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約束

Twitter作の小説の続編



それは突然なことだった。

俺の彼女である飛鳥からの1つのメール

”ごめん、いきなりだけど別れよ。”

俺は不思議に感じた。あの飛鳥がこんなこと言うなんて……

”なんで?俺なんかした?したなら言ってくれ”

俺はそう送った。けど飛鳥は……

”それは言えない、ごめんね○○。”


俺と飛鳥は高校からの付き合いでお互いが片想いしてギクシャクしていたけど、お互いが正直になり付き合うことになった。

喧嘩もなく、将来の話までしていたのに何故…

現在夏休み期間の為、大学は無い。だから俺は電話で片っ端から飛鳥のことを聴いた。けど誰も知らなかった

○○)ったく、なんでいきなり別れなきゃなんねぇんだよ……あのバカ板胸女

○○)ふふっ笑そういえば高校の時も同じこと俺は言ってたな

俺は自室で飛鳥との思い出の写真を眺めていた……

○○)アイツの家にでも行ってみるか。

俺はバイクで風に吹かれながらアイツの住んでいたマンションに向かった

○○)解約ですか?

大家)そんなんだよ、確か……2週間前だったかな?なんか用事で出ていくって

○○)そっすか……あの、アイツ他になんか言ってませんでしたか?

大家)あ〜そういえば君に申し訳ないことしたとかなんとか言ってたな……

○○)そっすか、わざわざすんません

大家)別にいいんだよ、君たちのことは陰ながら私も応援してたしね笑

○○)確か、大家さんはアイツのご両親とも面識あるんですよね?

大家)まぁね、飛鳥ちゃんはちっちゃい頃から一応知ってはいるから

○○)……あの、飛鳥は性格的には隠すタイプでしたか?

大家)うん、確かにそうだね。あの子は自分でやり遂げたいことは親でさえも隠してたから笑

○○)(親でさえも隠してたっか)あの、大家さん的にあいつはなんで居なくなったと思いますか?

大家)う〜ん……個人的見解でいいかい?

○○)はい。お願いします

大家)多分君に会うと悲しくなるからとかだと思うんだよね

○○)え?悲しくなる?

大家)あの子は基本的には泣かないような性格だけど、自分に関わりがあればそれは別。

○○)つまり……自分に関係があって黙ってるってことですか?

大家)うん、そうだと思うよ

○○)(確かに、アイツは人のことは滅多に泣きはしない。けど、アイツ自身に関係あるなら泣くことはある)

○○)(アイツ自身っか、あ…もしかしてたら)あの、最近のアイツ片手になんか持ってませんでした?

大家)あ〜確か何か”パンフレット”みたいなものは持ってたね、それがどうかしたのかい?

○○)ちっ、アイツやっぱりそうか……ありがとうございました大家さん‼️

俺は急いでバイクを停めてある駐車場に向かった

駐車場

○○)一応確認用にあの人にかけるか

俺はスマホをとりだしとある人物に電話をかけた

??)もしもし?

○○)久しぶりにお電話すいません”真夏さん”

秋元真夏 飛鳥との関わりのある人物の1人、真夏さんは飛鳥の友人でもある為俺はひとつの賭けに出た

真夏)あ、○○君どうしたの?

○○)飛鳥、最近会いました?

真夏)(あの事かな?)い、いいや?会ってないよ?

○○)そうですか。飛鳥って俺のことどう思ってました?

真夏)そりゃあ勿論大好きだって言ってたよ?それはべらべらと君との惚れ話ばっかり聞かされてたから、でも”引っ越すから会えないの寂しいとは”ってあ……

○○)はぁ〜やっぱりか

真夏)あ〜えっとね○○君?

○○)別に、貴女を怒るつもりも説教するつもりもないですよ。んじゃあ俺はアイツに会ってくるんで

真夏)え?居場所分かるの?

○○)アイツの考えることは分かってるんで。

俺は電話を切ってとある場所に向かった

??にて、飛鳥side

飛鳥)○○のやつ、怒ってるかな……

私は座りながらそう言った

私はとある事情によりアメリカに引っ越すことになった、勿論○○には言ってないし送別会にも呼んでもない

だって言ってたらアイツと離れるのが寂しいから、高校から付き合ってたアイツと離れるのが嫌だから。けど、引っ越すから……引っ越す為にもその寂しさを和らげようとアイツとは別れた。その方が私らしいかなって

飛鳥)あ、メール来てる……

板胸女へ
あんまり俺を舐めんな
バカ○○より

飛鳥)板胸女って……ふふっ笑

私はふと高校の時を思い出していた。

高校の時、私は成績優秀アイツは金髪のバカ
私は昔のアイツを知っていたから強く当たっていた
けどお互いが正直になれず喧嘩ばかり

飛鳥)○○に、会いたい……

??)ったく、それならさっさと言えよ板胸女

飛鳥)え?

私は頭を上げると”アイツがいた”

飛鳥)な、なんでいんの!?

○○)俺を誰だと思ってんだ?お前の思考ぐらい読めるっつーの

アイツは私にデコピンをかました

飛鳥)痛っ……

飛鳥)いつ分かったの?

○○)そりゃあ……

○○side

俺はバイクで”空港に向かっていた”

○○)ったく、アイツときたら……引っ越すぐらい言えっつーの

俺は飛鳥のことをよく知っていた、アイツは自分自身に関係があると彼氏の俺にでさえ秘密にするタイプのやつ

○○)アイツの事だきっと行き先はアメリカら辺だろうな……はぁ、後でデコピンでもかますかね

そして現在

飛鳥)○○……

○○)寂しくなりたくねぇからって別れることねぇだろ?

飛鳥)○○の夢の邪魔したくなかったから……悪い?

○○)あぁ、十分悪ぃっつーの

俺は今度はチョップをかました

飛鳥)だから痛いって………ば

俺は飛鳥を抱きしめた

○○)別れるとか言うなよ……悲しくなるだろうが

飛鳥)○○……

○○)頼むから二度とそんなこと言うな、俺は飛鳥の別れるの嫌なんだよ……

飛鳥)私だって○○と別れるの嫌だよ、けど寂しいのはもっと嫌。

○○)なぁ飛鳥、もう1回やり直そう?

飛鳥)○○と遠距離なんて私耐えられないよ。

○○)確かに会えないのは俺も嫌だ。だから今約束しないか?

飛鳥)約束?

俺は飛鳥を離して、後ずさり膝を曲げ……

○○)齋藤飛鳥、俺の夢を実現出来たら必ず君を迎えに行く

○○)だから、その時は………

○○)俺と、結婚してください‼️

飛鳥)○○……

飛鳥は1歩俺の方に進みこう言った

飛鳥)そんなこと言われたらハイしか言えないじゃん……ばか。

飛鳥)約束……だよ?

○○)勿論だ。

俺は立ち上がった……

飛鳥)ん。

その時、飛鳥は少し背伸びをして俺にキスをした

飛鳥)これはその約束の証、絶対忘れんなよ?

○○)おう‼️

飛鳥は飛行機に向かった。

飛鳥)ねぇ‼️

○○)ん?

飛鳥は振り向きながらこう言った

飛鳥)○○のこと、大好きだよ‼️


その時の飛鳥の笑顔は宝石よりも美しかった


END

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