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サッカー部監督の屈辱

本稿はフィクションです。実在の人物や組織とは無関係です。写真はネットからの拾いですが、ご指摘が有れば削除します。

好敵手
大塚浩二は将来を期待されたサッカー選手だった。高校と大学で世代別日本代表に選ばれている。彼らの前に立ちはだかったのが韓国代表で、大塚は同年齢のパク・ジョンナムとマッチアップする事が多く互いを意識する好敵手であった。試合が終わると健闘を称え合う間柄ではあったが、大塚とパクが出場した試合ではついに日本は韓国に1勝もできなかったのである。その後パクはフル代表に召集される前に大怪我により選手生命を絶たれてしまい、サッカーと無縁の人生を送る事になった。一方大塚はフル代表デビューを果たす。25歳という若さでこれも大怪我を負い、選手生命を絶たれる事になったが、彼に指導者としての適性を見出していた代表チームのコーチによる後押しと彼自身の希望により、大塚は指導者の道を進むことになった。彼は仕事をしながら母校である健冠大学サッカー部のコーチを務め、早くも発揮されたその能力を認められて、大学職員として採用されるに至った。
月日が経ち、社会人としても頭角を現していたパクは結婚後間もなく勤め先の日本支社に赴任する事になり、日本で2児を授かった。一方の大塚はコーチから監督に昇格し、健冠大は全国制覇も狙えるほどの強豪校になっていた。大塚も2児の父である。

差がついたジュニア
パク・ジョンスは日本で生まれ、小学校低学年からサッカーに親しみ、有名ではない高校での活躍ぶりから県の有力者から日本に帰化してはどうかと冗談交じりに誘われるほどの選手であったが、父親の素性は決して明かさぬよう父のジョンナムから言われていた。ジョンスは父の勧めによって大塚が指導する健冠大に進学した。ジョンナムがかつてのライバルに敬意を表した形だが、大塚はジョンスがジョンナムの息子だとは知らなかった。
パク・ジョンスが2年になった時、大塚の息子の聡志が健冠大に入学しサッカー部に入部した。父の仕事を見てサッカーを始めた聡志であったが、父は息子の才能に見切りをつけており、健冠大への進学に反対していた。決して特別扱いしないという条件で入学及び入部を許したのだ。
パクは2年生にしてチームの中心選手であり、トップ下で攻撃をけん引した。キャプテンでボランチを務める4年生の上野雅史のリーダーシップも奏功してチームは関東大会を制した。一方1年生の大塚はベンチにも入れていない。

発端
ある日の練習後、忘れ物を取りにクラブ棟へ戻った上野は女子トイレから男の話し声がするのを不審に思い聞き耳を立てた。
「どうですか。韓国人のペニスは?」
「とても太くて硬くて立派です。」
「とてもおいしいです。」
男はパクだろう。女の声はくぐもっているが、どうやらマネージャーの3年生目黒菜月と1年生の中野みどりのようだ。
「どちらの口に出しましょうか。」
「私、私に!」
「菜月先輩、いつもずるいです。」
「はい、どうぞ」
「ああ、すごい。」
「菜月先輩、飲まないで私に下さい。」
「では、二人でキスしながら一緒に味わえばいいじゃないですか。じゃあ、夜はいつもの所で」
上野は音を立てずに立ち去り、監督の大塚に一部始終を話した。
「マネージャーたちは嫌がっていたのか?」
「そうは聞こえませんでした。」
「他の部員は知っているのか?」
「それは私はわかりませんが、少なくともそういう話を部員から聞いたことは有りません。」
「上野、あいつがうちに必要な人間である事はわかっているよな。すまないが、目をつぶっていてくれるか。」
パクらの話しぶりからは関係が最近始まった訳ではなさそうだ。関係を続けた状態でも関東大会を勝ち抜いたのだから文句はないだろう・・・、監督はそう言いたいのか、いや俺だってそう思うしかないだろう。
