじまるからそれくらいにしとけ。」
ケイジ「分かったよ。」
スティーブンは3人の中では調子に乗ったり、羽目を外す言動は比較的少ない。ただストライカー達のグループにいるため一部の生徒には恐れられている。
カマロ「おはよう。何やってんだ?」
バズ「大したことじゃないよ。」
アシュラルド「行くぞバズ。」
アシュラルドとバズは授業に向かう。
カマロ「また教室間違えたわ。」
男子生徒「カマロ教室間違え過ぎだな。」
他にもターゲットになるような男子達がいる。
ジンジャー「ゲーム機変えたのか?」
ロジャー「ゲーム機壊されたんだよ!バイト代で何とか変えたけどさ。」
ジンジャー「親に言ったのか?」
ロジャー「前にもそういう事あったけど、俺の親前にすると上手く誤魔化してあいつらは俺の親を説得するんだ。中々困ったもんだ。どうせ俺はクラスの片隅のような存在だ。笑ってくれよ。」
ロジャーは学校内では3軍の男子だ。時々ネガティブ思考になることもあるし、暗いところものある。
ジンジャー「俺はロジャーのすごいところたくさん知ってるけどな。自信がないのも俺も同じだ。」
ロジャーは複数の言語を習得している。母語の英語の他にイタリア語、ドイツ語、日本語、中国語が話せる。他にスワヒリ語など様々な言語を勉強中だ。プロゲーマーで、eスポーツに憧れている。
ジンジャー「やべー、あと少しで死ぬところだった。」
ロジャー「ギャーー無理だ。」
ジンジャー「いつものやつか。」
男子生徒「あいつ反応がオーバーリアクションで受ける。」
男子生徒2「ゲームの爆発音でビビるやつはじめてみた。」
見ていた周りの生徒はロジャーの弱点を笑った。ロジャーは爆発音が本当に苦手。ゲームだろうと動画の爆発音だろうと正常な判断が出来なくなる。
ジンジャー「あいつら本当にガキだな。」
ジンジャーはうざいと思った奴らにはクールな雰囲気を放つ。
ロジャー「俺にはお前しか理解してくれる奴いないよ。」
ジンジャー「だろ?」
ジンジャーもロジャーと同じく3軍の男子。校内ではまさに底辺の扱いだ。ロジャーとはゲームで繋がって友達だ。
ロジャー「ん?お前暖かいな!」
ジンジャーは体が冷えにくく、基本触っても暖かい。
ジンジャー「むしろ暑いくらいだよ。」
夏は基本汗がダラダラで、運動したあとはまるでシャワーを浴びた後のような感じ。
ロジャー「タオル3枚も持ってきてるのか。」
ジンジャー「それくらいないと足りないんだよ。」
ある生徒が聞く。
男子生徒「お前名前なんて言うの?」
ジンジャー「ジンジャーだけど。」
男子生徒「ジンジャーって、食べ物じゃん。親がクレイジーだな。」
エイセーブ「お前の親、薬とかでもやったんじゃないのか?」
周りの男子生徒がジンジャーをあざ笑う。
ジンジャー「それならジンと呼んでくれ。うちの親が生姜マニアでこの名前になったんだよ。」
男子生徒「やっぱり頭のおかしい両親じゃん。」
ジンジャーは内心傷ついていた。自分の名前が嫌いでもなく少し特別感を感じてたから余計そう感じてしまった。 
ロジャー「ジン…」
ロジャーはジンジャーを心配した。ジンジャーがロジャーの爆発恐怖症を笑わないように、ロジャーもジンジャーの名前の由来を決して笑わなかった。
ロジャー「お前の名前良い名前だと思うけどな。」
ジンジャー「慰めのつもり?もう良いよ。邪魔者達はいなくなったことだし、ゲームの続きやろうよ。」
ロジャー「分かった。」
意地悪する子さえいなければ二人とも楽しい高校生活をおくれる。
アレス「エルサ!見つけた!」
エルサ「アレスあんたいつもこんな調子なのね。」
アレス「最近カマロがあたいのこと見るけど、私何か変なことしたか?」
エルサ「変なことしかしてないでしょ。」
アレス「私は普通に過ごしてるだけ。」
エルサ「あんたいつも変わってるでしょ。」
アレス「エルサ、あんたっていつも厳しいわね。」
エルサ「私は普通に過ごしてるだけよ。」
アレス「あんた本当にポーカーフェイスね。」
ロミー達が目の前に現れる。アレスは少し気になってたが、エルサは全く興味なかった。
ロミー「この後、うちチアがあるから。」
ピテラ「そうだったね。今日はヘネシー送って帰るわ。ロミー頑張って!」
アレスとエルサはもはやロミー達の視界に入っても注目するような生徒ではなかった。たまにからかうことがあるくらい。
アレス「あたいもあんな高校生活おくれたら良いのにな。」
アレスはこの学校では3軍の女子。エルサだけが知ってることでこう見えてトランスジェンダーの女の子。両親の同意を得て、女性ホルモンをしている。10代でかなり覚悟を持って生きていける。
エルサ「無理だと思うけど。」
アレス「100%無理ということはないでしょ。エルサは夢がないわ。」
エルサ「私には夢なんてないわ。」
アレス「あんた自分の気持ちに素直になる時も大事だぞ。」
アレスは話してみると結構面白いし、ポジティブ思考だ。しかしエルサとつるんで奇抜なメイクをしてるので3軍のままだ。バンドなどに影響されたゴスの格好だ。メイクは特に目元が奇抜だ。
アレス「人生一度きりならもうこのカードで生きるしかないっしょ。」
エルサ「ロミー達みたいなのくだらないんだよね。学校内の立ち位置で上か下なのか判断して。そんなことに時間を費やしてるのね。あんなこと気にしながら生きていくとかこれから大変そうね。」
エルサも同じく3軍女子。アレスとは友達で、ロックバンドをこよなく愛する。ロックなら何でも聞く。アレスとたまに個展を開くことがある。
ストライカー「行くぞ!」
ストライカーが廊下で連続でバク転した。
エイセーブ「流石ストライカー!」
ケンジ「俺はマジックだ!」
スティーブン「ケンジ、マジックも出来るのか。」
女子生徒「カッコいい!」
テバクル「ストライカーのバク転カッコ良すぎる。」
リン「テバクルって惚れやすいのね。」
アレス「ストライカーってあんなこと出来るんだ。」
エルサ「何あれ。危なっかしいし放おっておこう。」
アレス「エルサ、どこに行くの!」
エルサは無表情で、絶対笑うことはない。騒がしいノリを見るとくだらなくていないものとして見なすこともある。時々彼女は冷徹な心を持つことがある。性格はかなりドライだ。
カマロ「よく見るとキレイなんだよな。」
アレス「よく見たら、エルサのこと見てる。見てたのは私じゃなくてエルサだったのね。」
カマロはエルサのことが気になりはじめていた。
ロミー「やっとチアの練習終わったわ。」
ケンジ「ロミー、練習終わりか?」
ロミー「そうよ。」
ロミーはケンジのことが好きなので、ドキドキしていた。
ケンジ「最近誘い断って悪かったな。今度一緒に夕ご飯行こうぜ。俺、車で送ってくから。」
ロミーは舞い上がり、車で急いで帰って、ピテラの部屋に上がり込んだ。
ロミー「ピテラ!ついにケンジとデートよ。」
ピテラ「キャーー!念願のケンジとのデートじゃん!もう付き合ったと言っても良い距離感よ。」
ロミーとピテラはかなり盛り上がっていた。
ロミー母「何盛り上がってるの?」
ピテラ「ヘネシーに彼氏が出来たから盛り上がってるのよ。」
ロミー「そうよ。」
ピテラはとっさに嘘をついた。
ロミー母「そういう事だったのね。お父さんが御飯作ってくれたから食べに行きなさい。」
ロミーの母親はピテラの部屋を出た。
ロミー「ピテラありがとう。彼氏出来ても何も言わないけど、車でドライブなんて言ったらパパとママ絶対うるさいわ。」
ピテラ「分かる。変な所保守的なのよね。彼氏家にあげるくらいは平気だけど、泊めるのは絶対反対するわ。」
ヘネシーが彼氏いることになってる。
ヘネシー「ストライカーのやつ、私に全然振り向いてくれないわ。」 
サースペンド高校は恋になるとどの立ち位置の子でも悩む。本当は皆変わりない高校生だ。


