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長女のこと②言葉の遅れ、療育に通う

初めて発達の遅れを指摘されたのは、保育園3歳クラスのときだ。

担任の先生との面談で、長女の発音の未熟さについて話題が出た。

同じクラスの子に「なんて言ってるのかわからない。」ということを言われてしまったそうだ。

長女の言葉について気になってはいたが、成長の範囲内かなと思っていたので、この言葉には少しショックを受けた。

もちろん担任の先生がフォローはしてくれたそううだが、先生も気になっているようである。

言いたいことをうまく伝えられない、言葉を聞き取ってもらえない。

発音が改善すれば、友達とのコミュニケーションももっと円滑になるかもしれない。

先生からの指摘もあり、地域の療育センターについて調べてみた。

連絡をとったが、3歳ではまだ言葉の発達自体が未熟であるため、言葉の教室には通えないとのこと。

時期を待って、4歳クラスの年明けになってから通うこととなった。

初めて言葉のテストをしたときに、5歳だけど4歳程度のレベルであるということを言われ、遅れがあることがわかった。

発声の練習をすることで改善できることもあるため、そのあたりを中心に訓練することになった。

長女が特に言いにくかったのが「カ行」「ガ行」「ラ行」

「カメ」→「タメ」など、音が正しく言えていないことが多かった。

また「ロボット」→「ボロット」など、音の順序が入れ替わってしまうこともあったり、「みかん」→「みか」など、一つ一つの音節で発音できていないことがあった。

通い始めは私の2回目の育休中であったこともあり、毎週療育に一緒に通うことができた。

1週間にひとつずつ、音の出し方を練習していった。

「か」の音の出し方、単語の中での音の出し方、短文の中での音の出し方など舌の動きを見ながら丁寧に指導してもらった。

うまくできないことに向き合わなければならないため、寝てしまうこともあったり、癇癪を起こすこともあった。

でも段々慣れてきて、長女は言葉の教室で先生に会うのを楽しみにするようになっていた。

毎回指導を見させてもらったのは教員としてもとても勉強になった。

・自分に丁度良い課題で、できることが増えていくこと
・自分の話を1対1で聞いてくれること
・できたときには褒めてもらったり、スタンプのご褒美があること
・指導の最後には大好きな読み聞かせがあること

こんなことが長女にはとても嬉しかったのだと思う。

最初は正しい発音を身につけさせなきゃという気持ちだったが、それ以上に大切なことをたくさん学べたことが良かった。

いまだに怪しい発音の言葉はたくさんあるのだが、成長がたくさん見られた1年だった。

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