さとっち先生

下関市、宇部市でエジソンアカデミーを運営。オーナー兼インストラクター(個人事業主)。 …

さとっち先生

下関市、宇部市でエジソンアカデミーを運営。オーナー兼インストラクター(個人事業主)。 元IT技術研修の講師。ネットワーク技術の解説など雑誌へ寄稿。AI時代でも役立つ普遍的なスキルを子供たちに伝えています。

最近の記事

AIの普及と雇用の未来を考えてみた

約10日間、「AIが普及すると仕事が無くなるのか」をテーマに、ChatGPTを相手にディベートの壁打ちをしてきました。 議論をするほどに知識を持ち合わせていないことを痛感し、インターネットで論文を見つけては、日本語に翻訳して読み、その論文をChatGPTに読ませ、またディベートするの繰り返し。 無駄に時間を溶かしてしまいました。 一度区切りをつけるため、備忘録をかねてnoteの記事にしました。 1. AIと雇用の未来についての研究発端となった論文 「AIに仕事を奪われる」

    • 5分でわかる!人工知能(AI)の歴史

      人工知能(AI)は、機械が人間のように「考え、学び、判断し、問題を解決する」能力を模倣する技術です。この分野は、数学、心理学、言語学、コンピュータ科学など多岐にわたる知識が集結して進化してきました。AIの歴史を振り返ってみると、時代ごとに「ブーム」と呼ばれる熱狂的な期間を経て、現在に至っています。それぞれのブームは、特定の技術的進歩や理論的発展に特徴があります。 第1次ブーム:認識と論理の時代(1956年 - 1974年)ダートマス会議 1956年、AIの歴史において象徴

      • 教室運営で思うこと(20) ChatGPTで壁打ちする日々

        2022年11月に登場したOpenAI社の生成AI「ChatGPT」。 会話の文脈を覚えており、自然な会話でやり取りができ、驚きをもってメディアでも紹介されました。 そのChatGPTに初めて触れたのは2023年7月ごろ。 2、3日触っただけで「すごいけど仕事にどう使うのかな?」と思い、以降触れることはありませんでした。 2024年に入ってからChatGPTのすごさに改めて気付かされ、以来ほぼ毎日自分の考えやアイデアを整理するために使っています。 今回はChatGPTを使い始

        • 教室運営で思うこと(19)雇用の未来とその準備

          「AIが半分の仕事を奪う」という話題が注目されたのが2015年。AIに置き換えられる仕事、置き換えられない仕事が例示され話題になりました。 その後、雇用の将来の研究が盛んに行われ、半分の職業がなくなるというのは言い過ぎで9%前後が妥当という見方もあるそうです。 未来予測というのは難しいものですが、教室で顔を合わせる子供達にかかわることなので、いろいろ調べたことがらを、かいつまんでお話しようと思います。(詳細については別記事にする予定です。ちょっと硬め) ※この記事では教室運

        AIの普及と雇用の未来を考えてみた

          教室運営で思うこと(18)失敗に学ぶ力 レジリエンスが未来を拓く

          私たちの第一の願いは、子どもたちが安心できる環境で最大限に学び、成長することです。 いま、私たちの世界は急速にデジタル化しており、未来に向けた最良の準備の一つは、プログラミングというスキルを身につけさせることです。 しかし、ただ技術を教えるだけでなく、「失敗から学ぶ」方法を子どもたちに教えることが、彼らの成功にとって不可欠です。 失敗が学習過程でどのように重要な役割を果たし、なぜプログラミング教室がこれを促進する理想的な場所であるのかを探ります。 ※この記事では教室運

          教室運営で思うこと(18)失敗に学ぶ力 レジリエンスが未来を拓く

          プロフィール

          名前: 遠藤哲(さとっち先生) 現職: アーテック ロボットプログラミング教室 インストラクター 経歴: 1982年に富士通第一通信ソフトウェア株式会社に入社し、海外向けのデジタル電話交換機ソフトウェア開発に従事しました。その後、香港、シンガポール、ジンバブエ、アメリカなど、国際的なプロジェクトにおいて技術者として重要な役割を果たし、1995年に同社を退職。その技術力と経験を活かして、中央通信システム株式会社や株式会社メックスシステムズでの勤務を経て、1997年から教育の道

          プロフィール

          教室運営で思うこと(17)未来を創る子ども向けプログラミング教室の今とこれから

          デジタルリテラシー(情報の読み書きおよび活用する能力)が必要とされる時代です。IT人材の不足が懸念される中、子ども向けのプログラミング教室はデジタル時代の新しい習い事として登場しました。しかし、社会における受け入れ方には、まだ様々な視点があるようです。今後プログラミング教育市場が成長するのか、すこし調べてみました。 ※この記事では教室運営について思うところを書いています。 子ども向けプログラミング教室の背景「人工知能の進化が雇用を奪う」というショッキングなニュースは、オッ

          教室運営で思うこと(17)未来を創る子ども向けプログラミング教室の今とこれから

          教室運営で思うこと(16)オンライン授業を断念した理由

          私が経営する教室ではオンライン授業を導入していません。COVID-19の影響で一時的に授業を中断せざるを得ない時期がありました。感染予防対策とオンライン授業の可能性を模索するために、生徒に声をかけてオンライン授業の実験を行いましたが、その後取りやめることにしました。ここでは、その判断の理由について述べたいと思います。 ※この記事では教室運営について思うところを書いています。 オンライン授業への挑戦と限界私の実験に協力してくれた生徒たちの環境は、授業映像の表示とプログラミン