一人もやもやしていた上野であるが、次の試合で攻め上がり、パクのアシストから得点した上野はパクと抱き合い「こいつはかけがえのないチームメイトだ」と意を強くするのであった。

侵食
健冠大のキャンパスは都心から50kmほど離れた住宅街と田畑とが混在する地域にある。サッカー部員は自宅や下宿から通う者と寮住まいの者が半々である。大塚聡志は父である監督との公私のけじめをつけるため、寮に入っていた。パクは都心に近い自宅から通っていた。サッカー部では頻繁にミニ合宿が行われ、その際は寮生以外の部員は合宿所に寝泊まりする。合宿中の食事などの世話はマネージャーに加えて管理栄養士の資格を持つ家政婦に依頼しているが、監督の妻である大塚典子が彼女らの陣頭指揮に立っていた。全日本学生選手権を控えての合宿中のある日の夕方、一人早く練習を切り上げたパクを典子が迎えた。
「一人だけ?」
「みんなシュート練習をしてるけど、僕は最初に十分やらせてもらったから上がったんです。」
「パク君は余裕だね。パク君はもう学生のレベルじゃないから。いずれ国を背負ってプレーするんじゃないかしら。ああ、パク君が日本人だったら良かったのに。」
パクはぐっと踏み込んで典子を見つめる。
「韓国人ではだめですか?」
「パク君近いよ。それに汗臭い。」
「母さんはサッカーに興味が無いし、ちっとも優しくない。典子さんみたいに優しい人が良かった。」
パクは典子の手を両手で掴んでぎゅっと握ったのだ。
合宿の最終日は早く終わった。監督の浩二は大学サッカー連盟の理事も務めており、ちょうどその会議が有ったのだ。部員を送り出し、家政婦も送り出して典子が一人で合宿所の後片付けをしている時にパクがやってきた。パクはこの時を待っていたのだ。言葉少なに典子に襲い掛かる。
「パク君、だめよ、いけないわ。」
「僕、我慢できないんだ。合宿中はオナニーできないし、ずっと典子さんの事を思っていたんだ。」
健康な青年の生理を思って一瞬怯んだ隙にパクは典子の服をたくし上げブラジャーの下に手を潜り込ませた。典子の抵抗が弱まったとみるやパクは典子を抱き上げて、畳の部屋に連れ込み、寝かすとジーンズとショーツを引き下げ、愛撫もそこそこに典子を犯した。事後、腹に出された精液を拭き取る典子にパクは声をかける。
「監督には内緒にして下さい。」
「当たり前でしょ。」
典子は即座に反応したが、間もなくそれが大変な失言であった事に気づく。パクはチームのエースだから何をしても許される? いや、大した抵抗もせずに応じて淫らな喘ぎ声を出してしまった身では夫に言えるはずがない。それで反射的に言ってしまったのだ。
ぼんやり帰途に就く典子をパクが尾行して大塚家の場所を突き止めた事を典子は知らなかった。
数日後パクは仮病を装って大学をさぼり、練習も欠席した。向かうは大塚家。
「パクです。先日はすいませんでした。相談したい事が有ってお邪魔しました。」
典子はパクを招き入れると玄関口で詰問する。
「なんで、うちがわかったの?」
「好きな人の事は努力して調べますよ。」
「あなたと私は好きとか嫌いとかそういう関係じゃないでしょ。私はあなたの親の世代なんですから。で、相談って何ですか? まあ、お茶ぐらい入れるわ。」
パクをリビングに通し、自分は台所に向かうと、後ろから羽交締めにされた。
「相談っていうのは僕のセフレになって欲しいんです。典子さんの熟れた躰が忘れられなくてね。」
合宿所での過ちは決して許されない事だときっぱり告げようと思っていた典子は出ばなをくじかれた格好となった。あとは逞しい韓国人アスリートの魔力に魅入られ、溺れる事になった。パクは典子を何度も絶頂に追いやり、自身の愛液がしたたる男根に奉仕させ、遂には典子にパクのセフレとなる事を認めさせたのだ。頷いただけではない。典子は屈辱のセリフを言わされた。
「私、大塚典子47歳はパク・ジョンス様のセックスフレンドとなる事を誓います。」
二人の行為は朝から午後2時まで続き、典子が「お腹すいたでしょ。何か作るわ。」と言ってようやく中断したのだ。軽食を摘みながら典子は聞く。
