ヘソが茶を沸かす。

本当に慣用句って面白いなと思う。
ヘソが茶を沸かしたり、はらわたが煮えくり返ったりで腹はだいたいにおいて温度が上がるものかと思うと、肝を冷やしたりもする。

権力の犬、犬死に、とかネガティブなニュアンスで使われるワンコは可哀想。

猫っ可愛がり、猫を被る。

比較的猫は犬より慣用句界隈では優遇されていると思う。

それはさておき…

この慣用句のバリエーションの多さはさまざまな世界中の言語の中でも日本語は群を抜いている。

諺しかり、格言しかり。

文盲率がズバ抜けて低い国民的な
言語能力の高さからだと思うけど本当に言い得て妙の素敵な言い回しが溢れている。

でもだからこそ極めようと思うと底なし沼のような深みがあるわけで、

ちょっと気の利いた言い回しを使える人たちがあちらにもこちらにもごろごろいるくせに実はしっかりとした読解力を持つ人の割合というのは意外と低いらしい。

ものすごい低レベルのSNS上の詐欺紛いのプレゼンに引っかかる人が大勢いて、同時に複雑な慣用句の言い回しを理解できる人もいる。

そしてその極端な言語レベルの人が例えば同じ職場で同じような職域で働いていたりする。
そういう混沌とした社会が日本の特徴なのね。

これだけ小説が売れる。(読める人がいる)と同時に論理破綻しているフィッシングメールのようなものに引っかかる人も大勢いる。

こんな複雑な慣用句を使いこなす知的な社会なのにオレオレ詐欺が横行する。

境界知能の人が思いの外大勢いて、
そう人がカモにされているんだと堀江某などが言っていたけど…本当にそうなのだろうか?

実社会に対峙しているとそんな感じしないんだけど…

日本のレベルはもっと高いんだ!と勝手に思っているんだけど、それって絵に書いた餅?


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