          教室運営で思うこと(16)オンライン授業を断念した理由

          教室運営で思うこと(15)リスキリング時代の到来 子供たちに必要な学びとは

          王道とされる大学進学や一流企業への就職は、将来の安定を約束するように思われますが、近年のリスキリングの概念がその考え方を変えつつあります。 DXの進展により、デジタル技術の習得が必要不可欠となり、これまでの知識だけでは競争に勝てなくなっています。この状況下で、プログラミング教育などの取り組みが行われていますが、現実の世界はデジタルネイティブ世代の成長を待っていられません。 ※この記事では教室運営について思うところを書いています。 リスキリング時代の到来過去(今も?)、難関

          教室運営で思うこと(15)リスキリング時代の到来 子供たちに必要な学びとは

          教室運営で思うこと(14)棒ほど願って針ほど叶う

          棒ほどの大きな成果を望んでも、針ほどしか叶わない(叶えることは難しい)という例えです。 夢と現実のギャップを現した言葉ですが、救いが無いわけではありません。 針ほどは叶うのです。ならば、棒よりも大きいもの、例えば電信柱ぐらい願えば、箸ほど叶うと思いませんか? ※この記事では教室運営について思うところを書いています。 棒ほど願って針ほど叶う「夢」や「希望」を叶えることは難しいことです。 誰しも「夢」や「希望」に満ち溢れてスタートします。多少の不安があったとしても、ポジティブ

          教室運営で思うこと(14)棒ほど願って針ほど叶う

          ぼくんちのクワガタ|死んだクワガタ・カブトムシの処分

          飼っていたクワガタ・カブトムシが死んじゃった時、どのように処分したらいいか困ってしまうこともあります。 自宅の庭先や公園にお墓を作って埋葬してませんか?それNGです! お墓を作ってあげたいけど虫の苦手なご両親でも、 「子供たちに命の大切さを学んでもらえるなら」、 クワガタムシ・カブトムシを飼うことを黙認されていると思います。 子供たち自身がお世話を始めた小さな命です。 ワンちゃん・猫ちゃんのように飼い主とコミュニケーションできなくても、死んでしまえば少なからずショックを受

          ぼくんちのクワガタ|死んだクワガタ・カブトムシの処分

          教室運営で思うこと(13)もしかしたらギフテッド?

          世の中には「ギフテッド」と呼ばれる特異な才能をもつ子供たちがいるそうです。本物の「ギフテッド」を知らないので比べることができなのですが、 もしかしたら私の教室にも「ギフテッド?」と思うことがあります。 ※この記事では教室運営について思うところを書いています。 ギフテッドの集まりじゃないか?時々そんな風に思うことがあります。 私は「プログラムが書けて、作文が書けないのはオカシイ」と考えているので、夏休みになると希望者がいれば「読書感想文の書き方」を特別講座として開催します。

          教室運営で思うこと(13)もしかしたらギフテッド?

          教室運営で思うこと(12)教材を授業のたびにもってきてもらう理由

          私の教室では、教室用のノートPCも用意していますが、基本的に各ご家庭で生徒用にノートPCを用意していただき、授業の度にロボット教材とノートPCを教室に持ってきてもらっています。なぜ教材の他にノートPCを用意してもらっているかその理由を書こうと思います。 ※この記事では教室運営について思うところを書いています。 ロボット教材とPCを教室に置く?私の運営する教室では、プログラミングに使用するノートPCを各御家庭で用意していただいています。それを授業のたびにロボット教材とともに持

          教室運営で思うこと(12)教材を授業のたびにもってきてもらう理由

          教室運営で思うこと(11)ありのまま見せても平気

          子どもたちと接するうえで大切にしていることの一つに「ありのままを見せる」があります。これは研修講師時代の経験から得たものです。今回はそのことを書こうと思います。 ※この記事では教室運営について思うところを書いています。 人には”嘘”を見抜く高度なセンサーがある研修講師時代、講義の途中途中に余談をいれて、緊張をほどく時間を織り交ぜます。どのような背景をもった受講者が集まっているかにもよりますが、基本1社向けの研修ですので所属であったり入社年度といった括りで受講者が集まってい

          教室運営で思うこと(11)ありのまま見せても平気

          教室運営で思うこと(10)覚悟できてますか?プログラミング教育なしのリスク

          残念ながら「プログラミング教育」の価値が正しく認識されていないように感じています。そこでプログラミングのスキルがなかった場合の未来を考えてみたいと思います。 ※この記事では教室運営について思うところを書いています。 世の中の変化に気づいてるよね?インターネットやAIなど新しいテクノロジーが社会のありようを変化させています。皆さんお気づきですよね。 この変化に適応し、未来を生き抜くためには、当たり前ですが新たなスキルや知識が求められます。 その中でも世界的なIT人材の不足が

          教室運営で思うこと(10)覚悟できてますか?プログラミング教育なしのリスク

          お知らせ「第6回 Minecraft カップ」はじまるよ!

          「第6回 マインクラフトカップ」のテーマと大会実施要項が2024年4月1日に正式発表されました。私の教室でも何人かは参加する予定です。 前回と少し違う部分があるので生徒に説明する都合もあって大会要項を整理しました。 Minecraft カップについてMinecraftカップは、世界の教育現場で活用されている 「教育版マインクラフト」 で作られたデジタル作品の内容を競い合う大会です。 2019年から始まり今年で6回目となります。 詳細は以下のリンクからご覧ください。 第6回

          お知らせ「第6回 Minecraft カップ」はじまるよ!