「パク君は、いやジョンス様はずっとサッカーをしていたでしょうに、どこでセックスを覚えたの?」
「うちの母親がぶっ飛んだ人で、自分の女友達に僕の童貞を捨てさせたんだ。中学生の時だよ。その人からセックスのイロハを教え込まれた他に女性の口説き方も教わったよ。惚れるより惚れさせろ。そうすれば後で棄て易いとかもね。」
「ジョンス様は私に、その、惚れたんじゃないの?」
「あはは、惚れさせるように演技したっていう感じかな。でも典子さんと僕のセックスの相性はぴったりだね。」
「お世辞でも嬉しいけど、高校の時も女子と、その、セックスしていたの?」
「生徒とはしてないよ。先生とはしたけどね。20代後半の独身で、卒業前に泣かれたよ、棄てないでって。名門健冠大でサッカーに集中するからもう会えないって振り切ったよ。」
軽食後、二人は浴室でシャワーを浴びながらまたも交わり、パクは帰り際には典子と舌を絡め合ったのだ。

堕落
典子はもはやパクのセフレではなく性奴隷となっていた。練習をさぼれないし学業も疎かにできないという理由で、大学近くのホテルに呼び出されるようになり、日によっては学内の人目の付かない施設で愛欲に耽る事もあった。安全日に膣内に噴射を受けた時の快感は言いつくせない衝撃だった。
何も知らない監督も、女子マネとの痴戯を見る事もなくなったキャプテン上野も、その他の部員も練習に打ち込み、ついに健冠大は全日本で準優勝という栄冠に輝いた。かつて選手として活躍した大塚浩二監督と大会でMVP級の働きをしたパク・ジョンスは注目を集めたが、有力選手が高卒でプロ入りする以上、大学サッカーは高校サッカーほど注目されていない。大会後は静かに次年度に向けての練習が始まったのだ。
このタイミングでパクは大学近くのアパートを借りて一人暮らしを始める。典子が呼び出される回数が増えた訳ではないが、行けば炊事や掃除などにも時間を費やす。自分を単なる性欲のはけ口以上の存在と信じたい女心であろうか。パクに抱かれるだけではなく、ある時はマネージャーの目黒菜月と中野みどりを交えた3人でパクに奉仕したり、彼女らの愛撫を受けたり、ペニバンで犯されもした。新年度になってのある日、別の男性との行為を強制された。手足を拘束され猿轡を嵌められて待っていると目隠しをされた若い男がパクに連れられてやって来た。
(大崎君じゃないの!)
男はサッカー部3年の大崎和也である。パクと同学年であるが、レギュラーではない。パクはサディストなのだ。私が抵抗するのを見て楽しもうというのだろう。こうなったら石になってやる。大崎は童貞だろうか。行為は稚拙である。ペニスも小さい。ふとパクの魁偉なものを思い出し、パクに見られている事を意識したら不覚にも喘ぎ声が出てしまった。大崎も果てて僅かに白濁の溜まったコンドームと共に萎えた器官を取り出す。大崎を帰すとパクは荒々しく典子を抱く。大崎には相手が誰かを教えていないと知って典子は安堵する。その後、同じパターンで連れて来られたサッカー部員は何と息子の大塚聡志であった。パクには倫理観が無いのか・・・。再び石になろうと決心するが、聡志の手が肌に触れた瞬間鳥肌が立ってしまった。
「お姉さん、優しくするつもりですが、初体験なので痛かったらごめんなさい。」
聡志の声だ。1年上のパクと比べて何と幼いのだろう。2年生になってもレギュラーになれそうな気配はない。父親が名選手だったのに・・・。私がだめなのだろうか。韓国人様に完全に敗北ではないか。性行為も予想通りのものだったが、大崎と比べてどっこいどっこいという事だけが慰めだった。
後日パクは聡志に尋ねる。
「どうだ、あの女もう一度抱きたいか?」
「はい、ぜひお願いします。」
「よし、今度は安全日に中出しさせてやろう。」
その日が近づくとパクは打ち明ける。
「実は、あの女性は典子さんだったんだ。みんなには内緒にしてくれよ。目隠しをしていても当然息子だとは認識しているけど、後で聞いても、もう嫌だとは言ってなかった。予定通りやるよな。」
