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Notice〜ケアマネは会話上手じゃなきゃ〜


ケアマネの仕事って、利用者さんや家族、多職種の方々と日々会話をしては、その方にとって1番良いと思われる方向を模索していく支援の要です。

それが電話越しであったり、対面であったり。
初めて会う方から知り合いまで、さまざまな方にさまざまな方法で接しています。

みなさんにも、家族、会社や学校、塾や習い事…
自分の周りには、常に人、人、人…ですよね。


人間なので、その日の体や心の状態によっては同じ言葉を言われても、カッとなることもあれば、我慢できたりすることもあるのが事実。でもできるだけ、嫌な思いを人に与えないように気遣いは必要ですね。

私が仕事の中で心がけているのは…

【あいさつ】

口元に笑みを浮かべ(最近はマスクですが)、目尻はやや下がった感じ。自然な笑みですね。優しい印象を持たれるように。そして、明るいトーンで、高すぎず、低過ぎずのはっきりと聞き取りやすい発声で、ややゆっくりと。

45度ぐらいのお辞儀をする。

同年代または目上の方に接する機会が多いので、敬語は当たり前。ただ、あまりかしこまり過ぎないこと。二重敬語にも注意ですね。日本語は難しー(°▽°)

介護の業界、デイサービスなどでは、若い方もたくさん働いていますが、年齢に関係なく敬意を持って話す。

電話では尚更、伝わりにくいので、はっきり伝えること。電話をしながら普通に頭を下げていますね(๑>◡<๑)
あ〜面倒くさく思っているんだな〜とか、嫌なんだな〜とか、姿が見える以上に伝わるものですよね。

あいさつがてら、最初は天気の話題からが始めやすいですね。

「今日は良い天気ですね〜」
「今日は風が強いですね〜」とか。

【会話中】

相談援助を仕事としている者にとっては、当たり前ですが、まずは座る位置ですね。

なるべく目の前は避けます。相手から見て90度の位置に座るか、対面でも斜めの位置が、会話しやすいです。

直視を避けられるので、少しリラックスした雰囲気になりますね。
目を見たり外したり、少し微笑んだり、うなずいたり…
わかりやすい言葉で話す、極力専門用語は使いません。

話が進むと、相手の性格や、傾向、家庭の状況等がだんだんわかってくるけれど、私と相手の生活環境や価値観など違って当たり前!否定せずに、思いを確認しながら聴くを繰り返していく、その中で、提案もしてみる…

そんな感じでしょうか?(๑・̑◡・̑๑)

途中、この人野球が好きなんだな〜と思えば、
高校野球、プロ野球、草野球などの話。

相撲が好きなんだな〜とわかれば、地元出身の
お相撲さんや昔の横綱の話。

最近はだいぶ減りましたが、水戸黄門が好きなら、時代劇や、地元の歴史上の人物の話。

まだまだ、さまざまですが、時折、冗談を交え話すのが友好的、有効的な会話につながるように感じます!

だから会話のネタ作りもあって、社会情勢やスポーツ、芸術、芸能界まで、興味のあること、ないこと、一応雑学として知っておく、これが結構会話に役立っていますね。ただ、話題によってはあまり深掘りせず、知っていても知らないふりをしたりします。

【会話の終わり】

話が盛り上がって、中々終わりの糸口がつかめず、右往左往するときがあります。

面接時間があまりゆっくりと取れないとわかっている場合は、最初に関われる時間を伝えます。

「今日は30分しか話をお聞きすることができないのですが、来週は◯日はご都合いかがでしょうか?」

やっぱり、相手を不愉快にさせないような言葉選びが大事になりますね。みなさん、介護をされている方々は、献身的であれ、保身的であれ、複雑な思いを抱えて生活されているので、事務的な対応は、嫌がられます。

思いを聴いてくれる人⇨信頼できる人につながるため、手は抜けません。

「今日はいろいろと話していただきました。お疲れでしょう。また、話をお聞きしてもいいですか?」等々…

最後に、時間をかけ話していただいたことに感謝をして、また連絡しますねと伝え終わりになります。

何ごとも人間関係です。
礼に始まり、礼に終わる。
つかず離れずの程よい距離感が、必要ですね。












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