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サースペンド高校 1話

アメリカのとある州に一つの高校がある。私の通う高校と比べてはるかに大きい高校。地域の生徒達が憧れるマンモス校だ。私のかつての友達のヘネシーもサースペンド高校に通っている。あの時の私は彼女のことが気になって仕方なかった。恵まれない家庭育ち、そしていじめられていた私にとってはかげえのない存在だったから。ヘネシーがどんな家庭で育ってるかもよくよく考えたら分からない。
女子生徒「見てあの子達!!綺麗じゃない?まさにゴージャスね。」
女子生徒2「あの子達、何年生?ここの学校入学したばっかりだから、こんな輝いてる子達みたいになりたい。」
1軍の3人の中にヘネシーがいた。あの時の彼女と違い、今の彼女は学校が一目目をおく存在になった。
女子生徒1「あんたそんなこと考えながら学校来てるの?自分の立ち位置よりどんな人と絡むか考えたほうが楽だわ。それであの子達何て言うの?」
女子生徒3「ロミーよ。うちの学校の2年生。他の二人はピテラとヘネシーよ。他の二人も2年生よ。」
ヘネシーは何事もなく、無事に進級が出来た。彼女は同年代なのに私の知らない人間になってしまった。
男子生徒「ロミー、今度パーティー開くけど来ないか?これ招待状だ。」
ロミーは学年も分からない生徒に声をかけられた。
ロミー「なにこれ?それにあんた誰?行くわけないでしょ。今度こっちだってパーティーあるの。」
ピテラ「要件はそれだけ?あんたとロミー授業もかぶってないと思うけど。」
男子生徒「絶対行ったら楽しさ100%だ。行くしかないよな?」
ピテラ「誘うなら、他の女子を誘ったら?」
ヘネシー「誘う相手を間違えたようね。ダッサイ!」
ロミー「そのパーティー招待状だけ受け取る。」 
男子生徒「やったー。念願のロミーがパーティーに参加する。」
ヘネシーが招待状をロミーからとって破った。
ヘネシー「浮かれやんての!」
ロミー「ピテラ、ヘネシー。行くよ。」
3人は男子生徒をおいてその場を去った。
男子生徒「何だあの女!それでもロミーってクールで綺麗な女だな。いつかあのガード固い彼女の心を動かすか。」
果たしてそんな日は来るのだろうか。
ロミーは両親が金持ちのお嬢様。お父さんもお母さんも美形で彼女も誰にもない美貌の持ち主。小さい頃から一目置く存在だ。サースペンド高校で彼女を知らない人はいないくらい校内の有名人だ。そしてもう一人彼女と同じ一軍の女の子がいる。彼女はピテラ。彼女はあの一目置くロミーの隣に対等に立てる人物の一人。ロミーとは小さい頃からの幼馴染。あとから知った情報だが、二人とも家が近所で両親同士も関わりが深い。
ピテラ「ちょっと邪魔よ。どこ見てるの?ロミーにぶつかってるじゃん。」
女子生徒「ごめん。」
ロミーに反抗したり、危害を加える人には彼女は容赦しない。
ピテラ「全く私達が誰だか分かってないみたいね。」
ヘネシー「本当にそうよ。ルーザー達って何を楽しんで生きてるんだろう?」
これが本当のヘネシーだ。私が中学時代見てた彼女はいじめをかばうような子だったけど、あの時は私はヘネシーがどんな子とかは分かってなかった。でもかつて一緒に友達として楽しい時間を過ごした私からしたら気になって仕方ない。
ロミー「二人ともまともに相手にしちゃいけないわ。相手もこの機会で私達が他の生徒達と違うことくらい理解したと思うわ。相手が相当なバカでは無ければの話だけど。」
ピテラ「そうね。身のほどってものがあるわ。」
ヘネシー「ねえ、あれ見て!あの子ブランド物のバッグ持ってる。」
ピテラ「何だって?行くわよ。」
ロミーを筆頭にある女子生徒に接近した。
女子生徒「何?私何かした?」
ロミー「それよく見たら、偽物のブランド物のバッグじゃん。」
ロミーは高級ブランドとコピーの見分けが出来る能力がある。相手がたとえ50m離れていようと彼女の目に入ればすぐジャッジされる。
ピテラ「ダサすぎる。あんたにお似合いじゃん。もしかしてあんたケンジのこと狙ってるわけ?あんたとなんて釣り合わないんだけど。」
ヘネシー「そんな偽物恥ずかしくて持てないわ。そこら辺の路上で買ったんでしょ?あんた本当に馬鹿ね。」
ヘネシーは高校からブランド物に興味を持つようになったがロミーやピテラのように詳しいわけでもない。だからいつも二人にバッグなど選んでもらってる。
ピテラ「ロミー、来たよ!」
ロミー「ケンジ!おはよう!今日はバスケの試合?」
ケンジ「おはよう。今日は別の予定があるんだ。」
ケンジが学校の中に入る。
ヘネシー「ケンジカッコいいじゃん!」
ピテラ「付き合ってどれくらいなの?」
ロミー「まだ付き合ってもいないわ。」
