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アナタを知ったから

??)何食べよう……

??)貴女の好きなものでいいですよ……

??)じゃあそうする‼️

遡ること数時間前

??)997…998…999…1000っと、今日はここまでだな

小林○○、高校1年生 特技キックボクシング 異名


”不良狩り”



○○)さてと、昼飯でも……

ピンポーン

○○)客か?

俺はボタンを押した

○○)誰?

??)あ、あの〜小林○○君の自宅ってここであってますか?

○○)(歳は俺と近いっか…)そうですけど誰ですか?

美波)小池美波っていうんやけどお姉さんからなんも聞いてへん?

○○)ちっ、あのツンデレ……入ってもいいですよ。

俺はロックを外した

小池美波という人物が来るまで俺は姉に電話した

○○)『おいツンデレ、聴いてねぇんだが?』

??)『姉に対してその言葉は無いぞ』

○○)『ツンデレの由依さん、説明してくれ』

小林由依、高校三年生 ○○の姉


由依)『住んでた家が火事あって住むところないって言われたから』

○○)『見たら分かるわ、聴きてぇのはなんでそっちで泊めてあげないのかって聴いてんだよツンデレ』

由依)『え?なんでよ、普通に考えてそっちが適任じゃん。馬鹿なの?』

○○)『知能数猿かよ、一般論でそっちが適任だろうが』

由依)『弟なら、友達を護れるし』

○○)『性別考えろ』

由依)『襲えるほど度胸ないじゃん童貞君』

○○)『そっちだって処……』

由依)『私、用事あるからじゃあね。』

○○)あんにゃろマジで覚えとけよ……

トントン

○○)はぁ………仕方ねぇか、はーい

俺は仕方なくドアを開けた

美波)急に来てごめんね?

○○)別にいいっす、とりあえずあがってください

美波)それじゃあお邪魔するね

俺は彼女の持っているスーツケースを持って案内した

美波)ゆいぽんの言う通りいい部屋やね

○○)えっと、小池さんでしたっけ?家が見つかるまでここに居ていいので。

美波)え、ええの?ゆいぽんのことやからなんも説明なしやと思ってたんやけど

○○)(おいおい姉よ、友達にもあんたの性格バレてるやん)

○○)あの人のことなんで、それで制服とかは?

美波)うん、一応燃えてなかったからええんやけど……

○○)……日用品は自由に使っていいので、後は私服とか特有のものだけか

美波)ええの?

○○)俺はあの人みたいに厳しくないんで

美波)弟君は、なんか鍛えてるん?

○○)呼び捨てでいいですよ。えっとまぁ暇なんで時々鍛えてますけど

美波)えっとじゃあ、○○君は食事にもそういうの?

○○)えぇまぁ、小池さんは苦手そうですね

美波)うん、お恥ずかしながら……

○○)……とりあえず、明日は学校ありますけど?

美波)下着ないから……どないしよ

○○)ものを揃えるのが先なんで一緒に買いに行きますか

美波)ええの?

○○)はい、それじゃあ行きますか

こうして俺は買い物に行くことにした

昼食

店員)いらっしゃいませ〜‼️

俺は小池さんと席に着いた

美波)何食べよう……

○○)貴女の好きなものでいいですよ……

美波)じゃあそうする‼️

小池さんはオムライスを、俺はカツカレーを頼んだ

帰り道

美波)その、ありがとーね

○○)いえ、別に

美波)ゆいぽんから聴いた通り、○○君優しいんやね

○○)褒めても何もないですよ

美波)こういうのは素直に感謝するの!

○○)は、はぁ……(変な人だなこの人)

こうして忙しい1日が終わった

次の日

美波)ん〜まだ眠い………

○○)おはようございます、小池さん

美波)○○君おはよ、早起きするんだね

○○)えぇまぁ……

美波)学校は時間帯ずらして行く?

○○)めんどくさいのは嫌なのでこのまま一緒に行きますよ

美波)へへっ、ありがとう///

○○)(無難に可愛いなこの人)

昼休み

○○)さてと……

??)ちょいちょい待て待て小林‼️

○○)なんだ、変態王子の龍臣

國岡龍臣、高校1年生 ○○の友人

龍臣)お前、あの小池先輩と登校したってマジ?

