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いつかこの不毛なやり取りを思い出して泣いてしまう

同僚が、お客さんから入った連絡事項を5分くらいかけて上司にすべて口頭で報告したあと

「今お話しした内容、
 メールで来てるので
 お客さんに返信してから
 ○○さん(上司)に転送しますね」

と言っているのを耳にしました。

それって、
お客さんにメールを返信するときに
上司もCCに入れて送って、
先に文面を確認してもらってから説明したほうが、早かったのでは?

こういうことってよくあって、イチから長々と口頭で説明するより、資料があるなら先に渡したほうが、話す量も時間も短くて済むし、聞く側の負担も減るんじゃないかなと思います。

同じく、
客先の電話番号とか
注文№とか
アドレスとか
細々した情報を電話や対面で伝え合っているのを見るにつけ、文字で伝えたほうが正確だし速いのにな…と思ってしまいます。

コピペできるし。

でもこれは、わたしが口頭よりテキストでのやり取りを好む、という個人的見解なのかしら。

ということで

とりあえず電話/対話派の人々に
「チャットとかメールの方が適している場合もあるんじゃないの」と聞いてみたところ、

「入力するより喋っちゃったほうが早いから」

とか

「いちいちメールするの面倒だから」

などのアンサーが得られました。
なるほど、そういう人もいるのね。

口頭で説明したり聞いたりすることを苦に思わない人は、別の方法で伝えようという方向に意識が向かないのかもしれません。

ただ、やはり口頭だと
1)話し手の言い間違いと
2)受け手の聞き間違い
というダブルでミスが生じる可能性があり、あと「言った言わない問題」も発生しやすい。

口頭で聞いたメールアドレスが間違っていて、
「メールが届かないんですけど…」
とか何回も電話でやり取りしているのを見ていると、実に不毛に思えます。

そうだ。
1)話し手の言い間違いと
2)受け手の聞き間違いに加えて
3)受け手の入力間違い
の可能性もありますからね。

(ドット「.」とカンマ「,」間違えてるとかね)

ダブルじゃなくて、トリプルの罠だわ。

世の中は日進月歩しておりますから、後の世ではこうしたジレンマもきっと徐々に消滅して、人間のあらゆるミスが防げるようになったりするのでしょうね。

ポカミス撲滅。

そうしたら、そんな時代もあったねと、過去に執り行ったどうでもいい不毛なやり取りも味になり、価値が出て、あまりの懐かしさに涙してしまうかもしれません。

その頃、わたし(事務員)の仕事は無いかもなぁ。
ベーシックインカムでゆるゆる暮らしたいな。

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