大嫌いなはずだった。
真夏の8月、俺はいつも通り教室で勉強していた………はずなのに
??)また勉強してるんだおバカさん
○○)うっせぇよ、板胸
??)はぁ⁉️
男子1)おっ、出たでた○○と飛鳥の夫婦喧嘩笑
飛鳥・○○)夫婦じゃない!!/じゃねぇよ!!
齋藤飛鳥、やたらと俺の事を煽ってくる板胸……じゃない、ちょっと頭のイイウザイやつ
飛鳥)こんなやつと一緒にされると私までバカになる
○○)ったりめぇだ、お前みたいな板胸より隣のクラスの与田さんの方がマシだわ笑
飛鳥)だから誰が板胸だコラ!!
○○)お前以外誰がいんだよ笑
飛鳥)この……バカ○○!!
○○)誰がバカだゴラァ!!
女子)あの2人付き合えばいいのに笑
飛鳥・○○)絶対嫌だ‼️
男子)息ピッタリだし笑
飛鳥・○○)マネするな!!
男子)またハモった笑
俺は齋藤が嫌いだ、優等生ぶったり頭が良い人振ったりなど私は頑張ってる人って強調しているのが嫌いだ。
○○)ったく、なんでいっつも俺の所にくんだよ。優等生なら優等生らしく勉強しとけよ
飛鳥)別に、アンタが可哀想に見えたから話しかけてるだけ。勉強しなくても頭いいから
飛鳥side
私はアイツが嫌い。アイツはいつも陽キャぶって勉強しずに馬鹿になってばっかり、ホントのアイツは頭が良くて私は………いや、絶対言わない。言ったらアイツに負けたみたいになるから絶対言わない‼️
○○)なにぼーっとしてんだよ板胸
飛鳥)へ?
アイツはまじまじと私を見つめていた
飛鳥)なっ///こっちみんな‼️
私は思いっきりアイツにビンタをした
○○)痛ってぇ…………
飛鳥)あ、ごめん………
そうした時、アイツは私のデコにデコピンをした。
飛鳥)いたっ……
○○)お返しだ笑
私は、大嫌いなはずのアイツにまた恋をした
飛鳥)ホントうざい、うざすぎて嫌い。
○○)あっそ、俺もお前が嫌いなんだちょうどいいじゃん。
男子)離婚かぁ〜?
女子)あれ、やばくない?
男子)どうせ来週ら辺に仲直りしてんだろ笑
女子)ま、それもそうだねぇ〜笑
○○side
あれから齋藤は俺と関わるのを辞めた、辞めたおかげで清々していた……はずなのに
俺の心はポッカリ穴が開いた気分になっていた
○○)はぁ………変な気分。
飛鳥)アンタも?
○○)齋藤………なんの用だよまた馬鹿に……
飛鳥)ちょっと来て
○○)は?
飛鳥)いいから
俺は齋藤は言うがままについて行った
○○)おい、板胸女なんか喋れ…
飛鳥)………これから言うことは独り言だから
○○)はぁ?
飛鳥)私は、アンタが大嫌いなはずだったけど今は分からない。
○○)………
飛鳥)昔のアンタを知っているからかもしれない
○○)は?なんで昔の俺を知ってんだよ
飛鳥)覚えてない?中学の2位の私のこと
中学時代
昔の俺は明るい世界が嫌いだった、両親はなんでもかんでも”新時代”と言って借金までする最低な人だった
何も特徴のない俺に残るのは勉学だけだった
??)あ、あの……○○君‼️
○○)え、えっと?
??)その………良かったら一緒に……その、勉強……しない?
○○)あっ、うん。図書室でいい?
??)(。_。`)コク
俺に話しかけていた子のことをあまり覚えていない。けど、分かっていたのはその子の目は優しい目だったこと
図書室
??)その、頭いいね○○君って
○○)俺にはこれしかないから………(そう言えば誰だっけこの子)
俺はまじまじと女の子の顔を見た
??)な、なに?
○○)顔、小さくて可愛いんだね
??)へ?あ、いやその………可愛い?
○○)………うん///
俺はこの時のあの子の照れた顔、笑った顔に心惹かれた
現在
○○)……もしかしてあん時の地味な齋藤⁉️
飛鳥)そう、地味な齋藤
○○)で、でもあん時よりお前……
飛鳥)兄貴から、男は美人がタイプだって聴いたから
○○)へんな情報だな
飛鳥)アンタこそ、なんで変わったの?
○○)女は明るくてイケメン好きって妹から聴いたからな
飛鳥)アンタもどこ情報よ笑
○○)し、仕方ねぇだろ惚れた女を振り向かせる為には女である妹に聞くのが手っ取り早いんだからよ///
飛鳥)惚れた女?アンタが惚れるほど良い人いたんだ笑
○○)はぁ……ここまで気付かねぇとか板胸女も馬鹿だな
飛鳥)あ、アンタねぇ‼️
○○)俺は、齋藤飛鳥お前に惚れてんだよ
飛鳥)へ?な、なんて?
○○)なんべんも言わせんな………
○○)俺は飛鳥のことが好きだ、俺と付き合え
飛鳥)あ、え……えっとその……
○○)別に、今じゃなくていいよ
飛鳥)ち、違う///
○○)なんだよ、断るならチャチャッと言え
飛鳥)………すき。
○○)なんつった今?
飛鳥)だから、好きって言ったの‼️
飛鳥)だから、○○のことが大好きなの‼️
○○)……………
飛鳥)好き好き好き大好き‼️
○○)好き好きうっせぇわ‼️
飛鳥)なんも反応してない○○が悪い‼️
○○)ふふっ笑
飛鳥)ふふっ笑
あれから俺と飛鳥は付き合うことにした、飛鳥の要望の為俺は髪の毛を黒に戻して清楚イケメンと戻った
男子)あれ、なんか変わってね?
○○)ま、彼女の頼みだしな
男子)へぇ〜お前に彼女か相手誰だよ
飛鳥)おい○○、何してんの
○○)うっせぇよ板胸ガール
飛鳥)はいはい、どうでもいいからさっさと帰るぞ
○○)へいへい
男子)お前にしては珍しく飛鳥に従ってんな
女子)彼と帰るなんて珍しいね
飛鳥)だって
○○)しゃーねぇだろ?
○○・飛鳥)”彼女/彼氏なんだから”
帰り道
飛鳥)ね、ねぇ‼️
○○)んだよ
飛鳥)今日……泊まっていい?親居ないし
おいウチの飛鳥可愛すぎやろが
○○)どうすっかな〜
飛鳥)………あ、飛鳥ちゃんは○○と一緒に居たいなぁ〜
○○)か、可愛い……
飛鳥)〜///
○○)照れ顔可愛いなおい
大嫌いなはずだった相手は俺の初恋の相手だった。
大嫌いなはずだったアイツにまた恋をした。
大嫌いなはずだったアイツは俺の彼女
大嫌いなはずだった飛鳥とはこれからも一緒に仲良く居たい、大嫌いではなくなり俺は飛鳥が大好きだ。
END
続編https://note.com/clever_beetle882/n/n715f9e4ca093?sub_rt=share_b
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