「母さんは、なんで抵抗しなかったのだろう。」
「俺の言う事には逆らえない状態なのさ。それにお前に抱かれてまんざらでもなかったみたいだぜ。そこでだ・・・」
パクは来たる行為の日にどのように典子に接するべきかを指南し、その日がやって来た。
「お姉さん、お姉さんの事が忘れられなくてまたやってきました。今日はお姉さんを母さんと呼ばせてください。」
(まさか! いや、またジョンス様のいたずらだろう。聡志には私が母親だとは教えていないはずだ・・・)
聡志は愛撫しながら、いつになく饒舌だ。
「母さんが、いやお姉さんの事ですよ。母さんがパクさんの愛人になっているなんて知りませんでした。父さんが知ったらどう思うんでしょうね。気付いてないのかな。まあ仕事とサッカーに夢中だからなあ。」
「ああ、母さんのあそこ、いやらしい匂いがする。すごく濡れているみたいだし。ねえ母さん、父さんと週に何回くらいセックスしているの? 父さんとじゃ満足できないからパクさんのものになったんだよね。」
パクは笑いをこらえるのに必死だった。聡志のやつ演技が上手じゃないか。いや、本音か。・・・ずぶり。
「ねえ母さん、パクさんのものとは比べ物にならないと思うけど父さんのと比べてどうだい。」
典子は夢中になって首を横に振る。そんなこと聞かないで、というつもりだったが、聡志は自分のものが父より劣っているのだと解釈した。
「おい聡志、そろそろスパートしろよ。」
パクの声を聴いて聡志は律動を速めるが、彼の器官は徐々に硬度を失い遂に母親の体内から抜け出てしまった。
「おしまいだ聡志、いいか目隠しを外すんじゃないぞ。おとなしく聞いていろ。」
パクは典子の猿轡を外して男根に唾液をまぶさせると、いきなり典子の蜜壺を荒々しく責め立て、忽ち絶頂近くに追い上げる。
「聡志の母親という事なら、典子さんだな。旦那の教え子に犯される気分はどうだい。ほら韓国人様の有難い精液をたっぷり味わえ。」
言葉は堪えても喘ぎ声は堪えきれない。二人が絶頂するとパクは聡志の首を掴んで夥しい体液の溢れる典子の股間に近づけた。
「ほら聡志、典子さんがやられたところだ。舐めてやったら喜ぶぞ。」
典子は股を閉じようと力を込めるが、パクがそれを許さない。聡志は被虐的な興奮の中で、母親と知りつつその股間を舐め取り吸い取ったのである。後日パクは典子に聡志は2回目は相手が誰だか知っていたと告げるが、典子はもはやそれを聞いても反発する気力も失せていた。

暗転
新年度のキャプテン4年生の田端隆一はディフェンスの要である。セットプレーからのヘディングなども相手にとっての脅威であるが、リーダーシップという点では前年度の上野には及ばなかった。彼はチームがパクのワンマンチームになる事を危惧していた。パクは決して独りよがりのプレーをしない。パスすべきところと自らシュートすべきところをわきまえている。味方がシュートを外しても責めることをしない。悪魔的なサディストの一面を知っている典子やマネージャーから見たら聖人君子そのもののエースである。しかし、それが却って周囲を委縮させていると田端は感じていた。結果的にパク一人のパフォーマンスが目立つ状態になっているのだが、田端には解決策が見出せなかった。
ある日パクは久しぶりに大塚家を訪ねた。リビングではなく夫婦の寝室で典子を犯すという趣向である。一戦交えた後にそれは起きた。二人が全裸でベッドで抱き合いキスを交わしている時にいきなり浩二が飛び込んできたのだ。大学から都内での会議に行くという話だったが、会議資料を寝室に置き忘れていたのだ。場所はわかっているから迷わずに階段を駆け上る。その足音を聞いても二人には隠れるすべはなかった。
「パク、お前はマネージャーだけでなく・・・」
「あなた、ごめんなさい。私がいけないのです。私が誘ったのです。」
「お前は黙っていろ。パク、お前はもうチームのメンバーではない。お前とはもうサッカーはできない。」