ロミーはケンジに思いを寄せている。
ピテラ「この前良い感じだったからもう自然の流れで付き合ってるのかと思った。」
ロミー「ケンジは中々忙しくて一緒にいる時間ないのよ。」
ピテラ「確かに、ケンジってスポーツ万能で頭も良いから、どこからも引っ張りだこよね。」
ヘネシー「やっぱりケンジと釣り合うのロミーしかいないでしょ。ピテラはここで彼氏とかいるの?」
ピテラ「ちょっと前に他校の男子と付き合ってたけど、別れたわ。」
ヘネシー「そうなの?」
ロミー「えっ?ヘネシー知らないの?結構この話有名よ。」
ピテラ「分かれた理由はお互い性格が合わなかったのよ。細かいところうるさい男ですぐ見切りつけたわ。」
ロミー「別れた瞬間はすごい泣いてたわ。」
ピテラ「泣いてなんかなかったわ。」
3人とも笑いながら、恋愛について話してるとどこからか怪しい気配がした。
ロミー「いたっ!何よ!」
ピテラ「エマじゃない!今わざとぶつかったでしょ。ロミーが人気者だからって嫉妬してんじゃないの?そう言うのいつまで続けてるつもり?」
エマ「わざとぶつかって妄想してるわけ?被害者ぶるとか怖いわ。」
彼女はロミーのライバルのエマ。彼女も一軍女子だ。
エマ「私はあんたみたいな人間にしてすらしないわ。嫉妬するほど価値のある人物じゃないから。」
ロミー「向上心があるようね。それならぶつからないように努力の一つでもしたら?」
エマ「何言ってるの?あんたがぶつかるような所にいるから、私はたまたまぶつかっただけなの。」
お互い嫌味を言いあった。
メグ「今日もエマ、綺麗ね。ロミーが人気者なのが納得いかないくらい。」
ピテラ「この学校では皆ロミーに注目するでしょ。あんたみたいなダサい髪型した女誰も目を向けないわ。」
エマ「これは私のお気に入りよ。ストレートヘアの良さが分からないようね。」
ヘネシー「あんたがすると台無しなんだって。」
エマもこの学校じゃ誰もが一目置く存在。頭も良くて、ロミーと同じく美貌の持ち主。二人とも似たような所があるがある時から対立しだした。
エマ「メグ行くわよ。」
ロミー「私の前に気安く姿を見せないで。不快だから。」
エマ「ロミーってこんなヒステリックだったのね。」
エマは嘲笑いながら、メグ、リン、テバクルを連れて去った。
ピテラ「エマは今日も憎たらしいね。口を開けば嫌味ばかりよ。」
ロミー「ピテラ、あんなの放おっておこう。」
ピテラ「それもそうね。次私、違う教室だわ。」
ロミー「私は化学の授業あるわ。」
ヘネシー「私は数学よ。」
3人とも授業がかぶる時もあれば、違う時もある。
お昼の時間になると3人は再び集まる。
ロミー「今日は珍しくピザ頼んだわ。」
ピテラ「ロミー最高!」
ヘネシー「食堂も良いけど、ピザも最高!」
ピザを美味しそうに食べる。
ピテラ「新作のハリウッド映画見た?動画配信サイトにアップされたのよ。」
ヘネシー「主演の女の子可愛い。この子の映画よく見るのよね。」
ロミー「配信サイトのアカウントパスワード変えるからメールで送るわ。」
ヘネシー「ありがとう!」
ピテラ「ありがとう。やっぱり、ロミーって完璧。」
もちろん彼女達も普通の女子高校生と変わらない会話をすることもある。
ストライカー「ロミー、今度アメフトの試合あるから見てくれないか?」
ロミー「気が向いたら行くわ。」
ストライカー「前のお前はよく来てくれたよな。」
ストライカーとロミーはかなり仲の良い男女。
ロミー「昨日の動画中々面白いじゃん。あんたの良さがよく引き立ってるわ。」
ストライカー「当たり前だろ。フォロワー何人いると思ってんだ?」
サースペンド高校でも、世界中で流行っているショートビデオアプリ、パイソンバードが大流行してる。
ストライカー「このピザ美味いな。」
勝手に食べてもロミーは何も文句は言わなかった。
ピテラ「これ美味しいでしょ。新作だし、本当にこういう味好き。」
ロミー「上手い。たまにはピザ食べないと駄目だわ。」
ストライカー「マジで上手い。もう一個食べるわ。」
ヘネシー「あんた食堂行ってきたばかりなのによく食うわね。」
ストライカー「ピザは別腹だ。」
ストライカーやケンジは食べる量が多い。ピザは何枚かストライカーに食べられた。ロミーはストライカーとはかなり仲の良いため気に留めなかった。
ストライカー「ロミー、ありがとな!」
ストライカーは去っていく。
ヘネシー「あの感じだとストライカーはロミーにまだ気があるわ。」
ピテラ「別れてからむしろ関係性良くなってる気もするけど。」
ロミー「ストライカーとよりを戻す?信じられないわ。今はストライカーよりケンジのほうが気になるのよ。」
ヘネシー「本当はまだストライカー好きなんじゃないの?」
ロミー「そんなわけないわ。」
