一般的な九星の相性でいえば、互いのエネルギーを弱め合う「相剋関係」となります。金のエレメントである【６】六白金星【７】七赤金星と、木のエレメント【３】三碧木星【４】四緑木星のみなさんですね。

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●恋愛相性は、【CHARACTER】（九星の月命星）のナンバーで読み解きます。
●ナンバーが分からない方は、コチラをご参考に♪
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◎先ず、シンプルに金と木との関係で観てまいりましょう。

・五行における金は、金属・鉱物・宝石の他、刃物などにもたとえられるエレメントです。木は、釜（金）で切り倒すことができるため、エネルギーが低下する相性だとされています。
剋す方・剋される方、どちらの要素も弱くなりますが、どちらかというと剋される側の木の方が、よりダメージが大きいと一般的な九星気学では言われています。

◎では、山の生活から街の生活へと視点を動かしてみましょう。

・金具を用いない組み木建築という伝統的な技術はあるものの、木材と金具あってこそ、現代的な木造建築を建てられます。使用する木材自体も、カンナやノコギリといった工具あってこそ、木が新たなデザインに生まれ変わり用途が広がります。
今や女性がDIYを楽しむ時代。金と木の組み合わせ一つで、様々な道具やインテリアが作られていきます。

◎金と木は、モノゴトを刷新するほどパワフルな組み合せ。

・伝統的な九星の相性においても、この組み合せの相乗効果を肯定する見方もあります。ただ、そこで必要になってくるのは、〈互いのテリトリーを侵さない〉ということ。木材と金具の関係のように、適材適所を心得ておく、ということですね。

・基本的に「相剋関係」においては、同じ○を見ていても、一方は△に見え、一方は□に見えてしまうというほど、モノの捉え方が異なります。これでは、誤解が生じても当然です。それでも、〈そもそも掛けてるメガネが違うんだ〉ということを意識の片隅にでもクリップしておけば、立ち返ることができますよね。

◎九星によるモノの捉え方の違いを眺めるレンズ

・わたしたちはふだんコミュニケーションを取るときに、無意識のうちにコミュニケーションモデルを使い分けていると言えます。
たとえば初対面の人と話していて、たまたま同郷だと分かったとしましょう。初めは、天気など〈無難な社交モデル〉からはじまったのが、〈同郷のよしみ〉という、ぐんと踏み込んだモデルに変わります。モデルが変わると、投げかける質問や交わす言葉にのっかる感情というものが、自動的に変化します。

・この〈九星によるモノの捉え方の違いを眺めるレンズ〉も、言い換えると一種のコミュニケーションモデルです。感情・記憶・観念など、知らずに掛けてしまってるメガネから離れるための一つのツールですね。この場では、〈関係性の型〉とも呼んでいます。

・たとえば恋愛関係なら、好きな相手だからこそ大切に扱われたい、という〈自己重要感モデル〉が強く作動しがちです。そうなると、ますますメガネが曇り、相手の言動をじぶんのまな板の上でしか調理できなくなってしまいます。

◎そもそも相手のまな板ってどんなだっけ？

・人と人って、付き合いが長くなれば全て分かり合えるかというとそうでもない。むしろ、知れば知るほど知らない面が発見される、と言ってもいいかもしれません。九星レンズで捉えればどんな関係も万能！全て分かり合える！なんて都合の良いことはありませんが、相互理解を促すための、新たなコミュニケーションモデルをインストールする、そんなカジュアルな感覚で取り入れてみるのがちょうど良いでしょう。火種となった同じ素材も、相手のまな板の上で捉え直してみれば、新たな調理方法が発見できるかもしれませんね♪

◎これは俗に言う、恋愛の掛け引きテクニックとは異なります。

・九星の特性をふまえた〈関係性の型〉を活かすマインドアップデートゲームです。互いのエネルギーのやりとりを円滑にし、関係性そのものの化学反応を楽しむところに力点が置かれています。

・恋愛相性をベースに書いていますが、全ての人間関係に応用のきく基本です。

・好きだからこそ関係をより良く育んでいきたい、そんな動機が自然にある恋愛関係だからこそ、活用しがいもあるというもの。楽しんでできる関係から心と体を慣らしていけば、職場や家族といった人間関係にも活かしていけますよん。

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＿＿＿それでは、入口の理解を深めていただいたところで、
　　　具体的な〈関係性の型〉の内容に入ってまいりましょう。
　　　以下の章立てで、お届けいたします♪

♥１）基本スタンス　ー〈「木」が「金」を支える〉
♥２）衝突した場合　ー〈 通訳に甘えてしまおう〉
♥３）日常の心得　　ー〈 意外に似ている２人〉
　　　・「金」の方へ。
　　　・「木」の方へ。