「いいですけど、退学ではないですよね。監督の奥さんとセックスしてるところを監督に見られたので退部になりましたってサッカー部のみんなに言っちゃうだろうな。せっかく全日本で準優勝して今年は優勝と言ってたのに残念だなあ。」
「お前が典子とできてる事を知ってる者がサッカー部にいるのか?」
「マネージャーの4年目黒菜月、2年中野みどり、1年川口唯花、男子では3年の大崎和也と聡志君です。」
「聡志もだと・・・、まあよい、後で聞く。キャプテンの田端はどうなんだ。」
「田端さんは知らないと思いますよ。」
「わかった。チームにはお前が必要だ。典子の事は目をつぶる。お願いだから人には言いふらさないでくれ。それに不同意性交罪で捕まるような真似はしないでくれよ。」
「わかりました。これからも今日みたいに監督のベッドをお借りしたいので、ご承知下さいね。もちろん典子さんの躰も。」
これでパクは大塚家の3人に君臨する事になった。
それを機に大塚浩二からは覇気が失われ、練習の指導にも試合の采配にも影響が出始めていた。
関東大会で苦戦しつつも準々決勝に駒を進めた健冠大だったが、そこで敗退する。格下の相手を攻めあぐみ、終了間際のコーナーキックでディフェンスの田端を含めて前掛かりになったところで逆襲を受けた。パクは逆襲に備えて最後尾にいたが、大きく逆サイドに展開されて大ピンチを招いた。パクは間に合わないと思いつつ快足を飛ばして追いすがる。監督が叫ぶ。
「パク!つぶせ」
パクは後ろから足を引っ掛けて退場となり、運悪くそこからのフリーキックを決められてしまった。一人少なくしかもパクを欠いたチームに反撃する力は残されていなかった。パクは敗戦の責任を背負い込んで監督やチームメイトに謝罪したが、監督は咄嗟に反則を唆した自分自身に腹を立てていた。しかもそれを部員に謝罪するタイミングも失い、途方に暮れていたのである。
大会後、パクは性懲りもなく典子の体を弄んでいた。確実に浩二が在宅するであろう時間に大塚家を訪れ、
「典子さんをお借りしますよ。」
と上がり込む。
「あ、見ていてもいいですよ。」
と告げながら、いそいそと衣服を脱いで典子に近付くのだった。
別の日に帰宅すると妻と一緒にベッドに入っていたのはパクではなく4年生の渋谷良太だった。前年からのレギュラー部員である。
「監督、すいません。全日本がなくなって目標を失ってしまいました。」
「だからって人の嫁を寝取るやつが有るかっ!」
浩二は逆上して渋谷の胸倉を掴んでベッドから引きずり下ろしたが、勢い余った渋谷は家具の角に頭を打って大怪我を負った。すぐに救急車が呼ばれ、命には別条無かったが、刑事事件として扱われ、大塚浩二はサッカー部監督を辞め、大学職員の仕事も失った。裁判の結果は執行猶予付きの有罪だった。そこで大塚家を救ったのがパク一家である。渋谷に典子を抱かせたのもジョンスであり、彼は責任を取る形でサッカー部を辞めたが、彼はいずれ会社員となって父親の後を継ぐつもりだったのだ。パク・ジョンナムは日本支社長になっており人事権も有し、広大な邸宅に住んでいる。妻のチェ・ゴンヒ、即ち中学生のジョンスにセックスを経験させるよう仕組んだ母親は、ジョンナムが昇進するに従ってサディスチンの本性を現し、夫の会社が倒産に追いやった日本の零細企業の社長一家を執事、家政婦という名目で奴隷扱いしていた。同じ立場で大塚夫妻を住み込みで雇おうという話である。聡志の卒業までの学費や生活費もパク家が負担する。大塚家の不動産はパク家が買い上げ、大塚夫妻はかなりの現金を手にすることができる。問題は聡志の3歳上の姉で短大を出て就職して一人暮らししている大塚雪乃に帰るべき実家が無くなる事であったが、ゴンヒは写真を見て雪乃も奴隷にしてやろうと思ったのだ。浩二と典子はこれからの自分たちの姿が薄々想像できたが、雪乃は気丈に振舞った。
「あんな事件を起こして、なかなかいい仕事には就けないわ。良かったじゃないの。私にはパパが日雇い労働者になる姿は思い付かないもの。」
