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127万ぼったりされた話 ~Part3 店内篇~

どうも~
休職期間中、なにもすることがなく、寝飽きたD.T.です。
お金もなんでか知らないけど、まったくないので何もできません。
「なんでやろうなあ」と赤井さんに聞きたくなるほどです。
○○さんマークの引越社さん。大きくなったのは、赤井さんではありません。私の息子です。女の子を見るたびに反応し、成長期が止まりません!!!

と茶番はここまでにしておいて、本記事は
127万ぼったりされた話 ~Part3~ 店内篇
について投稿させていただく。
全部で第5章編成になる予定であり、まだ前章を読んでいない方は、
ぜひPart1,Part2をご参照ください。

【前回までのあらすじ】
高校2年になった私(D.T.)を待っていたのは学校が廃校になるというお知らせ
D.T.「私の輝かしい、高校生活が!?」
廃校を阻止するためには入学してくる生徒を増やすしかない。
そこで私は、今大流行のスクールアイドルをやって、学校をアピールすることにしたの。でも
赤井さん「アイドルはなしです!」 息子「自分のために何をすべきか、よく考えることね」
それでも私は学校のために何かしたい。諦めきれない!私、やっぱりヤる!



・・・ごめんなさい。思いつかなかったので手を抜きました。
もう一度言いますが、詳細はPart1,Part2をご参照ください。

さて、長らくお待たせいたしました。
ようやくここから本題に入ります。

~Part3 店内篇~

女が地獄の門(店の扉)を開ける音が聞こえた。それと同時に、店員Aの「いらっしゃいませ」
今となっては、「(地獄へ)いらっしゃいませ」だったのだが・・・

女「いまから、大丈夫ですか?」

店員A「ぜんぜん、大丈夫ですよ!!!」

女「よかったー!!!]

そりゃあ、大丈夫だろうよ。なんせ私のために用意された竜宮城なのだから。
ここには、助けてくれる浦島太郎もいない。
唯一居るのは、竜宮城(ぼったくりバー)に誘った腹黒亀(女)と、見事に性転換を果たした乙姫(店員A)だけである。

店員A「(席は)こちらになります」
私「はーい!」
地獄の番犬ケルベロスもなんのその、浮かれた童貞の前にはかわいい小型犬、「ポチ」になり果てる。
「グルゥゥゥゥ!!!」という威嚇している姿でさえ、愛おしく感じられるポチのそれを横目に、私は店員に案内された席に着席してしまうのであった。
地獄の宴会の始まりである。

【店内状況と店員】

ここで、店内と店員について整理しよう。
まず店内の状況について。
店内には、円卓が4つあり、私のほかには誰もお客さんがいなかった。
新宿で飲んだことのある読者の方の中には、「そんなのありえない!!!」と思われる方もいるだろう。そう、たとえ週初めの月曜日だとしても、眠らない町、歌舞伎町。ゴールデンタイムの時間帯に「お客さん0」は、あの繁華街からしてありえないのである。
そして、ここはbarの営業形態であった。
bar童貞の私からしたら、まるで本当に竜宮城に招かれたように、異世界転生したような不思議な気分であった。
実際は、「俺、tueee!!」にはならず、「俺、yoeee!!!」だったのだが・・・

次に、店員Aについて
表立って特別強い印象はないが、いちおう特徴をまとめておくと、

・20代ぐらいの男
・160~168cm
・上背はそこまでない
・黒いYシャツにゆったりとした黒ズボンを履く

である。
いわゆる、下っ端ホストのような出で立ちであった。

【料金形態】
次に、料金形態についてお伝えさせていただく。

メニュー表を提示しながら、
店員A「こちら2時間飲み放題制となっておりまして、男性の方は5000円、女性の方は4000円となっております。食べ物メニューは、別料金になっておりますので、ご注意ください。」

と説明を受けた。
bar童貞でもある生粋の童貞っ子である私は、「barの料金ってそんなシステムなんだぁ」と訝しむこともなく、さらっと聞き終えてしまった。
むしろ、「単純明快でわかりやすい」と感心さえしていた気がする。

【店内での様子】

最初に料金の説明を聞き終えると、私は、お酒が弱いこともあり、アルコール度数弱めのレモンサワーを注文した。実際は、この1杯で結構酔ってしまったのだが・・・
そして、腹黒亀こと女と乾杯をした。

思えば、店内での会話で、女がお金を臭わせる発言があった。

職業を聞いてくることはもちろん、会社の所在地や従業員数まで聞かれた。例えば、
女「私、貯金できないんですよね。どうやって貯金してます?」
が、私の覚えている一番直接的な金を臭わせる発言だろう。

しばらく、雑談をしていると、
店員A「よかったら、トランプどうですか?カラオケもありますよ。」
とおもむろに話しかけてきた。

女は、「えーやりたい。やりましょうよ。」と言い、黙って従う童貞ことD.T.。
なぜ黙って従ったのか?
理由は単純である。
私は何度も言うが童貞であり、女の子と直接1対1で喋った経験が少ない。
ゆえに、アガッてしまっており、トランプを行うことで会話からある程度逃げられると思ったからである。どこまでも童貞だ。

そういった経緯で、店員Aの粋な計らい(?)、によってトランプをすることになった私。

トランプの箱が机に置かれ、そのトランプの箱を手に取る女。

そこで、女がある提案をする。
女「D.T.さん、クライナーってお酒知ってます?普通にゲームするのも面白くないので、これからやるゲームでクライナーを負けたカードの枚数分、ショットで飲むっていう罰ゲームやりましょうよ?」

