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教室運営で思うこと(15)リスキリング時代の到来 子供たちに必要な学びとは

王道とされる大学進学や一流企業への就職は、将来の安定を約束するように思われますが、近年のリスキリングの概念がその考え方を変えつつあります。
DXの進展により、デジタル技術の習得が必要不可欠となり、これまでの知識だけでは競争に勝てなくなっています。この状況下で、プログラミング教育などの取り組みが行われていますが、現実の世界はデジタルネイティブ世代の成長を待っていられません。

※この記事では教室運営について思うところを書いています。


リスキリング時代の到来

過去(今も?)、難関大学に進学し、一流企業に就職することが成功への王道とされてきました。しかし、最近ではその考え方が変わりつつあります。なぜなら、今や我々が生きる世界は急速に変化しているからです。新しいテクノロジーやデジタルツールが普及し、これまでの仕事のやり方や知識だけでは、競争に勝つことが難しくなってきているのです。

その中で注目されているのが、「リスキリング」という言葉です。これは、自分のスキルや知識をアップデートし、新しいテクノロジーやデジタルツールを使いこなせるようになることです。DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展により、デジタル技術を活用してビジネスや組織のプロセスを改善し、新しい価値を創造する能力が求められるようになっています。

また、2020年度からは小学校でもプログラミング教育が始まりました。子供たちがデジタル時代に対応できるようにするための取り組みです。
しかし、時代は子供たちの成長を待ってはくれません。

子供たちに何を学ばせるべきか

現代の急速な変化に対応し、子供たちが将来成功するために、彼らに何を教えるべきでしょうか?
その答えの一つが、ロボットプログラミングです。

ロボットプログラミングは、子供たちにとって貴重なスキルです。
なぜなら、私たちの生活のあらゆる場面でロボットが活躍しているからです。
例えば、家庭では掃除ロボットが普及しています。さらに、炊飯器や全自動洗濯機なども含めると、自動的に人の仕事を代行するロボットは身近に存在します。
企業の例をあげると、自動車工場などでは、ロボットが危険な作業を代行し、安全で効率的な生産を支えています。

また、最新のAI(人工知能)搭載ロボットは、特定の動作だけでなく、複雑なタスクも処理できるようになっています。

ロボットプログラミングを学ぶことで、子供たちはコンピューターサイエンスや工学の基本原理を理解し、問題解決能力や論理思考力を養うことができます。さらに、チームワークやクリエイティブな発想も促進されます。
重要なのは、ロボットプログラミングを通じて、子供たちが自らのアイデアを形にする楽しさや喜びを体験し、自信を持つことができるという点です。

私たち大人が子供たちの未来のために提供すべきは、STEAM(Science, Technology, Engineering, Art, Mathematics)教育です。その選択肢の一つとして、ロボットプログラミングを積極的に取り入れることが重要です。

いつ学ばせるべきか

ロボットプログラミングなどの新しいスキルを子供たちに学ばせるべきタイミングはいつが最適でしょうか?
日本の教育システムでは、中学受験、高校受験、大学受験と受験対策のために一定期間学習に集中する必要があります。そのため、子供たちに新しいスキルを学ばせるには、時間的な制約があります。

このような事情を考えると、ロボットプログラミングなどの重要なスキルは、小学生のうちに学ばせるのがベターと考えます。なぜなら、小学生のうちに基礎的な理解を身につけることで、中学や高校、そして大学でより高度な知識を習得する準備ができるからです。

また、小学生のうちに新しいスキルを学ぶことで、子供たちは将来のキャリア選択にも早い段階で興味を持つことができます。そして、自らの興味や能力に合った進路を見つけることができるでしょう。

つまり、子供たちに新しいスキルを学ばせるタイミングとしては、小学生の時期が最も適しています。早い段階で基礎を固め、将来に向けて準備を整えることが大切です。

リスキリング時代を生きる子供たち

リスキリング時代を生きる子供たちにとって、テクノロジーと学び続ける姿勢が極めて重要です。現代はAI(人工知能)という実用レベルのテクノロジーを持つことで、変化が常態化する未来を作り出しています。従来の知識やスキルだけではなく、新しいテクノロジーやデジタルツールを使いこなす能力が不可欠です。

その中でも、ロボットプログラミングはコンピューターサイエンスや工学の基本原理を理解し、問題解決能力や論理思考力を身につけるのに適しています。

さらに、子供たちには学び続ける姿勢が求められます。日々変化するテクノロジーや社会に適応するためには、好奇心や向上心を持って新しいことを学び続けることが不可欠です。そのためには小さな頃から学ぶ環境や機会を提供することが必要です。

ロボットプログラミングなどのスキルを学ぶことで、基礎を固め、将来に向けて準備を整えることができます。そして、学び続ける姿勢を養うことで、リスキリング時代を生き抜く力を身につけることができます。

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