キャラクター紹介
元になったキャラクターを紹介していきます。
(今回新しく登場したキャラクターの解説です)

例:
本作キャラ名:(本編と違う場合元のキャラ名)
(元のキャラの設定説明)

シズナ:
ロンローの作品Weapon_familiarに登場する
呪いのひょうたん(ライフル銃)クラッシック音楽以外の音楽を聴いたらかんしゃくを起こしてしまう能力があり、歌うことが大好きで即興で歌詞メロディーが浮かんで歌い出す。

ラディア:ワサビ子
ピタ子ワールドのキャラクター。彼女に喋ったこと知られた情報は短期間で全世界にしてしまう、彼氏を複数人の女子同士でシェアリングをしているため多くの異性と触れ合っていると考えられる

アシュラルド:バッチチ(アシュラルド)
ロンローの物語Galaxy scale pythonsに登場する自称ゲンゴロウ型神蟲、(ゴキブリだと言うと怒る)結構大事に結構巻き込まれる事が多く、アシュラルドは彼の本名だが、その名は言われたくないし隠すレムアという蛾の幼虫の弟子がいて、彼女は結構優秀

※神蟲の読みは(カミムシ)でServer bug ともいう

ジンジャー:ジン
ピタ子ワールドのキャラクター。体がショウガでできていて切っても5分で再生する、炎のように見える変わった帽子を被っていて、マッサージが得意でお風呂が好き、体温が高いので代謝が良く免疫力が強いと思われる。

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