私はその「クライナー」というお酒が何なのかわからなかったが、聞けばアルコール度数も低く、クセも無いと言う。

私は、安心して、「良いですね」と承諾をした。
そう、なんてったって、アルコール2時間飲み放題なのだから。

女「すみません、クライナー30杯ください!」

私(いきなり、飛ばすなあ・・・)

店員A「かしこまりました。」

そんなこんなで、トランプをすることになった私。

【出血大サービスのトランプ】

トランプでは、まず最初に、「ハイ アンド ロー」を行った。

読者の中には、「あまり馴染みのないゲームだな」と思われる方もいるであろう。現に私もその時初めて知った。今となっては、忘れたくても忘れられないゲームとなってしまったが・・・
参考程度に下記にルールについてまとめたURLを添付させていただく。

要するに、山札にある次のカードが、今開かれている、オープンなカードよりも数字が小さいのか、大きいのか、予想して当てるだけの簡単なゲームである。

ここでは、勝敗は完全に運でしかないので、女と私も同じぐらいクライヤーが入ったグラスをかっ食らったのであった。

女「あー、また負けちゃったwww」

私「そだねー」

女「ねえ、もう40杯追加でクライヤー頼んでもいい?」

私「いいともー!!!」

と、もぐもぐタイムとお昼休みはウキウキよ♪が入り混じった会話をする。

そう、なんてったって、アルコール2時間飲み放題なのだから。

そして、また新しく追加で運ばれてくるクライヤー40杯。

ここで新しく追加で運ばれ来たクライヤー40杯を見た女が、また新しい提案をしてくる。
女「ハイ アンド ローやめて、また違うトランプゲームをしません?」

私「いいとも、いいとも、いいトゥモロー♪」

みたいな会話を繰り広げる。

で、実際にまた新しく提案されたゲームのルールを説明させていただくと、下記のようなものになる、

・手札5枚を、山札から交換することで、合計の数を5以下にするゲーム
同じ数が2枚以上あれば、(たとえばAを2枚)をトランプ1枚と交換できる(もちろん、1枚単位で交換することも出来る)
捨てたカードから1枚交換するか、山札から1枚取ることで交換する(何回でも可)
カードが5以下になった時点で、手札を公開し、勝敗を喫す。

※私は正直、あまりトランプゲームについて詳しくないのだが、chatGPT先生に聞いたところ、「ドローポーカー」という名のゲームらしい。
・・・有識者の方、認識合ってます・・・???

~数分後~

女「悔しいぃぃぃ、勝つまでやる!!!」
1勝負ごとに、クライヤーを7,8杯単位でグビグビ。
見る見るうちになくなっていく、クライヤーのグラス。

私「はっはっはー」

私は、このトランプゲームで負け知らずの状況になっていた。
ここで、聡明な読者の方は、もうお分かりであろう。
そう、このゲーム、女がイカサマをすれば、私が勝つ道しか残されていないのだ。
女がいくら、手持ちのカードが5以下になったところで、私に申告しなければいいだけなのである。

先に行った「ハイ アンド ロー」は私を安心させるための布石に過ぎなかったのだ。「ハイ アンド ロー」は、運要素が大きい。ゆえに、私もかなり負けた。人間、負けを知ると、勝った時の嬉しさも覚えてしまう。
パチンコでトータルでは負けているにも関わらず、勝った時の興奮が負けを忘れさせて、やめらなくなる現象と似ているかもしれない。
知らず知らずのうちに、酒に酔うと同時に、勝ち続けることにも酔っていたのである。恐るべき罠だ。

そんなイカサマが行われているとは、露知らず。トランプゲームに興じる私。

クライヤー40杯があっという間になくなったので、また、例の末恐ろしい私の「いいともー!!!」がさく裂し、追加でまた40杯注文することになる、

追加で、注文したクライヤー40杯が来るまでの間に、

女は、「お花摘んでくるね」
といって、店の外に出た。
さぞかし、美しいお花(お金)なんでしょうね。

思えば、このタイミングが会計を免れる最終通告だったと思われる。
まあ、私が仮に感づいて外に出ようと企てたところで、ビルを出る動線のどこかにぼったくりバー仲間が待ち構えていたであろうが。

女がトイレに行っている?間に、店員Aと楽しく会話をする私。

私「このゲーム、負ける気がしねえ」
とどこぞの漫画の切れ者キャラのようなセリフを吐き続ける。

店員A「お客さん、コツつかんでますねえwww」
         「カラオケもありますけど、されますか?」

とやたらとカラオケを勧めてくる店員A。

そんなやりとりがラリーのように続いた後、女がトイレから戻ってくる。

と同時に、ラストーオーダーの時間に。

ウーロンハイを注文し、また女と雑談をする楽しいひと時が繰り広げられる。

私「手、大きいですね。僕、男の割には手が小さい方なんですよー」

女「えー、あ、ほんとだ! 手、小さいね!」

とおててのしわとしわを~ あわせてしあわせ~ な~む~
のような、いや、ほんとに南無になるのだが、本当に幸せな時間が過ぎていった。
だが、そんな幸せな時間も長くは続かない。おもむろに近づいてくる店員A

店員A「お客様、お会計のお時間となります。今、伝票をまとめますので、しばらくお待ちください。」

私(2万はいっちゃったかなあ・・・)

店員A「お待たせいたしました。こちらがお会計金額になります。」

パサッ。伝票が机に置かれる。





金額「¥458,000」










伝票の金額を、つと見る私。

私「4万5800円かぁ。。。けっこういったなー」

(Part3 店内篇終わり)

次章「Part4 ~血の会計篇」突入!!!
悟〇「次もぜってぇ、見てくれよな!!!」

※ノンフィクションです。



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