○○)あぁ、それがなんだ?

龍臣)なんだ?じゃねぇ‼️女子との関わりがないお前がなぜだ‼️なぜ我が校の天使の美波様といたんだ‼️

○○)天使?なに言ってんだ

男子)小池先輩は、全生徒の癒しの象徴でモテてるんだよ

○○)興味無い、ってか飯食っていいか

龍臣)理由を聴いてないぞ‼️

美波)あ、○○く〜ん‼️

○○)はぁ、めんどくさくなってきたなこれ

美波)良かったら……

○○)行くんでお先に向かっといてください

美波)え?う、うん

龍臣)何故だ、お前と俺は心の友だと…

俺は龍臣の話を無視して屋上に向かった

屋上

美波)あ、○○君‼️

○○)出たな今回の元凶のツンデレ女

由依)ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”ん?なんか用?

○○)おたくのせいで色々と面倒なことになってるんだが?

美波)いいじゃん、女の子と同棲だよ?アンタにとったら超激レアじゃん

○○)はぁ……俺の手元に3つのチョコがあるがこれは後で……

由依)すいませんでした。

○○)ったく………

美波)仲良いんやね2人は

由依)姉弟だからね

○○)小池さん、晩御飯なにかリクエストあります?

由依)待ちなさいそこの童貞君

○○)どつくぞツンデレ

由依)苗字で呼んでんの?先輩付けなしで

○○)なんか問題あるのか?

由依)大あり、今から名前呼びしないと二度とプロテインは……

○○)はぁ……ったく、美波さん。これでいいか?

由依)よし

美波)な、なんかそう呼ばれると照れるわ///

○○)……それで、美波さんは食べたいものありますか?

美波)カレー食べたい

○○)了解です、それじゃあ帰りに買い物しますか

由依)私もいい?

○○)嫌だ、チョコとか余計な物入れそうだから拒否する

由依)ちっ、バレてたか……

放課後、俺と美波さんは買い物をしにスーパーに寄った

○○)さてと………って何してるんですか美波さん

俺は美波さんが見ている方向を見た

○○)さつまいも……

美波)あ、えっとな?これはその……

○○)食後に焼き芋にして食べるんでしたら買いますよ

美波)いいの?

○○)………あれは姉さんに対するムチなので気にしないでください

美波)やっぱり○○君優しいな、ありがと‼️

○○)(普通に可愛いなこの人、小動物かよ)

こうして美波さんと過ごす日々は俺にとってかけがえのない思い出となり、少しずつ彼女を知り好意を寄せていた

数ヶ月後

○○)そういえば、美波さんは住むところ決めたんですか

美波)あっ、忘れてた……(⸝⸝⸝´ ‪∀`)ヾエヘヘ

美波)○○君と過ごす日々が楽しくてつい忘れてた

○○)なら、せっかくなのでこのまま一緒に暮らします?

美波)え?

○○)今から探してもどっちみち数日はこのままですしね

美波)ええの?

○○)えぇ、あそうそう……俺の個人的に貴女に興味持ったんで手離したくないのもひとつの理由ですね

美波)て、手離したくないん?

○○)どうです?有利な提案ですけど?

美波)じゃ、じゃあ……そうするね///

○○)……あのですね、美波さん

美波)は、はい‼️

○○)同棲するわけですからハッキリと言っても?

美波)ど、どうぞ

○○)……興味というのは人柄とかではなく、異性として

美波)い、異性として?

○○)つまり、俺は貴女が好きってことです

美波)そ、それで?

○○)もし、良いのであれば……付き合ってはくれませんか?

美波)え、えっとその……私も、君が好きだから

○○)つ、つまりは……

美波)うん、付き合わへん?

こうして2人は付き合うことになりましたとさ

後日

龍臣)おい!裏切り者‼️

○○)なんだ変態王子

龍臣)お前、美波様と付き合ってんのか‼️

○○)あぁ、なんなら同棲しているが……羨ましいのか?

龍臣)な、同棲だと………このちきしょーめが‼️

美波)○○〜‼️お昼一緒に食べよ‼️

○○)今向かう


~完~


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