スティーブンが彼女の視界に入る。
ロミー「皆、移動するよ。」
ロミーはスティーブンと対面すると気まずい感じだ。
スティーブン「ストライカー、ケンジ。ここにいたのか!バスケしようぜ。」
放課後になると3人はバスケをした。
ストライカー「スティーブン、こっちにパス。」
数人の女子生徒が見た。彼女達はこんな男子と付き合えたらという理想を抱く。
女子生徒1「見て、ストライカーよ。マジでカッコいい!」
女子生徒2「私はスティーブンが一番良いわ。今さっき、シュート決めたのがカッコいい。」
サースペンド高校2年生の一軍男子と言えばストライカー、ケンジ、スティーブンだろう。
女子生徒3「ストライカーってこの前ロミーと別れたばかりよ。これってチャンスじゃない?」
女子生徒2「確かに。ストライカー、今度私達とご飯行かないかしら?」
ストライカー「最近用事ばかりあるから無理だわ!」
ストライカーは一軍グループの男子のボス。スポーツが万能で性格もさほどキツくない。女子からもモテまくるので、ロミーと別れても彼女はすぐ見つかる。しかし付き合った女の子達はだいたい長く続かない。
ケンジ「そろそろ彼女作らないのか?」
ケンジは肩を組む。
ストライカー「自然の流れで出来るさ。」
ケンジ「まだロミーのこと気にしてるのか?」
ストライカー「あいつのこと気にしてるほど暇じゃない。」
ストライカーはロミーと別れても笑いあえる仲になっても時々彼女のことが気になる。
ケンジ「ボール貰い!」
ケンジはストライカーとの親友で同じく一軍男子。お父さんが証券会社の社長で、ロミーと同じく誰もが目を置く存在。顔も格好良くて運動神経も抜群で女子からも凄いモテる。
スティーブン「最近夜中まで起きてるけど何してるんだ?」
ケンジ「良い大学行くための勉強だ。」
ケンジは何かと夜中まで起きてることが多い。何をしてるかまでは皆、よく分かっていない。どこか不思議な一面も持っている。
スティーブン「勉強か。天才は見えないところで努力してるんだな。」
スティーブンもストライカーのグループの一軍男子。ロミーとスティーブンの間で何かが起こったみたいだが、二人にしか分からないことだ。そしてストライカーとケンジはスティーブンが秘密にしてることを知っているが、絶対他の人には話さない。
女子生徒「スティーブンにストライカー!一緒に写真撮ってくれない?」
彼らは校内のアイドル的な存在だ。パイソンバードでの有名人だから校内での注目度は高い。
ライク「うちの学校、割となんでもある高校だけど、何か変な学校だと思わないか?」
パーセク「ライク、それ考え過ぎなんじゃないか。まだ高校1日目だし、誤解してるだけだろ。」
ロミーが彼らを見る。
ライク「新入生だから俺ら、あの2年に目をつけられてるぞ。」
2人は別の場所に移動した。
ピテラ「知り合い?」
ロミー「何だか見覚えあるのよね。」
ヘネシー「私もどこかで見たことあるんだよね。気のせいかな?」
ピテラ「確かにライクって名前聞いた事あるんだよね。」
3人は疑問に思いながらも授業に参加した。
ベラ「ちょっと遅刻だわ。自由に座りなさい。」
たまにベラと言う女教師の授業に3人は遅刻する。
一軍女子達の1日はあまり気苦労はなく、充実した1日として終わる。
ロミー「今日は私の車で帰るわよ。」
ヘネシー「私違う方向だから。」
ピテラ「ヘネシー、気をつけてね。」
ロミーの車は黒い車だが特殊な機能が多い。あっという間に家に着く。
ロミー「パパ‼︎ママ‼︎」
ロミーはお父さんとお母さんにハグをする。中学の時はお父さんに送り迎えをしてもらったので2人はかなり距離が近い。家族仲はとても良い。
ロミー母「ピテラとピテラのママとパパも今日はうちでご飯食べないかしら?」
ロミーの両親にとってピテラも自分の娘のような存在で、ピテラの両親からしてもロミーは自分の娘のような感覚だ。それくらい昔から家族間での交流は深い物だ。2人が悪さした時はどちらも平等に怒られた。
ロミー父「ジュースどっちにする?」
ピテラ「私はこっち。」
ロミー「洋梨と桃があるからそれでジュース作って。」
ロミー父「そう言うと思ったよ。」
ロミーもピテラも両親と一緒に過ごす時間もちゃんととれている。
ロミー「パパ、今度ピテラとライブ行くから一緒に行こうよ。」
ロミー父「よし、車の運転はパパに任せて。それと行きたいレストランも教えて。」
ロミー「それならここが良い。」
ピテラ「ここって、床が光るレストランだよね。前から言ってみたかった。2人とも最高‼︎」
まさにこう言う幸せな家庭もある。こんな家庭を羨ましく思うことがある。食事は終わり、次の日も学校があるので2人とも寝た。2人の家の付近では満月の美しい光がよく見えた。