大塚家4人はパクの豪邸でゴンヒに挨拶した。ゴンヒは典子より2歳年下の46歳である。
「3人とは知り合いなんだけど、雪乃さん、これは息子のジョンス。健冠大で聡志さんとサッカー部で仲良くしてもらっていたわ。こっちが娘のスルギ、高校3年生よ。私に似てお転婆なんだけど宜しくね。夫のジョンナムが今は長期出張中で申し訳ないわね。近いうちに会えるでしょう。もちろん皆さんの事は相談して同意を得ているから安心して下さいな。」
ジョンナムと聞いて浩二には昔の思い出がふと蘇った。あのライバルもパク・ジョンナムと言ったな・・・
ジョンスがアパートへ、雪乃が自宅へ、聡志が寮に帰ると早速浩二と典子は先輩執事の川崎邦夫、先輩家政婦の川崎紗代から過酷な業務内容の指導を受けた。二人とも善良な人で大塚夫妻を憐憫の眼で見ていたが、指導内容はご主人様から厳しく言い付けられていたのであろう。極めて屈辱的で卑猥な内容を顔色も変えずに事務的に説明されるに至って浩二と典子は自分たちを取り巻く闇の深さを早くも悟ったのだ。
その晩は歓迎会と称してゴンヒとスルギが見守る中浩二は紗代と、典子は邦夫と交わらされた。
「粗末な物でも相手が変わると少しはハッスルするのね。お互い自分の妻を忘れちゃだめだからね、あはは。」
数日後、浩二はスルギに風呂で背中を流すよう求められた。
「何、ぼんやりしてるのよ。お風呂なんだから裸にならないとしょうがないでしょ。早く脱ぎなさい。・・・じゃあ、私を脱がせて、優しくね。」
天使のような裸体だった。典子の若い時の事を思い出しても同じ人間とは思えないほど違っていた。
「背中はもういいわ。前を洗って頂戴。・・・何。怖いの?…あら、立ってるわね。目黒菜月、中野みどり、川口唯花とかの裸を想像しているのかしら。それとも大塚雪乃?」
「お嬢様のお体が美しくて。」
「当たり前じゃないの。でも家畜に褒められても人間は嬉しくないわ。さあ。」
スルギの胸は程よく膨らんでいるが、固くて1ミリも垂れ下がっていない。若い生命力が漲っていた。その下腹部に触れた時、浩二は勃起を隠すことができなかった。
「オナニーしなさい。逝くまでやるのよ。私の言う通り繰り返して。ああ、紗代さん、またやりたいです。」
「ああ、紗代さん、またやりたいです。」
「典子よりずっと素敵です。」
「典子よりずっと素敵です。」
「ああ、雪乃、いつかお前のを舐めてやりたい。」
「ああ、雪乃、いつかお前のを舐めてやりたい。ああっ、お嬢様、スルギ様」
ぴゅっぴゅーっ。
浩二が早くもゴンヒとスルギの忠実な足舐め奴隷になった頃、当主のジョンナムが帰宅した。
浩二は当惑した顔でジョンナムを見ていたが、ジョンナムは至って冷静に告げる。
「大塚さん、もう30年ぶりくらいですかね。うちのジョンスがとんでもない事をして申し訳ありませんでした。どうも妻のゴンヒが好き者でジョンスにはそっちの血がたくさん流れてしまったようです。ジョンスがサッカーを辞めた事は気にしないで下さい。私と同じで厳しい競争の世界には耐えられないみたいですから。さて、妻のじゃじゃ馬ぶりは私には制御できないのですけど、困った事が有ったらおっしゃって下さい。とりあえず今の立場は立場ですから、私もそのつもりで接する事にさせてもらいますね。今夜は奥様の味見をさせてもらおうかな。」
それから間もなく大塚家4人はパク家4人の全身を舐める奴隷に成り下がり、奴隷4人の穴という穴はジョンナムとジョンスの肉棒とゴンヒとスルギのペニバンに犯し尽くされるのだった。
浩二は娘と息子がパク家を訪ねてくる日が楽しみになった。雪乃と交わる背徳の快楽も知った。全裸で尻に淫具を挿入された状態で聡志と演ずるシックスナインも格別だ。ご主人様方は負け犬たちの痴戯を嘲笑して下さる。父息子揃って韓国人様に完全に敗北した自分たちにはこの上ないご褒美ではないか。ふと聡志の肉棒が膨張する。浩二も至上の快楽に身を任せた。
(終わり)

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