キャラクター紹介
元になったキャラクターを紹介していきます。

例:
本作キャラ名:(本編と違う場合元のキャラ名)
(元のキャラの設定説明)

ロミー:ロン美
ロンローM.O(以下ロンロー)の女体化の総称、とはいえ本体の黒馬も性別の自己認証が騸馬(去勢したオス馬)なため、漢(オトコ)っていうような印象ではない。競走馬で教祖。そして実験動物でもある

ピテラ:ピタピタ子
ピタ子ワールドの創造主、ピタピタ子(以下ピタ子)の化身が50億年前(地球が誕生する以前から)に行くところから始まる。
ピタ子事務所で所長補佐として業務に携わっている

ヘネシー:
ロンローの物語Galaxy  scale pythonsに登場するトカゲ、蛇である主人公のターボ(エヌスク)にボディータッチをするなどをした

ケンジ:(死神さん)
ピタ子ワールドのキャラクター。昼間は証券会社で働いていて、夜には裏稼業で殺し屋を行っているが女性には手出しはしないらしい。

エマ:
ピタ子ワールドのキャラクター、強い魔女で結婚願望が凄まじい、カリスマ性があり幾つもの事業を起こしているため総資産は兆(数百億ドル)の域だと思える。

メグ:
元々はエマが飼育していた金魚だったが彼女は歩いて喋れるようにもなりたかったので、エマにお願いして結果水槽と一体化したような形で歩けて喋れるようになった。エマと仲がいい

ストライカー:
ロンローの物語Galaxy scale pythons に登場するコブラのおじさん。複数の地点へ最短距離で行くのが得意トライカーGという反社組織の長で、小さな銃から大量破壊兵器の販売やテロ行為の支援まで行っている

スティーブン:(スティーブン.ナーク)
ロンローの作品Weapon_familiarに登場する疲労をもたらすヤクビョウザメ、効力の被害範囲は最大60km離れ立ちくらみが伴う。元々はBL好き腐男子だと思っていたが、後からゲイだと気がついた。

Weapon_familiarはフリー素材なのでご自由にお使いください、武器要素があるため純粋に武器として使うもよし使い魔として使うも構いません
使い魔としてなら彼は疲労をもたらすヤクビョウザメ
武器としてなら水素爆弾(核兵器の一種)に当たります

パーセク:
ロンローの物語Galaxy scale pythonsに登場するムカデ形の神蟲の幼虫(コズミクの息子)。
本編ではほぼ赤ちゃんに近い部類だが彼のイタズラで、主人公と無関係ゲーム廃人の女の子と入れ替えてしまう恐ろしいことをしてしまっている。

ライク:(歌星未駆 ウタホシライク)
ロンローの書きかけて止めてしまってた古い物語のキャラクター。破壊神龍ロンローと創造神リーハイシャンに遭遇していて年齢を半分にされてしまった元高校生

注意:ロンローM.Oと破壊神ロンローは別物です





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